クジラの漂流死体、大阪・堺の港に
2010年5月22日23時56分
大阪湾で見つかったクジラの死体=22日午後3時24分、堺市西区築港新町2丁、朝日新聞社ヘリから、荒元忠彦撮影
22日午前11時ごろ、堺市西区の堺泉北港内で、クジラの死体が浮いているのをタグボートの船長が見つけ、堺海上保安署に通報した。同署によると、体長約8メートル、幅約2メートル。同署はクジラが船舶にぶつからないよう巡視艇で岸壁まで引っ張り、ロープで固定した。今後は大阪府港湾局が陸に引き揚げ、処分方法を検討する。
水族館「海遊館」(大阪市港区)によると、頭の形などからマッコウクジラとみられるという。同館は「大阪湾でクジラが見つかるのは珍しい。和歌山県のほうから紀伊水道を上がってきたのではないか」と話している。