
3月21日お彼岸のお中日に、倫勝寺・合掌の郷では春彼岸合同供養法要が行われました。
午後1時半からの法話(山形県白鷹町・常安寺御住職 三浦信英老師)に続き、3時少し前から先祖供養の合同法要が行われました。
三浦老師にはやさしい言葉の中に、御仏の教え、道元禅師様の教えを織り交ぜた温かなお話しをいただき、あっという間の1時間余でありました。
永年、禅師様の代わりに全国を回って布教教化に邁進なされた方の様子は違います。
深く仏法を心に掛けていらっしゃる方のお話は、有難く深く心にしみるものですね・・また勉強になりました。
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三浦老師のお話より
私たちの命は、父、母二人の方からいただいています。父母それぞれも、その両親から命を授かっています。
つまり、自分の上には2人(父母)、その上には4人(祖父母)がいてはじめて、私という命が生まれてくるということになります。
それでは、ひいおじいちゃん、おばあちゃんの代は何人になるでしょう?そう、8人です。
こんなふうに、代をさかのぼるにつれて2倍になって人数が増えて行きます。
ひいおじいちゃんの代が8人であればその上は16人、さらに上は32人、64、128、256・・・・とだんだん増えて行って、10代さかのぼると1,024人にもなります。
もっとさかのぼって20代前では幾人が横並びになるでしょうか?なんと1,048,576人になります。
さらに、それまでの人を全部足すと2,097,150人になるのです。
何ともたくさんの方々の命を受け継いで、私たちは生かされているのですね!
そんな沢山の方々の中の、たった一人でもこの世の中に存在しなかったとしたら、どうなるでしょうか?
13代前の先祖のナントカベエは気に入らないから、こいつを消してしまえ、と消してしまったとします。するとその直系の下の代の人は存在しない、ということになります。ということはその次の代も、さらに次の代も存在しないことになり、果ては私自身も存在しなくなってしまう、ということになるのです。
このように、不要な命などどこにもありません。多くの方々の命を授かって、私たちは生かされてこの世にいるのです。命を授かり、申し送りしながら私たちは生かされています。
よく「寿命」という言葉を用いますが、ジュミョウ、私は「授かる命」とかいて「授命」と呼びたいと思うのです・・・(文責 倫勝寺)
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当日は午前11時から合掌の郷永代供養墓「さんぜ」の合同供養もおこなわれました。
早朝に吹き荒れた強い風で参詣が心配されましたが、折よく風も収まりました。
多くの有縁の方々のお参りを頂き、さんぜに埋葬されている仏さま方もきっとお喜びになっておられることと思います。
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横浜市仏教連合会60周年 横浜市釈尊奉賛会30周年
記念大会のお知らせ
来る6月5日(土)午後2時より、横浜市鶴見区、鶴見大学付属中・高等学校講堂で、標記の記念大会が行われます。
記念公演は、小泉純一郎元内閣総理大臣です。
記念大会への入場は無料ですが整理券が必要です。倫勝寺分として、入場整理券を20枚いただきました。
おかげさまで残り少なくなっておりますので、ご希望の方は合掌の郷・管理事務所(045-825-2311)まで早めにお申込ください。
3月29日をもって配布終了となりました。お申込ありがとうございました。
記
横浜市仏教連合会60周年 横浜市釈尊奉賛会30周年 記念大会
記念公演 小泉純一郎元内閣総理大臣
開催日 平成22年6月5日(土)
受付 午後0時30分
開会 午後2時
会場 鶴見大学付属中・高等学校講堂(横浜市鶴見区鶴見2-2-1)
主催 横浜市仏教連合会周年事業実行委員会
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今日のおまけ
スミレやスズナ、杏、ラッパ水仙・・霊園内も足元を見渡せばいろんな花が咲いています。
桜はまだつぼみが固いようですが、それもこの1週間のうちにほころび始めることでしょう。
爛漫の春、もう間近です。
今日はここまで。