短歌エッセイ〜桃色の夢の底〜

気づいてしまう幸せな日々、恋する私と花たちのささやきをつづります

イチョウ

2019-11-02 18:57:01 | 日記
愛してる
忘れないでね
逢いたいと
散らかっていく
枯れ葉 言の葉


青山のカフェテラス

ひっきりなしに舞い落ちるイチョウの葉を見ていたら、言葉に見えて・・・・

たくさんの言の葉が宙に舞い、地に落ちる

一枚くらいあなたのもとに届くかな

。。。。

どんなに言葉を並べてもうまく伝わらないこともたくさんあるし

不思議なことに沈黙が一番届くときもありますものね。

言葉であれ、沈黙であれ、どちらにしても伝えたいのはあなたへの愛。

イチョウの花言葉「詩的な愛」「鎮魂」



夢結い〜デンファレ〜

2019-11-02 18:45:50 | 日記
「幸せに」
「幸せにね」と
恋しさを
もらさぬように
夢結いの秋


忍ぶれど色にいでにけりわが恋は・・・・

わかっているのに、気づかぬふりをしてるのは

それが一番いいと思っているから

お互いに

もしかしたら、素直じゃないのかも

お互いに

似たもの同士なのね

夢を結ぶような儚さ

切なすぎて

でもだから、永遠に美しい・・・・

夢結いデンファレの花言葉は「お似合いの二人」

「I love you! I need you! I want you!」
で埋めつくされた吹き出しも楽しそう!
だけど、なんだかもらさぬ想いもじれったくて嫌いじゃありません。



紅葉〜揉み出ずる夢〜

2019-11-02 18:37:00 | 日記
重ならぬ
夜を重ねて
鮮やかに
揉み出ずる夢
夢のまた夢

バーに勤める友人が言ってました。

「もう数えられないくらい彼とカウンターでお酒飲んでるわ・・・・夢の中ではね」

「もみじ」は「揉(も)み出(い)ず」が変化したもの。

色がもみ出されるという意味です。

「その人への想いも、人生の夢も、夢のまた夢のように感じられる『夢』もいつかは叶うわ。だって毎夜心に浮かぶ絵はそんなに鮮やかなんだもの」

花言葉は「秘宝の宝・大切な思い出・美しい変化」

恋染紅葉

2019-11-02 18:10:58 | 日記
耳たぶに
残すため息
相想う
色づく夜の
恋染紅葉

11月の誕生色は~恋染紅葉(こいそめもみじ)~燃えるような赤です。

夜の冷え込みが厳しくて、昼間との寒暖の差が激しいほど鮮やかさを増します。

思いどおりにならない恋愛も(恋愛に限らず)、美しく色づくためのギフトかもしれませんね。

。。。。。

我々はいつも恋人を待っている。
彼女の名前はノスタルジーだ。
〜ヘミングウェイ〜

男の人は手に入らないもの(幻想)を待っているもの
女の人は甘美な思い出を作っていくもの

……かしら

ヘミングウェイといえば

「僕たちがこれから犯すであろうすべての過ちに、乾杯🍷」

がやっぱり1番素敵です。

横浜の色づく夜はこれから本番。

わりなき恋〜星の海〜

2019-11-02 18:00:14 | 日記
君想フ
わりなき恋の
言の葉が
煌めくような
秋・星の海

空気の澄んでいる秋は、月だけでなく星も美しい輝きを見せる季節です。

わりなき恋……理屈や分別を超えてどうしようもない恋

恋の言の葉は天に昇って星になる・・・・かな(笑)

。。。。

ときめく心を忘れない。
トキメキはヒラメキにつながり、ヒラメキはまたトキメキにつながっていき、それを繰り返していくと「大いなるよろこび」が満ち生命力となる(中略)
恋をしよう。
愛を語ろう。
ワクワクが止まらない毎日を送ろう。
〜「自然治癒力と攻めの養生」帯津良一〜

「歌にトキメキを込めること」を唯一のルールとした「恋する歌会」攻めの養生に繋がっているかな💕

。。。。

朝、西條八十のこの詩と風景が浮かびました。
朝起きた時の閃きは脈略がなくて素敵です。
頭の中でいろんなことが展開します。

歌を忘れたカナリヤ(金糸雀)は
象牙の船に銀の櫂〈かい〉
月夜の海に浮べれば
忘れた唄をおもいだす

頭の中のスクリーンに映る美しい風景

歌を忘れたカナリアは誰のこと?……私?(笑)

1年がほんとうに早く驚きます。
「終わり良ければすべて良し」で締めくくりたいな。
残り2ヶ月、ときめいてひらめいて、攻めの養生で参ります💕✨