
10年前の問題の傾向と明らかに違うということに非常に衝撃を受けました。
昔は、記憶力や計算力を問うような問題ばかりであったのに対し、
今年の内容は、「判断力」「創造力」を問う問題が明らかに多くなっていました。
特に印象に残ったのは、問題を与えたのち、ホームセンターで自由に材料を高校生に買わせて、
自分たちで開発したアイテムを用いて課題に挑むというものです。
「知識」だけでなく、それを「知恵(アイデア)」に昇華させ、さらに「実行(開発)」にまで落とし込む内容で感動いたしました。
いわゆる、視聴者がCM中に「インターネットで検索しても答えが出てこない」問題なのだなと思いました。
それと同時に、そういった力こそが、企業がこれからの人材に求めている力なのではないかと感じました。
今、子どもたちに教えていることが「単なる知識や技術」になっていないか、
私たち自身が常に自問自答し続けていかねばと、引きしまる気持ちとなりました。
現在、いろんな教材や授業を開発中ではありますが、大切なことを忘れずに取り組んでまいります。
藤保