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公演を終えて。

2015-11-25 19:14:37 | 演劇したり
打ち上げでは、皆超ハイテンションで喋りまくるので、自分の話を聞いて欲しい皆の声はどんどん大きくなり、私の喉は次の日ガラガラでした(笑

何やってんのよ・・・

お客様をお見送りするロビーでは、皆様から温かい感想の数々を頂いて、泣きながらお礼をした日も。

数年前に亡くなった女優さんのお母様が来られて
「ゆっこがね、ふっと前を横切ったように思ったのよ。」
と言われた時は、もう涙が止まりませんでした。
演出に伝えると、演出も泣き出しました。

今、思い出しても泣けてくる。

しろとんぼでの稽古の時も、中山先生見ててくれてるかな。
とか、冗談で皆で話してたんですけども、本番も観てくれたかしら。


本番を終えて、寝る前に旦那さんがポツリと言いました。

「こんなに楽しかった事、辞める時が来るのかな。」

私は、

「私が尊敬してる人は死んで辞めて行ったなぁ」

と返しました。死ぬまで、やる。死ぬまでやりたい。

旦那さんは

「そうか、そうだよね。」

と。

私は別にお芝居を続けたいから子供を作らないとか、そんな立派な志があって今の状態に収まっている訳ではありません。でも、義母は実の母と変わらず私の演劇活動を応援してくれます。旦那さんは一緒に演劇を楽しめる人です。
義母なんか、1月ほど前にどぶにはまって4箇所も骨折やらひびやらが入っている状態で、稽古に行く私を励まし、手が動くようになれば朝ごはんを作ってくれて、惜しみなく応援してくれました。

今回の公演は、今まで以上に色々な方に応援してもらって、助けられて、協力してもらって本番を迎えられた公演でした。

観に来てくださったお客様、未来館の皆さん、殺陣の先生、客演出のかをる君、客演の皆さん、休団中の研究員、フガLaboの皆。。

全公演満席、差し入れの多さ。お花の数。。。

かをる君とのやり取りを懐かしく読み返していたら、私が送ったメッセージの中で「演劇は最後は総力戦だよ」というのがあって、手前味噌ですがまさに!と感じた公演になりました。
今までの公演だって、勿論皆さんに助けられて終えることが出来た公演ばかりですが、今回は特に。
色々な縁が繋がって、繋がって。

本番10日前の制作は地獄だよ。と自分で言いながら、本当に地獄の様な忙しさでした。
制作長はもっと大変だったでしょう。参加者の一人一人が皆大変な思いをして作り上げた舞台でした。

ありがたいことです。ありがとうございます。

これからも頑張ります。本当にありがとうございました。

罪と罰の皆、楽しかったね!またやろうね!


ただ、赤字でしたけどね!(笑

本番の話。

2015-11-25 15:33:34 | 演劇したり
初日。適度な緊張感、体調も良い。
第一声の声の通りも良さそう。イケル!

・・・と思っていたのが甘かった。

殺陣中に、舞台から飛び降りた私の右膝に激痛が。ぐは。
やっちまいました。
ここまで来て、初日に怪我とか、私、何なの。ひっこめよ。
とは言え、舞台は続く。走らねば。歩かねば、走らねば。
公演中はアドレナリン効果か、その後あまり痛みも感じず事なきを得ましたが、次の日はリハ、マチネ、ソワレの3ステ。
その日はうちの女医さんに、実はちょっと怪我しちゃったみたいなんだけど冷やすべき?と聞いて、湿布を貼ることに。。。

で、翌朝。ムーリー!これ、無理だ。膝、痛い。が、皆に言えない!が、演出に言ってリハ(私がやりたがっただけで、他の皆は嫌がってた・笑)を小返しに変えてもらおう。だって、痛いし。
演出は、私の膝のことは言わずにリハを場当たりに変えてくれました。

頭上がらん。

でも、本番が始まれば、またアドレナリン効果で痛くなくなるだろうさ。
ロキソニン入りの湿布も貼ったしね!

・・・のはずが・・・場当たり中に走ったら、痛くてびっこをひいてバレました。
あーあ。だっせーわ。私、本当にだっせーわ。

で、結局「膝やっちゃってさー!あはは」って自ら言いふらすという馬鹿さ加減。うぅぅぅ

でも、本番はやっぱりアドレナリン効果か、膝に対する恐怖心はあるものの、痛みはなし!
アドレナリン様々やで。

公演終わってから、心配してメッセージくれた子もいましたが、あっけなく治りました(笑
疲れてたのね・・・。
心配してくれてありがとう!




リハの話。

2015-11-25 09:22:48 | 演劇したり
台詞に気を取られずに、段取りにばかり頭を回転させずに、
何も考えずに、物語の冒頭、明りの下に踏み出しました。

一歩、一歩。

1場の終り、2場の冒頭。

もう少しで私の第一声。

ん?

あれ?

・・・小道具の小刀を手にしていないことに気付きました。

<てぶらー!何も持ってないー!

更に、奈落に小道具を仕込んでないことにも気付きました。

<かんざしないー!

私の異変に気付いたちーぼーが袖に走ります。
小刀を手に猛スピードで戻ってきて私に手渡してくれました。
ちーぼーありがとう!!

どうにか、かんざしも仕込みたかったけれども、代りになるものはなく、そんな時間もなく私は殺人への道を歩き出します。かんざしは、役者が座っていた椅子の中。つまり、役者のお尻の下。。。
新田君、ごめんね!!

更に、銀の火付け器も持ってないことにも気付きました。

<zippo袖やーーーー!

えの、ごめん!

教訓:何も考えずに舞台に立つ前に小道具のチェックは抜かりなくやりましょう。

自分が演出の時は、口をすっぱく小道具チェック小道具チェック言ってるのに、役者になったらこの体たらく。。。


情けない。
でも、これがリハで良かった。

・・・本当に良かった。

次に演出やる時は、皆に「小道具チェックしてねって優しく伝えよう。そうしよう。

なんだか、他にもドタバタしてたけど、何とかリハ終了。
私は色々から開放されて少し楽しむ余裕が出て来ました。


これがリハで良かった。

・・・本当に良かった。



本番3日前の話。

2015-11-25 08:55:17 | 演劇したり
義母は7歳から日舞を踊ってて、芸暦68年のプロです。
そんな義母が朝、私に
「お芝居どう?自信出てきた?」
と聞いて来ました。
「怖いよ。自信ない。楽しくやれない。」
と私は答えました。
義母は
「私がね、今度の舞台は上手く行った、やりたいことがやれた。と思ったのは40過ぎてから踊った山姥が初めてよ。座ってるだけで絵になった。ずっと観ていたかったって言われたの。7歳から踊り続けて、40過ぎまで何年踊ったと思う?舞台はね、私を見て!って思ってちゃダメなの。観てくれ!観てくれ!って動き回る役者なんて誰も観たくないのよ。楽しみなさい。自分が楽しまなくちゃ、ダメ。ゆきえちゃんはお芝居何年?」
「24年かな。年季だけ入ってるね。」
「あら、アタシなんて68年よ。まだまだね。」

私は、稽古中に台詞と段取りを考えることを辞めました。
車の中で繰り返したイメージトレーニングも辞めました。
袖に台本を持ち込むことを辞めました。


演技と演出。

2015-11-11 10:16:36 | 演劇したり
もうすぐ本番ですけども、昨日の通しがもうボロボロで、

あたしゃ何年お芝居やってんだよ。

と情けなくなること山の如し。

年々台詞の入りが悪くなって・・・つーか、演出ばっかりやってた間に脳が衰退したんだと思う。
どっちみちダメになってる。もうポンコツですよ。

お恥ずかしいことに、
ちゃんと台詞言わなくちゃ&段取り通りやらなくちゃ
ってことで頭いっぱいで気が入らない状態です。
それっぽく台詞を言って無理やり自分の気分を盛り上げてる状態です。

演出からのダメ出しにも答えられず、プロンプを入れて貰い・・・私なんか、もう、何、役者やらなきゃ良いのに。

一人で頭から台詞を通す。段取りを確認する。

ああ、こんなことやりたくない。もっとなんか、もっとちゃんと、役をやりたい。
そんなことさっさと済ませて、きっちりお芝居を楽しみたい。
もっと、温度の高いやりとりをしたい。

くそーくそー。



と言うわけで、

私がいつものように苦しんでいるお芝居が
もうすぐ上演されます!



 < 本番までに絶対なんとかするので、皆さん観に来てください・・・


フガフガLaboratory第9回研究発表会
贋作 罪と罰
作: 野田秀樹
演出: 松代屋薫(百年イラチカ)


ドストエフスキーの「罪と罰」を
野田秀樹が戯曲化した「贋作 罪と罰」。
オリジナルの初演は1995年。そして2005年に再演。
更に10年が経った今も
色褪せることのないサスペンス時代劇を、
豪華な客演と客演出を迎えて
フガLaboで初めて尽くしの公演です!!
皆様、お見逃しなく!



出演
坂本ユキ枝 ちゃ~り~ 田所龍臣(フリー)
福田ユキヒロ いちか 塚町幸憲
新田古太郎(深海シガレットムーン) 岡田広(HOUND PROJECT) 
みなみりんご 坂井紗枝 田村ちぐさ
榎ちひろ(深海シガレットムーン)





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2015年11月
21日(土)Open18:30 Start19:00
22日(日)Open13:30 Start14:00
22日(日)Open17:30 Start18:00

会場:みくに文化未来館

チケット:前売1500円 当日2000円
高校生以下前売1000円 当日1500円

※未就学児の入場はお断りいたします。


お問い合わせ:info★fugalabo.jp
チケット予約:ticket★fugalabo.jp

(★を@に変えて下さいね)


公演日前日までメールでチケット予約承ります。
タイトルに「チケット予約」本文に「お名前」「日時」「枚数」を入力し、
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制作/フガフガLaboratory