グランマの扉

女4代にぎやかな日々

ごめんね

2014-08-02 | 日記
ごめんね

この四文字が言えないちびとお母さんの攻防。


娘夫婦の子供の躾には口を出さない事にしているのですが、昨日は参った・・・



子供用の椅子に立ちあがったり、背もたれに腰をかけたりしていて「危ないから止めなさい」と注意されたちび。

ガンとして止めない。


「大人が危ないと言う時は、本当に危なくて怪我するのよ」
止めない。

「落ちて怪我したら大変でしょ」
止めない。

「痛くて泣いてもお母さんは知らないからね」
止めない。


「はい、わかりました。  怪我をして頭をチクチク縫って貰いなさい」


ようやく普通に座ろうとしたちび、椅子を動かした拍子に、落ちたら困ると後ろに控えていた私の足の爪にゴチン。

「痛っ」   ・・・いえ、本当は大した事なかったのですが、反射的に言ってしまったのですね。


「あーちゃんにごめんねは」



ここからが、母と子の攻防第二戦の始まり・・・・

絶対「ごめんね」が言えないちび。


「わざとしたんじゃないのは、お母さんも知っているけれど、それでもこういう時は謝らなければいけない。 あーちゃん痛かったのよ」

無言。

「ごめんねを言えない子は、お友達もいなくなっちゃうのよ」

無言。



私、そもそももう痛くないし、居たたまれずウロウロ。


こんこんと説得する娘。

無言を貫くちび。




「どうしてごめんねを言いたくないの?」

「だって、ちゃんばっかり ごめんねを言う」
「お母さんだって、ちゃんに悪いことしたなと思ったらごめんね言うでしょ」


・・・そもそも、多分ちびは、あーちゃんに悪い事をしたとは思っていないのでは・・
お母さんの言う事聞いて、椅子から降りたら、その椅子がたまたまあーちゃんにぶつかっただけだもんね。

それでも、こういう時は謝らなければならない・・という人間界のルールを教えようとする娘。



こう着状態が続き、娘がトイレに立った時にちびに「お耳を貸して」

「?」という顔をして傍に来るちび。

「あのね、あーちゃんの足、もう痛くないから大丈夫だよ。  ちびは本当はごめんねって言いたかったんだもんね。」


「おいで、抱っこしてあげるから」

抱っこして
「ほら、あーちゃんの心にちびのごめんねが届いたよ。」


ワンワンと泣きだしたちび。



・・・・ま、それでも口に出しては「ごめんね」はとうとう言えなかったのですけれど。



いたんですよね、我が家にも「ごめんね」をなかなか言えなかった子が。
末の娘ですけれど・・・



・・・・私もなかなか言えないなあ・・夫に。


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2 コメント

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よくわかるよ (カナ)
2014-08-02 14:14:21
むずかしいね
最初のタイミングを 逃すとますます 言いづらくなってしまう
「ごめんね」

大切な人たちだから
なおさら 言えなくなってしまって・・・・。

やさしい大人たちに 囲まれて ちびちゃん 成長していくんだね。

なんてね

第3者だから 冷静を装っているけど

きっと 自分が 母親だったら もっと もっと
子供を 追いつめてしまったかもしれないって
思います。
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そうなの ()
2014-08-03 12:01:53
私もきっと追い詰めていたと思います。
親も引くに引けない感じになりますよね。

だから娘がトイレに立った時、「後は頼んだ」という雰囲気を感じました。

こういう時、大人が複数いると連携プレーが取れて便利ですね。


・・・そう言えば我が家の場合は夫がもっぱら助け舟の役割でした。


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