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高額薬剤23製品の概要2(分類表)

2010年05月21日 22時37分24秒 | メディカル

ニュース〜医療の今がわかる

「ドキシル」出来高算定でも、厚労省の方針に変更なし

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■ 高額薬剤23製品の概要2(分類表)
 

[保険局医療課・迫井正深企画官]
 資料「D─1─2」(2008年4月~10年3月の間に出来高算定とされた薬剤)に一覧が書いてあります。02_0519DPC評価分科会.jpg
 製品は23です。実質的な薬剤は18です。ただ、その中には対象疾患が複数ある薬剤(2番のスーテントカプセル)があるので、最終的には19薬効になります。
 

 【目次】
 P2 → 高額薬剤23製品の概要1(経緯など)
 P3 → 高額薬剤23製品の概要2(分類表)
 P4 → 分析方法
 P5 → 分析結果1 ─ 図の見方
 P6 → 分析結果2 ─ 全体の分布状況
 P7 → 分析結果3 ─ パターンⅠについて
 P8 → 分析結果4 ─ パターンⅡについて
 P9 → 分析結果5 ─ ドキソルビシンについて
 P10 → 分析結果6 ─ ソラフェニブトシル酸塩など3薬剤
 P11 → 分析結果7 ─ まとめ
 P12 → 今後の対応案
 P13 → 「他の高額薬剤を考える場合にも大変重要」 ─ 齊藤委員
 P14 → 「価格は高いが在院日数が短いのが理由」 ─ 山口委員
 P15 → 「傾きか平行移動かで今後の方向が違う」 ─ 伊藤委員


高額薬剤23製品の概要1(経緯など)

2010年05月21日 22時32分50秒 | メディカル

「ドキシル」出来高算定でも、厚労省の方針に変更なし

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■ 高額薬剤23製品の概要1(経緯など)
 

[西岡清分科会長(横浜市立みなと赤十字病院長)]
 「平成22年度診療報酬改定(DPC)における高額薬剤の取り扱いに関する検討結果」について、事務局(保険局医療課)より説明をお願いします。

[保険局医療課・迫井正深企画官]
 医療課企画官でございます。資料「D─1─1」(高額薬剤の取り扱いに関する検討結果)をベースに説明します。

 高額薬剤の取り扱いについて、4月21日の中医協で(診療側委員から)ご指摘を受けたことも踏まえ、前回(4月22日)のDPC評価分科会で、「平成20年度改定以降、22年の改定までに新規に収載された薬剤のうち高額なもの(23製品)の取り扱いについて整理が必要である」ということをご報告して作業しました。

 概要は資料に書いてあります。01_0519DPC評価分科会.jpg ▼ 新規に保険収載された一定の高額薬剤を使用する患者については、DPCで直ちに包括評価とはせず(出来高算定扱い)、その後の診療報酬改定で原則としてDPCによる包括評価に移行することとされ(07年6月22日中医協・基本小委)、それ以降はこうした運用で対応している。
 一方、このような新規収載時に出来高とされた高額薬剤が改定時に包括評価へ移行する際の実際上の取扱いについて、4月21日の中医協総会で診療側の安達秀樹委員(京都府医師会副会長)が厚労省の対応を求めた。
 「卵巣癌の抗癌剤を今回の改定で包括の中に入れてしまった。つまり、『プラスマイナス1SDの範囲だ』という(厚労省の)判定だったと思う。しかし、実際にはDPCの点数だと医療機関は赤字になる。赤字になってやってくれるほど医療機関は経済的に余裕がない。だけど、目の前には治療の必要な患者さんがおられる。どうするのかということで患者さん方にとっても医療機関にとっても極めて悩みの大きい問題。患者さんの治療ができないことが起こらないようにお願いを申し上げておきたい」
 遠藤久夫会長(学習院大経済学部教授)も、「包括化のデメリットの最たるものは有効な医療が経済的な理由によって使われないということ」と指摘。「値づけの問題も含めて慎重に、かつ至急検討を進めていただきたい」と提案し、了承された。
 これを受けた翌22日のDPC評価分科会では、これまでと同様に賛否が分かれた。一部の病院関係者が出来高算定とすることを求めたが、包括払いであるDPC制度を揺るがすことになるという反対意見が相次いだ。実態に合わせて精緻化を進めてしまうとDPCが出来高払いに近づいてしまうのでケシカランという、いつもの理屈の大合唱だった。ただ、彼ら反対派の巧みなところは高額薬剤の取り扱いに関する論点で正面切って反対するのではなく、これとは別のDPC全般にわたる議論の中で反対したこと。
 齊藤壽一委員(社会保険中央総合病院名誉院長)は「精緻化が独り歩きするのは問題だ」と語気を強め、これに"出来高払い派"の小山信彌分科会長代理(東邦大医療センター大森病院心臓血管外科部長)も、「精緻化するとDPCが違う方向に行ってしまう」と同調した。「包括払い」というDPC制度の根幹を壊さないようにしたいが高額薬剤のために赤字になってしまうのは困るという趣旨の主張で、こうした議論は以前からずっと続いている。
 このDPC評価分科会では明確な結論が出せないように思われたが、卵巣がん体験者の会「スマイリー」代表の片木美穂さんらの働きかけを受けて足立信也・厚生労働大臣政務官が動いたらしい。今回5月19日のDPC評価分科会でひとまず決着する運びとなった。次回5月26日の中医協総会で正式に決まる見通し。

 

 【目次】
 P2 → 高額薬剤23製品の概要1(経緯など)
 P3 → 高額薬剤23製品の概要2(分類表)
 P4 → 分析方法
 P5 → 分析結果1 ─ 図の見方
 P6 → 分析結果2 ─ 全体の分布状況
 P7 → 分析結果3 ─ パターンⅠについて
 P8 → 分析結果4 ─ パターンⅡについて
 P9 → 分析結果5 ─ ドキソルビシンについて
 P10 → 分析結果6 ─ ソラフェニブトシル酸塩など3薬剤
 P11 → 分析結果7 ─ まとめ
 P12 → 今後の対応案
 P13 → 「他の高額薬剤を考える場合にも大変重要」 ─ 齊藤委員
 P14 → 「価格は高いが在院日数が短いのが理由」 ─ 山口委員
 P15 → 「傾きか平行移動かで今後の方向が違う」 ─ 伊藤委


「ドキシル」出来高算定でも、厚労省の方針に変更なし

2010年05月21日 22時30分02秒 | メディカル
<CAPTION align=bottom>このマトリックス表はニュースのカテゴリーを示しています。そのカテゴリーのニュースだけ読むことができます。</CAPTION>
  法・ルール・制度 お金 主体
既にあるもの 論議中のもの 既にあるもの 論議中のもの 患者・国民 従事者 供給者・組織 企業 学会・団体 自治体 国
医療 医療/既存の法・制度 医療/未然の法・制度 医療/既存のお金 医療/未然のお金 医療/患者・国民 医療/従事者 医療/機関・施設 医療/企業 医療/学会・団体 医療/自治体 医療/国
介護・福祉 介護・福祉/既存の法・制度 介護・福祉/未然の法・制度 介護・福祉/既存のお金 介護・福祉/未然のお金 介護・福祉/患者・国民 介護・福祉/従事者 介護・福祉/機関・施設 介護・福祉/企業 介護・福祉/学会・団体 介護・福祉/自治体 介護・福祉/国
薬事 薬事/既存の法・制度 薬事/未然の法・制度 薬事/既存のお金 薬事/未然のお金 薬事/患者・国民 薬事/従事者 薬事/機関・施設 薬事/企業 薬事/学会・団体 薬事/自治体 薬事/国

ニュース〜医療の今がわかる

「ドキシル」出来高算定でも、厚労省の方針に変更なし

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厚労省企画官をただす齊藤委員0519.jpg 抗がん剤など高額な薬剤を使用した場合にDPC(包括払い)では不採算になってしまう問題について厚生労働省は5月19日、卵巣がんに関する5つの診断群分類を出来高算定とする対応案を中医協の分科会に示し、了承された。しかし、高額薬剤の使用に伴う不採算への対応について、従来の方針を変更して出来高算定としたわけではない。(新井裕充)

 厚労省案によると、次期改定まで出来高算定とするのは卵巣がんの治療薬「ドキシル注20mg」(一般名=ドキソルビシン)に関連する5つの診断群分類。5月26日の中央社会保険医療協議会(中医協)で正式に承認されれば6月からの変更も考えられるが、同省の担当者は「中医協の議論次第」としている。

 ドキソルビシンは昨年4月に卵巣がんの適応が追加され、現行ルールに従って2010年度改定までは出来高算定だったが、今年4月の診療報酬改定で包括払いに組み込まれてしまった。このため、不採算のために同剤が使われなくなる懸念が卵巣がんの患者会などから出ていた。

 厚労省は5月19日、DPC評価分科会(分科会長=西岡清・横浜市立みなと赤十字病院長)で高額薬剤に関する分析結果を示し、「ドキソルビシンは他の高額薬剤との比較を見ても別の診断群分類を設定した包括評価の導入を検討する必要があった」とした。
 その上で、診断群分類の見直しは医事会計システムの変更など医療現場に影響を与えることから、「当面の間、対象となる診断群分類に該当する患者については出来高算定とする。当該診断群分類に該当する場合はドキソルビシンを使用するしないにかかわらず出来高算定とする」との対応案を示し、反対意見なく了承された。

【医療機関の赤字には配慮しない方針】
 高額薬剤の取り扱いをめぐっては、入院医療費の包括払い制度(DPC)を導入している病院で患者の治療に支障が出ることが以前から問題視されている。1日当たりの入院費の中に投薬の費用が含まれているため、高額薬剤費が包括化されて赤字になってしまう場合には、その使用を控える傾向にあるといわれる。
 このため、一定の高額薬剤は包括払いから外して出来高算定にすべきとの声もある。しかし、厚労省は高額薬剤を出来高算定にせず包括化する姿勢を崩さない。

 昨年7月6日の同分科会で厚労省の担当者は「高額薬剤を使用した場合と使用しなかった場合でツリー(診断群分類)を分けざるを得ない。このことを考慮すると、高額薬剤を出来高で評価する必要はなくなってしまう」と説明。出来高払いにせず、新たな診断群分類をつくって対応すること(包括払い)を提案し、その後の中医協でも了承された。
 ただ、高額薬剤のうち抗がん剤については、現行ルールの検証を求める意見が中医協の診療側から再三にわたって出され、中医協下部組織のDPC評価分科会で検討を進めることになっていた。

【今後の課題は基準の射程範囲】
 今回、厚労省は「薬剤の使用に伴い平均在院日数が短くなってコストが増える」というケースは新たな診断群分類で対応するという基準を示した。ドキソルビシンはこの基準に該当する薬剤であったため、新規の診断群分類をつくって対応するケースだったと結論付けた。
 ただ、ドキソルビシンの使用が想定される5つの診断群分類を見直すことは現場に影響を与えるため、次期改定までの間は出来高算定とした。今後、高額薬剤の取り扱いについて同分科会で検討を進める方針。

 今後の課題は、厚労省が示した基準の射程範囲。今回、厚労省は「平均在院日数」をX軸、「医療資源の投入量」をY軸として、ドキソルビシンの分布が「Y=Xから離れた所にある」という理由で同剤を別扱いにした。
 しかし、「離れている」の意味について、DPC評価分科会の委員から「(Y=Xの)傾きか、平行移動か(いずれを基準にするか)によって今後の方向が違う」との意見も出ている。

 今回のドキソルビシンのようなケースは「氷山の一角」との声もあるため、次回5月26日の中医協で診療側の委員がどこまで踏み込んだ主張を展開するかが注目される。「ドキソルビシンについては、これで良かった」ということで終わるだろうか─。

 ▼ 高額薬剤の使用に伴う不採算解消の"抜け道"として、DPC病院に入院中の患者を他の医療機関で外来受診させる方法もあるが、厚労省はこれを封じている。3月29日に発出した「疑義解釈その1(DPCの問116)」で、「入院中の患者が他の保険医療機関を受診した場合、外来でしか算定できない診療料は算定することができるか」との設問を示し、「算定できない」と回答している。
 この解釈に従うと、DPC病院に入院中の患者を別の専門病院などに外来受診させた場合、その外来診療分がDPC病院の持ち出しになってしまう恐れがある。このため、医療関係者などから「患者の受診抑制につながる」との批判が出ている。この件について厚労省の担当者に何度問い合わせても「DPCは包括だから」と答えるだけで、明確な理由を説明しない。

 なお、厚労省の説明と質疑応答の要旨は2ページ以下を参照。00_0519DPC評価分科会.jpg
 【目次】
 P2 → 高額薬剤23製品の概要1(経緯など)
 P3 → 高額薬剤23製品の概要2(分類表)
 P4 → 分析方法
 P5 → 分析結果1 ─ 図の見方
 P6 → 分析結果2 ─ 全体の分布状況
 P7 → 分析結果3 ─ パターンⅠについて
 P8 → 分析結果4 ─ パターンⅡについて
 P9 → 分析結果5 ─ ドキソルビシンについて
 P10 → 分析結果6 ─ ソラフェニブトシル酸塩など3薬剤
 P11 → 分析結果7 ─ まとめ
 P12 → 今後の対応案
 P13 → 「他の高額薬剤を考える場合にも大変重要」 ─ 齊藤委員
 P14 → 「価格は高いが在院日数が短いのが理由」 ─ 山口委員
 P15 → 「傾きか平行移動かで今後の方向が違う」 ─ 伊藤委員


病的なむくみ こんな病気があります④

2010年05月19日 17時24分45秒 | メディカル

病的なむくみ こんな病気があります④

投稿者: 堀米香奈子 | 投稿日時: 2009年06月23日 03:19

今回は、「病気なむくみ」の第4回。以下のようなむくみの症状について、原因疾患を見ていきます。それらの原因疾患は誰もが容易にかかるものとはいえませんが、症状の現れ方は顕著なことが多いようです。


●顔がむくんだように丸く膨らんだ顔になる。筋力が低下して手足が細くなる一方、胴体は太る。疲れやすく、あざや傷が治りにくい。骨粗しょう症や精神障害も。
 ⇒ 【 クッシング症候群 】

●頭・まぶた・腕のむくみや腫れ、場合によって頭痛がする。とくに、肺がんなどの腫瘍を抱えている人。
 ⇒ 【 上大静脈症候群 】

●脚・かかと・手のむくみ、こわばり、だるさ。とくに、子宮がん・乳がん・前立腺がんの手術や放射線治療を受けた人。
 ⇒ 【 リンパ浮腫 】

それ以外の病的なむくみについての症状チェックはこちらへ。

※なお、むくみは、医学的には「浮腫(ふしゅ)」と呼ばれます。


【 クッシング症候群 】

《症状》
顔がむくんだように丸く膨らんだ顔になります。肩や太もも、お尻などの筋力が低下して手足が細くなり、疲れやすくなる一方、胴体は脂肪がついて太ります。皮膚が薄くなってちょっとしたことでも青あざができやすく、傷が治りにくくなります。骨粗しょう症や精神障害も。ニキビが多くなったりすることもあります。骨が薄くなって背骨の圧迫骨折を起こし、身長が低くなったり、背中が痛くなることも。お腹には引き伸ばしたような紫の筋が現れることがあります。高血圧や腎結石、糖尿病のリスクが増え、うつ病や幻覚を含む精神障害が起こることがあります。女性は月経周期が不規則になり、顔の毛や体毛が濃く、頭髪は薄くなります。子どもの場合は成長が遅くなり、身長は低いまま大きくなりません。


《原因》
人は、腎臓のとなりにある副腎という臓器から、様々な種類の「副腎皮質ホルモン」(ステロイドホルモン)を分泌しています。その中の一つ「コルチゾール」は、炭水化物、脂肪、タンパク質の代謝を制御し、生体にとって必須のホルモンです。しかし何らかの原因でコルチゾールが過剰に分泌されてしまうと、上記のような症状が出てきます。最も多いケースは、間脳にある下垂体という部分に良性の腫瘍(下垂体腺腫)があるために、そこから副腎皮質刺激ホルモンが過剰に出て、副腎に働き、結果としてコルチゾールが過剰に分泌される場合です。あるいは副腎に腫瘍があって、コルチゾールが過剰に分泌される場合もあります。その他、肺や膵臓、消化管にできた腫瘍から副腎皮質刺激ホルモンが多量に分泌され、副腎に働いてコルチゾールが過剰に分泌される場合もあります。


《対処法》
心当たりがある場合は、病院で精密検査を受けてください。過剰なホルモンを作っている腫瘍が発見されたなら、それをとることが治療法の第一です。例えば下垂体腺腫の場合は、鼻の穴を通して切除でき、以前に比べ患者さんにとっても負担が軽くなっています。手術でとりきれない場合や、体力的に手術が困難な場合は、注射や内服薬による治療、放射線療法などが行われます。一方、副腎の腫瘍の場合は、体に負担の少ない内視鏡手術が数多く行われています。内視鏡手術に適さないときは、通常の手術(お腹や背中を開く方法)で副腎をとります。体力的に手術が困難な場合などは、コルチゾールを作る副腎の働きをおさえる薬を飲みます。これらの治療法で効果がなかったり、腫瘍がない場合は両方の副腎を摘出しなければなりません。副腎を両方摘出したり部分的に切除した人は、一生ステロイド薬を服用する必要があります。