さんぜ通信

合掌の郷・倫勝寺のブログです。行事の案内やお寺の折々の風光をつづっていきます。 

20240304 この春から保田の昌龍寺で擁壁工事を行います

2024-03-04 12:38:51 | 昌龍寺

先月末、保田の昌龍寺に出かけてきました。
短い期間に続けて出かけているのは、昌龍寺の参道石段や擁壁の工事を行うにあたっての墓地移設のためです。

昌龍寺は、急な坂道を上った見晴らしの良い丘の上にあります。
このため、参道は途中で急な石段となり、また石段の右わきは直立した擁壁になっています。
この擁壁が年月とともに老朽化し、また、樹木が擁壁の石組みの間から生え出てきているため、非常に危険な状態になっているのです。
しかも、この擁壁の上にはお檀家さん2軒の墓所があります。
なんとかせねばと手をこまねいて多るうちに月日ばかりが経ってしまいました。

そんな日が続いた今年のお正月、擁壁の上にある2軒のお墓のうちのお一人が
諸々事情があって「墓じまいをしたい」と相談がありました。
お骨は境内の永代供養墓に入れたいとのこと。

ならば、ということでもう一軒のお墓の檀家さんに
平地の安全な場所にある墓地を無償提供するので移転してもらえないかと相談したところ、
快く了解してもらえました。
で、この2軒のお墓の撥遣(お墓の魂抜き)の供養と、お骨の取り出しで出かけてきたというわけです。

昌龍寺の永代供養塔も、先年の台風被害で扉が壊れてしまったことから大掛かりな修繕を行いますので、
永代供養の方の納骨は夏ころなります。
また、移転する墓地の完成も夏前の予定ですので、とりあえず本堂でのお骨預かりという段取りになりました。

墓地の移転が完了したところで、重機を入れて古い擁壁の撤去と法面工事になります。
何とかなりそうではあるのですが、古いお墓、古いお寺なので、工事中にいろんなモノが出てくるかもしれません。
さてこれからどうなるか、ちょっと楽しみでもあります。

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保田の頼朝桜はもう終わりを迎えていますが、合掌の郷のサクランボの花は、明日にも満開になりそうです

今日はここまで。



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