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前世で生き別れた息子が今世ではパートナーに(ヒプノ体験談Aさん①)

*ヒプノセッションで潜在意識にある前世の情報が引き出される

 私たちの意識の深いところに、これまで魂が経験した、様々な出来事や味わった感情などがすべて刻まれていると言われています。それは科学的に証明されていなくても、体験した人にとっては確かな事実として「ある」ということになります。

 ヒプノセラピーは、前世は「ある」ことを前提としてセッションが行われます。信じる信じないに関わらず、その人の前世の経験が記録されている潜在意識のデータバンクにアクセスすると、今抱えている問題解決のヒントとなるデータが引き出されてくるわけです。

 ほとんどの人は、生まれ変わりや前世に確信があるわけではないでしょう。私たちは皆、人生をまっさらな状態で初めての体験として生きるために、邪魔になる前世の記憶は表面化しない形で生まれてきますからね。

 この世で起こることに何一つ無駄なことはなく、自分の自由意志で私たちはそれらを体験し、味わうのです。

 人生を歩む途中で、「自分をもっと深く知りたい。さらに成長させたい」と思った先に、全てを知る宇宙の叡智と本質的な魂の自分から、真の情報が引き出されてくるのかもしれません。

 潜在意識のデータバンクにアクセスするために、何か特別なものが必要なわけではないんですよ。まずは意識的にゆっくりと呼吸をして、リラ〜ックスすること。日頃使いすぎている左脳の働きを緩やかにして、心身を穏やかにすることです。

 頭の中で1日中、ぺちゃくちゃしているおしゃべりを止め、深い呼吸を繰り返すうちに、脳波が細やかな振動数のα波、θ波に変容していきます。そうすると、潜在意識と顕在意識を隔てている膜が曖昧になり、自分の意思でディープコンシャス・エリアに入っていけるわけです。

 ヒプノセラピーのセッション中は、こちらが冷静にナビゲートさせていただきながら、とても不思議な感覚を抱くことが多いんですよね。言ってみれば、クライアントさんがイメージの中で体験する「前世ワールドの旅」に、ご一緒させていただく添乗員のような感じ。

 ご本人の中の全てを知る大いなる叡智が、自然な流れで訪れるべき時代や場所へと案内してくれて、最終的に目的を果たすことができる。セラピストはそのご本人の本質を信頼し、寄り添っていくだけなのです。

 

*なかなか赤ちゃんが授からない原因を探しに前世へトリップ

 最近、とても興味深いセッションをさせていただきました。ご本人の許可をいただきましたので、Aさんの体験をご紹介します。

 彼女は赤ちゃんを望みながら、なかなか授からない現実に苦しまれておられました。不妊治療を進める中で、ご自身の子宮に原因があり、自然受胎が困難な事が判明。体外受精に取り組まれていましたが、それも簡単な道ではなく----。

 前世のどんな経験が起因して、この現実を味わう必要があるのか? 望みを叶えるものを邪魔するものは何なのか?

 その原因を見つけるべく、前世セッションを受けられたのです。

 前世に入る前に確かめたところ、感性豊かなAさんは、リアルにイメージが思い浮かぶタイプのようで、細部にわたって見えたり聞こえたり、五感でその場面を体感しておられる様子でした。

 そんなAさんの感性に寄り添いながら、前世へと誘導していきました。

 

 イメージの中で階段を下りていくと、降り立った世界は古代の日本でした。

 Aさんの前世として現れたのは、体格のいい成人男性で、名前は「とびぃ」とのこと。こちらが質問すると、年齢や名前、時代背景など、スラスラと答えが出てきます。

「いつ頃ですか?」という問いに、Aさんは即「715年」と数字を仰ったのですが、お話してくださった前世の住まいや暮らしの様子から、どうやら紀元前700年代、縄文時代終わり頃だったようです。

 とびぃは一家の主として、心優しい妻と二人の子供とともに、自然の中で平和に暮らしていました。ところがある時、他の集落の盗賊に襲われ、住まいに火をつけられてしまいます。

 妻と赤ん坊は殺され、6歳の息子は連れて行かれてしまい、燃え盛る火を眺めながら、激しい怒りと悲しみで打ち震える場面をAさんは体験していました。

 ふと思い浮かんだこと、見えていることを言葉にして表現してもらうのですが、ヒプノのユニークなところは、夢を見ているかのようにありありと風景や人物の姿を見ることができ、その場その場で前世の自分自身に湧き上がる感情をリアルに味わうことになるのです。これは右脳のなせる技。

 一方、左脳は「これは本当に前世の自分なの?」「勝手にイメージを作り上げてるだけなんじゃないの?」と疑問が湧いたり分析をしたり、余計なことを考え始めます。

 セッションの間、かなりの集中力で脳が活性しています。眠っているわけではないので、そういう状況が自然に起こるのです。でもここでは分析は邪魔。一旦、左脳にはおとなしくしてもらって、右脳のイメージ化にお任せしていると、次々に必要な情報を引き出して、体験させてくれるわけです。

 この時「自分に必要なことが起きている」という信頼が、セッションをうまく進めていけるポイントとなります。

 Aさんの場合、自分を信頼することができていたので、とても具体的に前世の情報を言葉に表現されて、スムーズに場面が展開していきました。

 その後、とびぃは別の土地に移住し、わらじや蓑を作って生計を立てていました。家を失って困っている少女を住まわせてあげるなど、人助けをして徳を積んだ人生でした。けれど、一生かけて探した息子には、とうとう再会することはありませんでした。

 最期を迎えた時、愛する妻と赤ん坊を救えなかったこと、連れ去られた息子に出会えなかったことは、彼の心に深い後悔として刻まれていました。そして「武器を持つこと、戦うことは、とびぃの人生においてきた(最後にしたい)」といった表現をされていました。

 心から平和を願い、自然と共に暮らすことを望んでいました。その「思い」が現在の人生に繋がっていたのです。

 家族という血縁で結ばれている魂は、とても絆が深く、いくつもの時代を共にしてきています。お互いが進化成長するために貢献しあい、様々な経験から学びあうのです。

 Aさんの前世で家族だった魂は、今世でも家族として出会っていました。

 前世で登場した人物に対して、「今の人生で同じ魂の人がいるかもしれません。それは誰ですか?」と問いかけると、ふと「この人!」と思い浮かんでくるのですが、Aさんの場合、前世でのとびぃの妻が現在の妹さんに、離れ離れになってしまった息子が、現在の御主人に生まれ変わっていました。これが事実かどうか証明はできませんが、ご自身の中では真実なのです。

 Aさんの御主人は再婚だそうですから、ようやく出会えたソウルメイトと言えるのでしょう。何世紀もの人生を超えて今、より幸せに豊かに、共に人生を送るという願いが叶ったのです。

ヒプノ体験談②へつづく)


 

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