『みんなのお寺』 ブッダによる幸せの種がまかれた園

宗派を超え、国境を超え、時を超えて、仏教・ブッダの教えの真理に触れる事の出来る幸せの精舎を目指す『お寺』です

なぜ子どもは褒めて欲しいのか?

2007年10月03日 | 仏教的 『子育て』
「ねぇえ、じょうずだった!」「みててね!」「みてた?」「わたしは?」「ぼくは?」

子どもは自分を褒めて欲しくてたまりません。

親や保育者にずっと見ていて欲しくて、自分をアピールしてきます。

そして、見ていてくれた事を確認すると、それが上手だったかとか、お利巧だったかとか、とにかく褒めてもらいたいのです。

そして、褒められると、とても嬉しがるのです。

これは子どもだけに限らず、大人でもそうなんじゃないですか。

「綺麗ね」「その服似合ってるね」「上手だね」など。

褒められると嬉しいのはなぜなのでしょうか。

私が思うには、それは自信が付くからなのではないでしょうか。

自信とは『自らを信じる』と書きます。

自らを信じる事ができるようになってくると、自分の能力を発揮し易くなります。

それは結局、自分というものを高めてくれる訳です。

ここで1つ注意しておかなければならないのが、『自信』は『自慢』にも繋がっていくという事です。

仏教では『慢』というのは悪い心であり、煩悩の1つです。

他を見下す元になるのです。自慢ばかりしている人はなんだか好感が持てませんね。

それはその人が他を見下す気持ちを心のどこかに含んでいるからなのです。

だから紙一重である『自信』と『自慢』の違いに気を付けるべきなのです。

とにかく、子どもは無意識に自分に自信を付けていきたい所があるのでしょうね。

だから褒められると嬉しがるのでしょう。

ただ慢心を植え付けないように気をつける必要があります。

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