緊急事態宣言が出た翌日の4月8日から4月中の日記をいち早く
6月30日に出版された。
446頁、3cmもの厚さの力作です。
コロナにも負けず働く77人、闘いの記録です。

様々な職場で様々な人が力を尽くしてくれているので社会が回っていると気づかされる各人の日記です。
パン屋、ごみ清掃員、葬儀社スタップ、医療関係、演劇関係,ミュージシャン、ホストクラブ、タクシー運転手、など、77人の緊急事態日記。
その一部を紹介します。
〇とも子さん(仮名)38歳
夫婦2人で「お酒の飲める総菜屋」を福岡に営む。
地味なことをコツコツと毎日続けてきた「総菜屋」としての、側面が今の私たちの自信へと繋がっている気がする。「地味なことは打たれ強い」そんなことをしみじみ感じている。
〇評論家(75歳)
大林宣彦監督の言葉を紹介されていた。
「ひとは、ありがとうの数だけかしこくなり、ごめんなさいの数だけうつしくなり、さよならの数だけ愛を知る」
〇劇団スタッフ
過去は今に繋がっている。すぐには見つからないかもしれないけれど、今できることを探していこうと思う。
〇旅行会社社員(41歳)
『コロナの時代の僕ら』の中にいずれ訪れる流行の終焉とともに風化して忘れ去られていく記憶を留めておくために、忘れたくない物事のリストを作ることを推奨している。
上記の本を読んで、彼は3つ程書き出して、嬉しかったことも自分の心の醜い部分も、しっかり覚えていなければならないと結んでいる。
〇占星術家(52歳)
厄災は避けられない。厄災(disaster)は元来「幸運の星から離れる、dis-asterと言う意味である。」しかし、だからこそ、僕たちは深く考えるConsiderすることが出来る。そして、熟考Considerとは、「星とともにcon-sider」の意味でもあることを僕は今、思い出している。
★リコは最近、とても心配しています。異常気象での猛暑と豪雨による農業作物、家畜への被害の甚大さと、コロナパンデミックで農業関連の労働力が大幅に減り、刈り入れと種蒔きの労働者が確保出来ないそうです。
日本は食糧自給率が約4割りで6割を輸入に頼っています。
日本はきちんとした食糧対策をしなければいけません。
