狸笑庵だより。

ここ狸笑庵(りしょうあん)を訪れる
野鳥たちとのよもやまばなし。

カマレ・ンゴニ-2

2014-07-28 21:57:57 | Weblog



早速、宇都宮からカンピョウを持ち帰ると共鳴胴からの製作です。
収穫から種を取るために、一年近く乾燥させたカンピョウだそうで
外皮はカチンカチンに固くなっています。
「トースカン」という便利な工具を使い、水平に切り取るラインを描いていきます。
畦引きノコでそのラインに沿って切り取ると,何百もの種が入っていました。



次は糸巻き(ペグ)を作ってみます。
先細りに作り、棹(ネック)に開けた穴に隙間なくキュッと閉まるように
一本一本、微調整しながら木を削っていきます。
アフリカでも今ではギター用の金属製のペグを使用しているそうで
このほうが調弦が楽に出来そうですが、オリジナルにこだわってしまいます。



いよいよ共鳴胴に皮を張ります。
使用するのはギニア産のメスのヤギ皮です。
オスの皮を使うと、なぜか不吉な事が起こるそうで西アフリカでは決して
楽器には使用しないそうです。
太鼓に皮を張ってしまったら、オスもメスも分からないだろうと思うのだが
現地の人々は「ニオイ」で分かるそうです。



皮が濡れているうちに切れ目を入れ、横に2枚、縦に2枚の板を差し込みます。
皮の乾燥を待ち、カッターで不要な部分を切り取り、太鼓鋲を打ち込みます。
ネック(棹)を差し込み、駒を立て、右側に4本、左側に4本の釣り糸を張ります。
8本の弦の調弦法は馴染みのない5音音階で、1オクターブが5つの音で構成されています。





最初に音が出た時にはうれしいもので、この感動を楽しみに楽器を作っています。

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2 コメント

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Unknown (へづ)
2014-10-06 20:48:23
先日はどうもありがとうございました!
あんな偶然ってあるものなんですかね~
その後Yさんに連絡を取ったら、彼も同じ時間帯にあの周辺にいたそうです。ニアミス(笑)

教えていただいたこちらのブログを開いたら、いきなりアフリカンな写真でニヤニヤしてしまいました!
次回はもっとまともなコメントを残したいものです!!
♬Diaraby (狸笑庵)
2014-10-06 23:03:24
お尋ねいただきありがとうございます。
先日は驚きましたよ!
YOUはなにしに○○に?でしたね。
カマレ・ンゴニはTさんに教えてもらっていますが
覚えの悪い私にも根気強く面倒を見てもらっています。
Tさんのギターとのセッションは楽しいもので「Diaraby」を練習しています。どうしょうもない男の歌です。
是非、ジャンべで参加してくださいね。

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