
「ゆめ観音」は今年で10回目になる、大船観音寺で行われているアジアフェスティバルです。
近隣の曹洞宗寺院も、準備や法要の手伝いに参加しており、ステージ最後に行われる万燈供養の法要なども、大本山總持寺の雲水さん、SZI(曹洞禅インターナショナル)の方々と一緒に参加させていただいています。
そんな流れの中で、今年は曹洞宗の声明(しょうみょう・節付きでお唱えするお経)と、中国琵琶奏者・シャオロンさんのコラボレーションをやってみよう、ということになり、15日の夕方、打合せと練習が行われました。
小柄な可愛らしいシャオロンさんですが、中国琵琶界の至宝、天才といわれるだけあってテクニックはもちろん、琵琶をもったときの存在感はすごいものです。
そんなすごい人と一緒のステージに立てるなんて、これっきりかもしれません。
若い頃に遊びでやっていたバンドのようなわけにはいきません。
昨年の夏、真鶴の海が見える「檜ホール」というところで天台宗の方々と声明で共演させていただきましたが、それとは出演比率が違います。
住職と教区若手がお唱えするのは、次の3種類。
「洒水(しゃすい)の偈」「梵唄(ぼんばい)」「散華(さんげ)の偈」
この声明に触発されるかたちでシャオロンさんが作曲した琵琶の曲が入ります。
とくに、最初の洒水、梵唄は住職が1人でお唱えするので、責任重大であります。
見台の上のみみずが這ったあとのような線が「梵唄」の楽譜。
初めて見る人には、なにがなにやら、わかりませんね。
シャオロンさんとのコラボレーションが行われるのは、当日夕方18:25分頃です。
「ゆめ観音」はアジアの様々な芸能、文化に触れることのできる素晴らしい催しです。
大船観音寺の境内には、インド料理など様々な軽食の売店なども出店しますので、お近くの方はぜひお出でください。
多くの方々の努力を無駄にしないよう、体調管理に気をつけなければと思うこの頃であります。
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今日のおまけ
ひまわりの行進
朝夕はだいぶ涼しくなりましたが、日中は厳しい残暑の日が続いています。
くれぐれもご自愛のほど。
今日はここまで。