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ろっくんのうさ日記

12歳のネザーランドドワーフのろっくんと我が家の庭に居ついた猫たちとの楽しい暮らしを綴ります。

老いても元気で。

2015-08-23 16:57:31 | うさぎ

★ 一昨日の夕方、京都市内に出かけていたお母ちゃんが帰ってくるなり「今日はお寿司を買ってきたよ。」と言って、さっそく包みを開けだした。中にはマグロ、いか、イクラ、ウニが一貫ずつ入っているが、家族で食べるには少なすぎる。それより気になるのは、お母ちゃんがこちらの顔色を窺いながらニヤニヤしていることだ。そして、「どうや?本物みたいやろ。これ全部和菓子で作ったんやで。」とお母ちゃんは得意顔で白状した。

 この握り寿司はその日の和菓子教室で作ったものの一つということで、パッと目には確かに本物と見紛う出来栄えだ。その日のうちにいただけるものと思っていたが、来月に上のお姉ちゃんが旦那さんと一緒に韓国から帰って来た時に食べさせてあげたいので、それまでとって置くとのことだ。早く食べないと腐ってしまうのではと心配になるが、和菓子は冷凍保存すれば結構日持ちがするそうだ。

★ ろっくんは規則正しく相変わらず特に変化のない生活を続けている。とはいうものの、少しずつではあるが老いの雰囲気が濃くなりつつあるように感じる。つい先ごろまでいつも大きく見開いていた目が今は半分くらい閉じているし、毛繕いはしていても毛並みの乱れが目につきだした。

 日常のしぐさの端々にもちょっとした変化が見える。バナナを食べる時に皿の中に前足を置いたままにしたりとか、小松菜を食べる時には葉を前足で踏みつけているようになったとか、ほんの些細なことではあるが気づくことがある。こんな取るに足らないことだけれど、長年の間毎日ろっくんの行動を目にしているとその微妙な変化にも注意がいってしまう。これから先もいろいろと変化していくことがあるだろうが、いつまでも元気に過ごして欲しい。

★ 暑さが少し緩み、日中でも猫たちが庭で過ごす時間が増えてきた。デッキの上で日向ぼっこをするにはまだ暑すぎるので、コウやフクは葉陰を探して涼んでいる。地面に寝そべっているので、気になるのはダニやノミが身体につかないかということだ。

 そこで、コウ、フク、シッポの3匹には毎月ごとにノミとダニの薬を与えている。以前は錠剤のものを餌に混ぜて与えていたのだが、シッポはすんなり食べるが、コウとフクは匂いを嗅ぎ分けて薬だけを食べずに残してしまう。そこで、動物病院で相談したところ、液状の薬もあるが普通野良は近づくと逃げてしまうので餌に混ぜてやる錠剤の方がよいと考え、それを処方していたとのことだった。

 でも、我が家に寄り集まる3匹は皆触ることは勿論、抱き上げることもできることを説明し、以後は液状の薬をもらうようになった。この薬はスポイト状の容器に入っていて、これを猫の首筋に垂らしてつけてやる。これで3匹ともちゃんと施薬できるようになり、ノミ・ダニ対策は一応整った。

 この甲斐あってか、コウとフクは病気や怪我をすることなく元気に過ごしている。母猫のみいからの縁で我が家に居つくことになったコウとフクであるが、わずか3歳で亡くなったみいの分までもできるだけ長く幸せな日々を元気に過ごして欲しい。

猛暑も一段落です。

2015-08-16 18:02:19 | うさぎ

★ 毎日の最高気温が次第に下がりだし、今年の夏もようやく暑さのピークを過ぎつつあるようだが、まだまだ油断は禁物だ。
 6月初めに植えたほおずきは今では実がかなり膨らみ、外側がオレンジ色に色づき始めている。庭の一隅のちょっとした変化からも季節の移ろいが感じられる。

 ほおずきをまだ見たことのないろっくんのために実を一つ取ってきてやったところ、ろっくんはふんふんと匂いをかぎ始めた。これが花ならすぐに食べてしまうに違いないが、案の定実だから全く関心を示さず、鼻先でぽいっと投げ飛ばしてしまった。ところで、この外皮をめくってみたところ、中の実は想像に反してまだ小さく固かったので、とてもほおずき笛にして鳴らすことができなかった。

★ ゴーヤの実も今年のものは例年ほど大きく育たない種類のようだ。まだ小さいからと取らないでいると、じきに黄色くなって熟れ過ぎになってしまう。だから少々小さめでも収穫することにしているのだが、今回はまとまった量が取れたので、お母ちゃんは今年初のゴーヤの佃煮を作った。

 まずはゴーヤを縦に二つに割り、中の種とわたをスプーンで取り除く。次にたっぷりのお湯の中で3分間湯がき、その後1cm幅に切ってゴーヤ1.5kgに対し醤油とみりんをそれぞれ1カップ入れて中火で水分がなくなるまで煮詰める。

 更に、酢120ccと砂糖250gを加え煮詰める。汁気がなくなったら、鰹節とゴマを適量入れて混ぜる。お母ちゃん曰く、上手に作るポイントは、①あまり混ぜ返さないこと、②調味料は1度に全部入れず分けて入れること、③砂糖は量を減らすと食感が変わるので分量は守ることとのことだ。日持ちもするのでゴーヤが取れすぎて困っている方は、試してみてはいかがでしょうか。

★ ろっくんは毎日ゆったり過ごしている。ほとんど寝ていることが多いが、食事はきちんと食べるので餌のペレットの残りが少なくなってきた。それに足の爪がずいぶん伸びてきた。前回ケアしてもらいにペットショップへ行ったのが5月6日だったので、3ヵ月以上たっている。この暑さの中ろっくんを連れ出すのは心配ではあるが、昨日思い切って出かけることとなった。

 ろっくんは、目が悪くなる前はキャリーボックスを見た途端に逃げ回ったので出かける時は一苦労だった、今ではボックスを目の前にしても分からないのか容易に入れることができるので楽になった。店でケアしてもらった後で体重を量ると700gだった。前回が720gで、約1年前が760gだったので体重は減ってはいるけれど、まだ足腰がしっかりしているのでまだまだ大丈夫だろうとのことだ。

★ 前回書いたように、フクはシッポを怖がるようになり、以前ほどシッポに近寄らなくなり、その分我が家の庭で過ごす時間が長くなってきた。暑い盛りは姿が見えないけれど、少し涼んでくると植木鉢の中やサツキの木の下、ウッドデッキの上などで寝転がっていてるのを見かける。そして、人が外へ出てくると相手をして欲しそうにすぐに近寄って来て、身体を擦りつけてくる。

 最近気がついたのだが、フクはコウに劣らずかなりすばしっこくなってきた。横になっていても、周囲の鳥やセミの物音に敏感に反応し、その方向をじっと見つめ、狙いを定めると猛然と木を駆け上りセミならば容易に捕まえてくる。

 突然セミが鳴き騒ぐ声が聞こえて来た時に外へ出てみると、フクが捕まえたセミをくわえて遊んでいる。ちゃんと餌を食べているので、飢えを満たすためにセミを捕まえている訳ではなく、もてあそんで楽しんでいるだけのようだ。夏が終わりセミがいなくなったら、次は何をして退屈をまぎらわすのだろうか。

もうしばらくの辛抱です。

2015-08-09 17:50:00 | うさぎ

★ 暦の上では昨日は立秋だそうで、少しは暑さが和らぐかと期待したが、今日もうだるような暑さとなった。京都では今日の最高気温が36.6℃となり、これで猛暑日は10日連続となった。2年前は16日連続したそうなので、この暑さにもうしばらくの辛抱が必要のようだ。
 我が家ではエアコンのおかげで1階はなんとか過ごせるが、階段を登るにつれ温度が上がるのが明らかに感じられ、2階は窓を全部開けているにもかかわらず蒸し風呂状態となっている。階段の途中の飾り窓にある鉄製のウサギの置物も触ると熱を帯びているのがはっきり分かる。

 勿論家の外は大変な暑さであり、普段は我が家の庭で過ごしていたコウやフクは日が射している時間帯はどこかへ避難しており全く姿を現さない。午後4時ころになりコウが戻って来てもまだまだ気温が高いので、デッキの上で横たわりぐったりしている。
★ 先週のきゅうりに引き続き、今回は変形ゴーヤが出現した。このゴーヤは下半分は普通の形だが、上の黄色い部分が角ばった直方体となっており、長年ゴーヤを育てているがこんな形のものは初めて見た。実は、このゴーヤは2階のテラスになっていたもので、実がちょうど柵の間になり、そこで大きくなったために柵に挟まれた部分が成長できずこんな風になったのだ。黄色い部分はぐにゃっとしており、美味しそうには見えなかったので、食べずに処分してしまった。

 枝豆の収穫が終わり、そのプランターが空いている。そこで今度はろっくんのために小松菜を植えようと、その種を買ってきた。買ってはきたものの、なにせこの暑さのためなかなか作業を始める気にならない。でも小松菜が大好きなろっくんのために近いうちに種まきをしなければならない。

 厳しい暑さにもかかわらず、幸いにもろっくんの食欲は順調だ。主食のペレットのほかに、朝一番の乾燥パイナップルに始まり、朝のバナナ、昼の小松菜、午後4時のリンゴ、おやすみ前にもう一度乾燥パイナップルと毎日規則正しい食生活を送っている。年齢につれ食べる時間は長くかかるようになったが、すべて完食している。今では食べることが一番の楽しみのようなので、できるだけ良質のものを食べさせてあげようと思っている。

★ 食べるといえば、猫たちのご飯事情に変化が現れている。これまでは朝4時過ぎにコウ、フク、シッポの3匹がそろって待っていたのに、この頃はコウとシッポの2匹だけのことが多くなった。これはシッポを慕っていたフクがしょちゅう身体をすりすりして甘えていたのだが、近頃シッポがこれを疎ましく思ったのか、フクの顔をがぶりと噛んだのだ。

 この事件以後、フクはシッポを恐れなんとなく避けるようになり、朝も時間をずらしてひとりで来るようになったようだ。いつまでもみんなで仲良くしてくれればよいのだが、猫社会ならではの事情もあるのだろうからこれも致し方ない。

 フクとシッポは少々疎遠になったけれど、コウとフクは相変わらず仲良しだ。涼しくなった夕方頃になると庭に集まり、2匹で一緒に行動している。夜中も一緒に遊んでいて、お母ちゃんが毎夜お祖母ちゃんの家に行くときには2匹がそろってついて行く。そして、お母ちゃんが出てくるまで、1時間ほど2匹で戸の前で待っていて、また一緒に家まで帰って来るそうだ。お母ちゃんは、飼い猫でもこんなに懐きはしないだろうと言って、ろっくんと同じくらい猫たちのことをかわいがっている。

最高気温更新中。

2015-08-02 17:06:54 | うさぎ

★ 連日猛暑が続き、昨日の京都の最高気温は38.5℃とこの夏最高を記録したが、今日はさらに暑くなったようだ。この暑さに加え、近頃は日増しに家の周囲で鳴くセミの声が大きく響き渡り、一層暑さが身に染みて感じられる。
 さて、2週間前の当ブログで隣の蛇姫池のスイレンの花が消滅したことを紹介したが、今は新たな花が咲き始めた。水面を覆う緑の葉と白い花を眺めていると、この厳しい暑さも少しは和らいでくる。

 できれば避けたいこの暑さであるけれど、お母ちゃんが毎年行っている梅干づくりには欠かすことができない。デッキの上がいつも梅を干す場所となっていて、猫たちが家に寄りつくようになってからは母ちゃんはこの場所に干すと猫がいたずらをするのではと心配していた。しかし、あまりの暑さに猫たちはまったく姿を見せず、今年も無事に美味しい梅干しに仕上がりそうだ。

 庭のきゅうりにはこの陽射しは強すぎるのか、近頃とれる実の中に形のいびつなものが目立ってきた。形は変でも、食べれば普通の味なので、とれたものはみんなおいしく頂いている。

★ うさぎにとっては一年のうちでこの夏の季節が最も過ごしにくい時期であり、これまではろっくんは時間帯によって一番涼しい場所を求めて、家の中でいろいろ居場所を変えていた。けれども今は一日中リビングの敷物の上だけで過ごしている。

 そして一日のほとんどをうつらうつらして過ごしている。最初は普通に座っていたと思ったら、次第に頭が下がってきて、まっすぐのばした2本の前足にあごをのせてうとうとし始めた。次に見た時には、前足を大きく広げ、その間にぺったりと顔を伏せて寝ていた。
 時にはくるんと身体を丸めて寝ていることもある。長年我が家で暮らしているうちに、すっかりこの家に馴染み、何の警戒心を抱くこともなく無防備な姿を見せてくれているのだろう。ろっくんはすっかりお爺さんになってしまったけれど、その寝姿を見ていると子供のころ以上にかわいく感じられる。

★ この暑さで心配なのは猫たちのことである。朝ごはんを食べてから、まだ涼しい間は庭で過ごしているが、太陽が照りだした頃になる姿が見えなくなる。どこで過ごしているのかは分からないが、それぞれ涼しい場所を見つけていてくれればと願っている。
 午後4時くらいになってもまだまだ暑さは引かないが、そろそろ猫たちが庭に戻ってくる。一番早いのはコウで、玄関前のハナミズキの木の根元で待っているのをよく見かける。

 フクはこのところ野菜のプランターそばのカエデの植木鉢の中がお気に入りで、だいたいその中でくるまっている。この場所が午後もっとも遅い時間まで日が当たっている場所なので植木鉢もかなり熱を持っていると思うのだが、日が当たららなくなるとそこに戻っている。

 シッポも夕方の御飯時になると庭に姿を現し、アジサイの木の下などに寝そべって玄関の戸が開くのを待っている。夕方に激しい夕立が降った時は、ゴーヤのそばの踏み台に置いてあるベットに入り込み雨宿りしていた。この耐え難い暑さの中、野外で過ごしている猫たちのことを考えると、とにかく暑さのピークが過ぎ、少しでも涼しくなればと思ってしまう。

暑さ対策に要注意。

2015-07-26 17:44:44 | うさぎ

★ 一週間前に梅雨明け宣言が出され、いよいよ本格的な夏の季節に入った。週の半の2日ほどは雨の日となったものの、その後は好天が続き、強い日射しが降り注いでいる。午前中は日射しが家の中に差し込んでくるが、ゴーヤのカーテンのお蔭でろっくんの部屋はリビングよりも心なしか涼しげに感じられる。

 とはいえ、朝の7時過ぎには室温が30℃近くになる。ろっくんは、若かった頃には暑くなってくるとフローリングの床や敷居の金属レールの上に腹這いになり、お腹をぺたりとつけて身体を冷やそうとしたが、今ではそんな姿を見ることはなくなった。ろっくんは年をとるにつれ人間と同じように暑さ寒さに対する感覚がにぶってきたのかもしれない。

 だから、今はろっくんの健康状態にこれまで以上に注意を払い、早め早めにエアコンをつけてあげることにしている。エアコンが効いてくるとろっくんは目に見えてリラックスした様子で毛繕いを始めたりする。

 毛繕いには時間をかけているのだが、近ごろろっくんの身体の一部分の毛がくっついて固まっているのが目につく。足の部分のはろっくんが自分でなめてなんとか直すことができるが、あごの下などは自分ではできない。そこで人の手で引っ張ってやるのだが、人の手を感じるとろっくんはくるっと身体の向きを変えてしまい思うようにいかない。何度かやっているうちに要領を覚え、手際良くなった。これからは、人間の老人と同じように、手助けをしてやらないといけないことが増えていくようだ。

★ この猛暑の中、エアコンの効いた家の中で過ごせない猫たちは苦労しているようだ。シッポは午後に餌を食べに来たとき、これまでは食べ終わればさっさと帰って行ったのに、今は外に出るのを渋り動こうとしない。そのうち玄関の三和土の上でごろんと横たわり寝込んでしまった。冷たい石の感触が気持ちよかったのだろう。しばらくの間そのまま寝かせておいたやった。

 フクは近頃好んでカエデの植木鉢の中で過ごしている。気温が高く暑いときは居心地が悪かろうと思うのだが、それでも出ようとしない。しかし、直接太陽の光が当たり始めるとさすがに我慢できずに移動する。

 フクはいろいろと場所をさがして歩き回り、デッキの上にあがろうとした。でも、身体を伸ばしてデッキの上を見ただけで、太陽が容赦なく照り付けていて、暑くてとても寝転んでなどいられないと分かったのだろう、結局デッキには上がらなかった。

 フクはケヤキの木陰となっている地面にごろんと横たわり、身体をくねらせてた。フクはすぐそばに人がいる時はよくこのしぐさをする。じっと人の目を見つめているのは、人にかまってもらいたい証拠だ。さらけだしたお腹やあごの下をなでてやると、うれしそうにいつまでもころんころんと転がり遊んでいる。
 
★ コウはますます狩りの腕前に磨きがかかってきた。庭の木にはたくさんのセミがとまって鳴いており、コウは三角屋根の上にあがりそのセミをじっと狙っている。そして、これと狙いを定めるとさっととびかかる。今ではケヤキの木でも一気に駆け上がり、ずっと上の方まで登っていく。以前にキジバトが巣を作った場所までも難なく登ってしまうので、鳥の巣作りはもう無理だ。コウは暑さをものともせず元気にハンティングに精を出しており、庭にセミの死骸や鳥の羽や足が落ちているのはコウの犯行の証拠だ。コウとフクは性格にだんだん違いがでてきたが、小さい頃と同様に仲良く暮らしている。