グランマの扉

女4代にぎやかな日々

冬の味覚のお楽しみ (追記しました)

2015-12-30 | 日記


北国の冬のお漬物、「鰊漬け」です。


色々調べると青森・福島・秋田、そして何と京都にも「鰊漬け」があるらしいのですが、北海道に比べるととってもシンプル。


身欠きニシン・大根は共通ですが、北海道はその他にニンジン・生姜・昆布・タカノツメ、そしてキャベツ(札幌大球・・・一般的なものの10倍の大きさ)が欠かせません。
これを米麹で漬けるのです。


このキャベツの甘味と瑞々しさで、漬かり始めはサラダ感覚。
発酵が進むと酸味も出てきて、夫はそれ位の方が好きみたいです。


写真の鰊漬けは、mちゃんのお母さんが毎年漬けてくれるもの。
生姜が効いていて、尚且つ大ぶりの野菜が美味しくて、毎年とっても楽しみにしています。


おばさん、今年も美味しく頂いていますよ~~
ありがとうございます。




そう言えば、小学生の頃住んでいた街は冬は-20℃位は普通という土地柄でした。
物置に置いてある樽の中の鰊漬けはうっすら凍っていて、食卓に上がったシャキシャキの鰊漬けが、それはもう美味しかったものです。
多分母は一大決心で外に出て、冷たい樽に手を入れて、大急ぎで暖かい部屋まで運んで来てくれていたのでしょうね。
母よ、その節はありがとうね。





そして、冬のお楽しみの食べ物のもう一つ。




  





ハタハタの飯寿司」です。


飯寿司は、紅鮭とか鰈とかホッケ、カジカ等色々な魚が使われますが、義母の実家で作ってくれるハタハタの飯寿司が何と言っても絶品でした。
夫の話によると、昔は義母の弟である実家の長男のお嫁さんが、代々に伝えられた方法で漬け込み、最初の一口は長である祖父が先ず試食。
翌日、祖父が元気なのを確かめてから、漸く皆が口に出来たそうです。
ポツリヌス菌が怖いので、祖父がお毒味役と言うわけです。

後にはその叔母のハタハタの飯寿司が評判になり、商品として売り出されたのですが、何しろ叔母一人で作っていましたので幻の名産品としても有名になったものです。


今では叔母も引退し、知り合いの中で一番叔母の味と似ている飯寿司を選んで叔父が送ってくれています。
おじちゃん、おばさん、今年もありがとうございました。




何だかこんな事を書いていると、昼なのに冷や酒をクィっと飲みたくなってきました

・・・が、真面目に、これからナマスやら数の子の準備を致します。

主婦の皆さん、お互いファイト です。
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