短歌エッセイ〜桃色の夢の底〜

気づいてしまう幸せな日々、恋する私と花たちのささやきをつづります

忘れなすみれ

2020-12-26 15:52:18 | 日記
飛び立てず
うつむいている
たよりない
足跡に咲く
忘れなすみれ

返り咲きのすみれが小雪の中で揺れる
信じ続けるには頼りなさ過ぎる時間
せめて私のことを忘れないで・・・・

。。。。

昨日目について買った本。

クリスマスに「逃避の名言集」なんて(笑)

「カバーかけますか?」と優しく聞いてくる店員さんの心は
「辛いことでもあるのかな?」
……かな(笑)

帯の

「坂口安吾、三島由紀夫、草間彌生、岡本太郎、サガン、ピカソ……」

すごく….…惹かれる

表紙の

「(あなたへ、疲れました……)特に深刻な事情があるわけではないけれど、私にはどうしても逃避が必要なのです。」

サガンが恋人へ宛てた手紙の一文

やっぱり……惹かれる

迷わず買って一気読み。

面白かった。

でも、心に残ったのは

後書きにあったマーク・トゥエインの言葉

〜すみやかに許し、くちづけはゆっくりと〜

今朝はこの言葉を書写しました。

。。。。

たよりない足跡だって、歩いてきたし、景色も変わってるし、

逃げた道にも振り向いたら色とりどりの花が咲いてる。

その時には気がつかなかったもの見つけて

グレーがピンクになる瞬間

モノクロがカラーになる瞬間

「逃げるってダメなの?嫌なことしないって悪いこと?」
アマノジャクな少女はシンプルにそう思ってました。

先日に続き「忘れなすみれ」の歌。
1年の終わりに気になるお花です。
季節外れに返り咲くなんて、逃避?それとも挑戦?

私らしくあるだけね。

花言葉
「think of me(私を思って)」「memories(思い出)」