立命館大学秋田県校友会

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2019大学女子駅伝観戦記

2019年10月28日 00時53分56秒 | スポーツ
2019大学女子駅伝観戦記

奥羽山脈峠筋の紅葉は今がまさに見ごろだった。

仙台陸上競技場入口階段下に11時を前にして関係者が三々五々集結する。現場監督こと平林氏とコース変更に伴う応援場所を確認する。浅井監督が現れたので声をかける。しかし、ノーコメント。こんなことは初めて。今大会の厳しさを感じた。陸上部の関係者に1区、4区が不安だねと質問しても答えはない。レース開始が近づき、立命館はバックスタンドに陣取る。中央大の実力者五島が逃げるのは分かっていた。有力校は追いかけないだろうとの予想が大方を占めた。

レース開始から五島がダッシュする。予想に反して大東大吉村、名城大小林、そして立命御崎が張り付く。京都産業大エースであり、インカレ1500mの覇者橋本がマイペースで第二集団を引っ張る。スタミナに不安があるのか?それとも賢いのか?目の前を走る御崎の体は絞り切れていない。高校時代の強い御崎ではなかった。不安を抱えたまま1区終盤の応援場所に移動する。ワンセグで出遅れは分かっていたが、目の前を16位の御崎を見るのは忍びなかった。五島は無視するとしても、2位橋本から50秒近く遅れていた。後半失速した吉村、小林の遅れはそれぞれ6秒、15秒だった。

2区飛田には期待していた。区間3位で10位まで上げた。もしかしたら今立命で2番目に強いのではないかとひそかに思っている。2区はもったいなかった。名城大高松は不調だったのだろう。しかし、繋ぎ区間3.9Kmをかろうじて区間賞でトップに立った。

3区は7秒遅れて先頭の名城大和田を追った大東大鈴木がすぐに並びかけての競り合いが圧巻。立命真部は安定の走りで6位まで上げた。区間3位だが、鈴木に1分以上遅れたのは実力か?

4区。心配していた三浦が踏ん張った。仙台での4回生デビューは記憶にない。区間4位で6位のまま5区に引き継いだのは大きかった。

5区佐藤成葉。言わずと知れたインカレ長距離2冠。遅れを取り戻そうとオーバーペースになり、後半失速。区間4位。6位から4位に押し上げたが、3位松山大との10秒差という重い宿題を1回生アンカー高安に残してしまった。噂の城西大福島は本物だった。30分を切っての区間3位は立派。順調に伸びてほしい。

6区高安。大学入学後順調に伸びているとは監督の弁。長野東時代かなわなかった同期のライバル達に追いつき追い越すことを期待する。距離が伸び、アップダウンがきついコースをうまく利用した。松山大大内をゆっくり追い詰める。相手がくたびれた後半追いつき、引き離した。区間5位ではあったが勝負師としての駆け引きが素晴らしい。

レース終了後、反省会で十倉HCと話す機会があった。学生たちの頑張りに感謝しているのだろう。とっても明るい。ブログは選手たちのことをうまく書いてとも言った。今のメンバーをやっとやりくりして不安が渦巻いていたに違いない。コーチには有能な2回生をなんとかしてもらいたいものだ。
負け惜しみではなく、こんな出遅れから追い上げるレースも面白いと感じた。

ホテルでの懇親会では、登録された選手10人と話す機会があった。佐藤と真部は現役を続けるとのこと。御崎には2回生全員に対しての苦言を激しく。才能豊かな5人なのだから。来年の秋、強い3回生として仙台で会えることを期待したい。飛田、高安、平岡の1回生トリオはくったくのない笑顔が素敵だった。飛田には来年は5区かもしれないねと言ったら、なんとも不思議な顔をしていた。
来年はもっと不安が膨らむかもしれないと感じたのだが、杞憂に終わってほしい。
最後に、今日のMVPは三浦佑美香に決めた。監督は高安結衣と言っていたが。

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