琳派墨絵保存倶楽部・部誌 「なてし子」

江戸琳派の祖、酒井抱一家に伝来する本格的な琳派の画法を継承している「琳派墨絵保存倶楽部」の活動日誌ブログです。

シバイヌの墨絵

2019年09月12日 | 教室案内

 

先日、南米から体験レッスンに来られた方が、

愛犬のシバイヌを水墨画で描きたい、とおっしゃるので、

基本の筆法などを交えながらお稽古をしました。

 

愛犬のお名前は「ハル」だそうです。

メスだったら「ハルカ」にしようと思っていて、

オスだったので「ハル」にした、との事。

 

日本語のセンスが良くて、どうして分かったの?と聞くと、

インターネットで検索して見当をつけた、とおっしゃって

器用だなあと感心してしまいました。

 

「日本人みたいな目が描きたい!どうやるの?」と言われましたが

私の方がよく分からず、「これ?」「これじゃない?」と いくつか描いて見せましたが、

ハズレだった模様。

結局、こちらの画像にあるような、

黒目がちな釣り目、が

正解のようでした。

 

その他、犬談義で大笑いしながらの水墨画稽古となりました。

 

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アメリカの方、

円相をお稽古しました。

 

 

白隠和尚の有名な円相図を参考にしながら

描いたのですが、

この まるで柳の枝が揺れている様な 独特の円相・・・。

 

人それぞれ 毎回違う円相を描くものだなあ、とつくづく

見入ってしまいました。

 

本人は「線の最後が繋がらないと、私の人生はどうなるのか、っていう気分がして

途中からもの凄い集中力が出ました。でも、これなら許せる。」

とニコニコしていらっしゃいました。

 

人それぞれの円

人それぞれの人生

 

水墨画のいつまでも新鮮でおもしろい側面です。

 

琳派墨絵クラブ


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