立命館大学秋田県校友会

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2018大学女子駅伝観戦記

2018年10月29日 03時10分38秒 | スポーツ
2018大学女子駅伝観戦記

豪雨の早朝、秋田を出発する。助手席はいつものK氏。奥羽山脈を越えるころ青空が広がる。紅葉は若干若い。10時宮城陸上競技場到着。日差しはすこぶる強い。スタンド前に集まる立命関係者はいつもより多い。浅井監督が現れる。佐藤成葉の1区起用に竹中再現を感じると問う。勝つためにはやむをえないというようなニュアンス。戦力不足を実感しているのだろう。それは関、田中そして1回生御崎、坂尻らの故障回復に手間取っているのも一つの原因のようだ。

レースが始まった。1区は3回生佐藤成葉。立命最強のランナー。後ろを千切ってほしいが名城和田も強い。応援は初めて向こう正面スタンド。トラックを走る選手は目の前。現場監督はしきりにシャッターを切る。そして私たちはいつもの2区応援場所に移動する。立命の幟を見てのことだろう、声をかけてきたご婦人がいた。話を聞くと、なんと仙台在住の佐藤選手の祖母だという。娘さん(佐藤選手のおばさん)と共に、ワンセグでの応援。佐藤は5Km手前でスパートするも、結果は2秒差の区間2位。

2区は1回生太田麻衣。先頭名城大玉城を追う太田に檄を飛ばす。秋田県久しぶりの逸材、大東大鈴木優花が走るのを見届けて、3区応援場所に移動。ワンセグで推移を見守る。太田はぴったり玉城に追いすがる。後から松山大西山がひたひたと迫る。遥か後ろ13番目から追走する大東大鈴木が激しく迫り、トップをうばう。なんと12人抜き。心の中で大喝采。なぜか誇らしい。そして、太田も玉城の前に出る。区間3位。

3区。大東大元廣の15秒後、4回生加賀山妹がスタート。その8秒後、名城大高松が前を追う。元廣、加賀山まとめて交わして、高松が独走。加賀山は元廣を交わして2位を堅守。区間3位。しかし、トップとは43秒差。

4区。2回生中田美憂が名城大松澤を追う。大柄で滑らかな走りが素晴らしい。空白の世代だが松本美咲と共に懸命な努力で実力をアップしてきた。区間1位でトップとの差を9秒詰める。後続は東農大、大東大で、約20秒差。

問題の5区、最長9.2Km。名城大加世田を34秒差で4回生加賀山姉が追う。20秒後、東農大棟久と大東大関谷がスタートする。この4人の中でははっきりと実力的には劣る加賀山が5Kmまで2位を死守する。結果遅れること、2位大東大との差は28秒。3位東農大との差は7秒の区間4位。この粘りが最後にものを言った。隠れた殊勲者と言える。

6区。3回生真部亜樹。9月まで走れなかったが、10月15日の最終登録で10人に滑り込んだとのこと。昨年、選抜アンカーの山登りで胸のすく快走はほとんどの人を驚かせた。真部の復活を一番祈っていて、なおかつ喜んだのは私だと思っている。疑問に思う人は真部自身に聞いてもらいたい。ピッチ走法がひたひたと前に迫る。3位東農大の清水も実力者。2位大東大山口を執拗に追う。真部が清水を交わしたのはゴール直前。目の前の山口まではついに届かなかった。区間1位。

仙台市役所前駐車場に関係者が集まる。笑顔の真部がいた。おめでとう、区間賞かもしれないねと言ったら弾けるように喜んでいた。関紅葉がいた。屈託のない笑顔。感謝の言葉をかけた。もう会うことはない。小西真亜子には檄を飛ばした。4回生デビューもかっこいいぞと。選手や十倉HCらにマスコミが群がる。HCはさばさばしていた。敗因はレース前から分かっていたのだろう。エースと言える選手を育てられなかったことだと思う。今回選手は実力通りの走りをした。4区、6区は区間賞。しかし、3区、5区のエース区間で張り合える選手がいなかった。

ちょうど3時に陸上部のいくつかの輪から轟くような歓声が上がった。何事かと輪を覗き込むと、皆ワンセグを見ている。日本選手権、4✕400mで立命がリードしている。そして、逃げ切ったのだった。

ホテルでの懇親会。初めて会った1回生坂尻、竹内、太田、吉薗らと話しをした。来年は御崎、又村を加えた2回生がチームの中心とならなければいけないと言った。多分そうなっているだろう。そして、佐藤成葉は距離を伸ばして5区でライバルたちと互角に張り合っていることを信ずる。

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