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◇◇from Beijing

このブログは2005年~2006年までのものです。

南鑼鼓巷

2005-11-24 23:21:26 | 北京・観光地

hon-neko家内さん と、南鑼鼓巷へ行ってきました。

ちょっと前にhon-neko家内さんのブログで紹介されていて、いつぞやかのウォーカーにも載っていたし、寒くて歩けなくなる前に私も行きたいと思っていたので、行けてよかったです。ありがとうhon-neko家内さん!

 地安門東大街から入ってきました

地安門東大街から南鑼鼓巷へ入るとすぐに、hon-neko家内さんが目をつけていた(笑)「民族風」という雑貨屋さんがあります。ちょっとお高めですが、なかなかかわいかったです。この南鑼鼓巷というのは、昔ながらの胡同の雰囲気を残しつつ、新しいレストランやカフェ、バーなどが並ぶ路地。

新しい店が並ぶ中にも、昔からそうやって暮らしてきたんやろうな~という生活の風景があります。新しく作られている店も、そんな雰囲気を壊しすぎないような雰囲気で、馴染んでいます。ほとんどが飲食店ですが、雑貨や洋服のお店も少しあって、私は南鑼鼓巷の真ん中らへんの雑貨屋さんで、胡同の写真のポストカードのセットを買いました。

四合院を利用したお店などがあったり、かわいいお店やおしゃれな看板を見るとつい入ってしまいたくなるのですけど、今日の目的は“宮廷ヨーグルト”だったので、ぐっと我慢して通り過ぎました。

 

でも一軒、クレアやウォーカーにチーズケーキがおいしいと載っていた「小新的店」には寄りたかったので、チーズケーキをテイクアウトさせていただきました。テイクアウト用のパックはあったけど、手提げ袋がないのがちょっと悲しかった^-^;ケーキは明日のお楽しみなので、まだ食べてません。(※追記・・・むっちゃおいしかったです!濃厚ではないけど風味があって、ふんわりしっとりが絶妙のやさしい味でした)

 こじんまりとあったかい店内でした

こんな感じの小さなお店達が並ぶ中でも、ちょっと脇の胡同を見ると、四合院のおうちや、立派な屋根や木、ひっそりとした路地を見ることができます。

 

そんな雰囲気の中に、今やハリウッドスターとなったコン・リーやチャン・ツィイーが通っていたという学校もあったりします。学校の中を覗いてみたかったけど・・・私のようなちんちくりんはすぐにつまみ出されそうです。門番の方が背の高い女性でびっくりしました。

 中央戯劇学院

この通りは、メニューや看板にも英語が書いてあることが多いです。「東堂客桟」という建物の前では、外国人の方もチラホラお見かけしました。バックパッカーに人気のユースホステルなんだそうです。

 東堂客桟


つづく



大山子芸術区

2005-10-23 21:58:35 | 北京・観光地

先日少し書きましたが、大山子芸術区へ行ってきました(前の記事はこちら)。

陶芸仲間が北京東京芸術工程(東京画廊)というギャラリーでお手伝いしているそうなので、この機会に一緒に行ってもらいました(謝謝!)。ちょうど彼女のブログで「物尽其用(物を使い切る)」という展示がやっていることを知り、見てみたかったのです。
(※展示は23日で終了しました)

この展示は、現代アーティストの宋冬さんて方と、その母・趙湘源さんによるものだそうですが、メインはお母さん。3年前に宋冬さんのお父さんが亡くなられ、ショックですっかり元気をなくしてしまったお母さんをなんとか苦しみから脱出させようと、宋さんがお母さんに持ちかけた企画なのだとか。

 北京東京芸術工程

お母さんである趙湘源さんの年代(1938年生まれ)の方々は、物を最後まで使い切るという考えを持っておられます。その精神を表現するとともに、お母さんが集めてきたもの、暮らしているうちに家の中に集まってしまった様々な物たちを展示することにより、同時にお母さんの歴史のようなものも感じ取れる気がしました。



展示してある物すべてがお家から運び込まれたものなんだそうで、フリーマーケットのように様々な物がぶわ~っと並べてあるのですが(もちろんちゃんとこだわって並べられております)、これがまた、これらの品々やディスプレイを見ていると、家を切り盛りするお母さん像が思い浮かぶような、家族の様子を思わせるような、アルバムを見せてもらってるような感じで、とてもおもしろいものでした。

 

その展示には、失礼ながら「これってゴミちゃうのん?」と思ってしまうような物もありました・・・ ですが、そういう物を展示してあるってところに、物を最後まで使い切るという、展示タイトルの「尽物其用」の意味がこめられているんやろうなぁなんて思いましたです。

 

中国の歴史を感じるような物もあったりしました。東方紅って毛沢東賛歌のことでしょうか?

****************

<他のギャラリーにて>

私には現代アートを鑑賞する知識もなければセンスもありませんですが、アートな場所へ行って、いろいろ見て回ることは好きです。思いがけず好きなものに出会うかも、みたいな、いきあたりばったりな感じですけれど。ちなみに、この大山子芸術区のギャラリーでは、ちょっとアラーキーみたいな感じがブーム?みたいで、そういう系のは私にはよくわかりませんでした。。。
しかしながら、いくつかのギャラリーやアトリエ、ちょっと隅っこに置いてあるディスプレイなどはおもしろかったし、なにしろあの建物のたたずまい、あの土地自体が独特の雰囲気あっておもしろいです。外国人だらけで、ここはどこ?って感じだったり。カフェやレストランなどもいい感じだし、ふら~っとお茶しに行ったりとかもしたいような場所でした。もうちょっと近ければなぁ。

 

  

  

* おまけ *

 中国語を話す九官鳥がいました@0@




ちょっとだけ明十三陵

2005-08-30 21:59:15 | 北京・観光地

八達嶺長城の後、明の十三陵というところへ行ってきました。明十三陵とは、総面積40k㎡もある山裾のエリアに13の明代皇帝の陵墓が点在している陵墓群だそうです(説明はこちら)。ガイドブックをさらっと見てはいたけど、このくらいしか知らずに行ってしまいました。とりあえず、知り合いから地下宮殿ってのがすごいらしいとは聞いていたのですが。

八達嶺長城を昼過ぎに出発。途中、運転手さんオススメの「清潔で超安くて超量が多くておいしくて結婚式とかもできる3階建てのレストラン」へ行くことに。どんなレストランかと思ったら、どローカルな家庭料理(東北料理)の店でした。どこが清潔やねん、とツッコミたくなるテーブルでしたが、まあでもたしかに激安で量がめちゃくちゃ多くて、味もおいしかったです。4品ほど+飲み物を頼んで30元。安っ。しかもどの皿も食べきれないほど大盛り。

 痺れる辛さ!ゴハンがすすみまくり

パパッと食べて、再び出発。十三陵の手前に近づいて来たあたりで、りんご?梨?の農園があり、低い木に結構実がなっているのが見え、路上で果物の販売をする人達もたくさんいました。参道の門が見えてきて、「ここの石像が有名だから歩いてくるか」と聞かれましたが、長城で疲れきっていたので、とりあえずメインの地下宮殿ってのを見に、定陵へ行ってもらうことにしました。しばらく行くと大きな看板が見えてきました。

 おお、ここも世界遺産かい!期待がふくらみます

駐車場に入って行くと、「ここのトイレは5星級よ!」と運転手さんが嬉しそう(きれいだったけど、まあ、日本の普通のレベル。紙ないし)。駐車場の周辺にも果物売りの人達がいっぱいいてはりました。あと柿の木がたくさんあり、実がたくさんついてましたよ。旬の時期には1個5角で売ってるらしいです。

チケット売り場でチケットを買いましたが、60元もしました。八達嶺長城が45元だったので高く感じます。定陵を見るだけならもっと安かったのかも?

 入り口入るとすぐに博物館もあります



定陵の地下宮殿までは、小さな階段や上り坂があるんですが、普段だと何も感じないようなこんな道さえも、長城のあとだとキツかった(涙)へとへでヨレヨレな私達の横を「いい散歩道だねー♪」なんて言いながら日本人カップルが通り過ぎて行きました・・・「あの人達、ゼッタイ長城帰りじゃないっスね」「長城帰りやったら絶対あんなこと言われへん」と私達。。。

途中、皇帝の棺を運び入れたという通路がありました。

 


地下宮殿の入り口の手前に「荷物チェックをしますよ」という旨の看板があり、日本語が書いてありました。微妙におかしな日本語です^-^;(こちら)入り口では空港のような荷物チェックがありました。

ちょうど中国人の団体さん達とぶつかってしまって、すごい人でした。地下9階くらいまで階段をゾロゾロと下りていきます。ビルの従業員用階段のような殺風景な階段を黙々とおりて行くと(この時点でもうキレそう)、やっと地下へ到着。すると、何かよくわからないけど、柵で囲まれた石畳のようなところにお賽銭のようにお金が山盛りになっていて、お金を置いている人もいました。でも人が多すぎて何があるのかよく見えませんでした(もしや棺?)
人の流れの遅さにイライラして、人の流れの切れ間を通りぬけながら進むと、なんかよくわからないシロモノがいくつか展示してあり、またすぐ目の前に階段が。今度は上り階段です。3階分くらいの階段(に思えた)を登ると、もう楼の上に出てしまいました。
「えっ、地下宮殿て・・・あんだけ?!?!」

こ、この地下っていったい、なんやったんやろう・・・もっとすごくて立派な宮殿が地下に広がってるのかと思ってた。。。

 勉強してまた出直してきます。。。





長城②

2005-08-29 03:20:24 | 北京・観光地

城門をくぐると、遊園地の入り口のようなゲートが見えてきます。カードのような切符(45元)を通しはいります。

 駅の改札みたいです

改札を通るとすぐに前の前に壁があり、道が右と左に分かれます。



日本のガイドブックでは右が傾斜が少し緩く人気がある女坂、左が傾斜はきついが見晴らしが良い男坂、と書いてありました。ダンナさんが「これは左やろう」と言うので、左へ挑戦。階段をいくつか登ると、すぐに女坂がきれいに見えるところへ出ました。

 拡大画像はこちら

この時点ですでにきつかったんですが、先はまだまだ長い。。。ダンナさんたちはズンズン行っちまいました。
おーい、待っとくれーーーい!

  

夢の中で、遅刻しそうで必死に歩いてるのになかなか進まないという夢を見たことがありますが、歩いても歩いても進んでない気がする、延々と続く坂道&階段。これは罰ゲームなんか?!そしてまたこんな急な階段が私の前に立ちはだかりました。

 これ、めっちゃ急なんですよ!
ちなみに角度はこんな感じです。

この階段、両手をつきながらよじ登るように上りましたよ。振りかえると高くて結構コワイので、一瞬ひるんでしまいました。と、その時、後ろからおちびちゃん(たぶん5歳くらい)が私を追い越して行ったのです。「あんな小さい子が登ってるなら頑張らねば!」と妙な力が湧いてきて、精神を集中して一気に上りました。

こんなにキツイ坂道の合間にも、なんとおみやげ売りの方々がいらっしゃいます。「ロレックス~」なんて言うおじさんや、絵を売ってたり景色の彫刻などなど。すいませんけど、おみやげを見る余裕なんてありませんねん。



ダンナさん達が途中で待っていてくれましたが、3人とも運動部の練習中のような雰囲気になっておりました。一応目標の集合地点を決めて、とりあえずあそこまで頑張りましょう!と汗を光らせ険しい顔の3人。

 あのてっぺんまでがんばろう!

この先もまだまだ道は続くのですが、このてっぺんで折り返す人が多いみたいで、登頂証明書や記念撮影屋さんもいてはりました。他にもおみやげ屋さんがたくさん。飲み物も売ってたけど、1元くらいの水が10元だったらしいです。あ、ちなみにここにトイレもありました。そういえば、坂道の途中にもありましたですよ(きれいかどうかは謎)。もちろんゲートの前や駐車場にもありましたし(まあまあきれい)、トイレの心配はご無用です。でも紙はないので持参してくださいね。

いや~しかし、すごいっすよ長城!よくこんなもの造ったよなあほんまに。壮大な景色を見れて、頑張って登った甲斐がありました。

 

私的には、下りは登るときに比べればラクでした。景色も下りの方が楽しめたかな^-^山並みや渓谷も綺麗でした。

 吸い込まれそうな谷底~(あぶない、あぶない)

しかしながら、下りは足が笑ってしまってカクっとなりそうになるので注意です。手すりがついているので、それをつかんで慎重に降りました。皆さんからだを斜めになりながら下りていました。

 小さな女の子もがんばっていました

麦茶を凍らせたものを持って行ってたのですが、途中、中国人の方達はアイスや桃、大きなきゅうりをかじりながら登っている人達がいました(笑)それを見たダンナさん達は、下山後、桃を買ってかぶりついておりました。私はアイス。これまた、1元くらいのものを10元と言われ、「ありえん!誰が買うか!」思いましたが、ヘトヘトでどうしても今すぐに食べたかった私は、気づいたら10元払っていました・・・キーッ、悔しい(涙)でもこれがめちゃくちゃおいしかったりして。

 レモン&マンゴー味で最高でした!

 桃も水分たっぷりでおいしかったそうです
ダンナ達はバナナも食べておりました 

下山後、長城博物館を見学し(無料)、八達嶺を後にしました。
このあと世界遺産である明の十三陵という観光地へ向かいました。途中、運転手さんおすすめの激安家常菜(家庭料理)の店でお昼を食べ、明十三陵へ着いたのが2時半くらいだったかな?しかし、長城でパワーを使い果たしていた私達には、もう観光する集中力がなくなっていました。有名な地下宮殿をくるっと見たけど、うーむ。。。長城を見たあとでは、しょぼく感じてしまいました(スミマセン)。この話は、またの機会に。



長城<その1>へもどる



長城①

2005-08-27 22:01:12 | 北京・観光地

かの有名な万里の長城へ行ってきました。行こう行こうといいながら、北京に来た当初は真冬の極寒、春はダンナさんが忙しく、夏は暑過ぎて無理・・・そんなことで機会を逃していたんだけど、最近は気候もよくなってきたし29日が私の誕生日なので、記念に万里の長城でも登っとくか~!ということになり、ついに行って参りました。中国に来るまで、万里の長城って1箇所だと思ってた無知な私・・・(※長城の分布図 / 説明 )

ダンナさんが車をチャーターしてくれて(長城+明十三陵で800元)、会社の人も誘って3人で行ってきました。運転手さんには慕田峪長城を薦められたのですが、まずはいちばん有名な?八達嶺長城へ。3人とも初長城なのでかなりワクワクモードな感じで、朝8時に出発~ 途中、運転手さん(女性)が肉まんと豆ジャン(豆乳のようなもの)を買ってくれたりして、なかなかに親切。でも豆ジャンは皆飲まないんだよねぇ^-^;

八達嶺高速を走って一時間ちょっと、まず居庸関という長城に着きました。

 うお~ かなり急な感じ!

ここは下から眺めるだけでしたが、たくさんの人が登っているのが見えました。

ここから更に15分ほど走り、目的地の八達嶺長城に到着。駐車場にはたくさんのバスが止まっていて、車も結構いっぱいでした。駐車場を囲むようにたくさんの食堂がありました。

 

駐車場の横に毛沢東資料館(無料)のようなものがあり、一応見学。共産党員の運転手さんの熱い説明を受けましたが、中国語なのでよくわかりませんでした^-^;そのあと、長城の説明映画を流す映画館(無料)へ。日中共同で作られた映画館なんだそうで、360度スクリーンのキレイな建物でした。10分か15分ほどの映画です。

 紅葉の時期も綺麗でしょうねぇ

見終わった後、いよいよ登り口へ。ロープーウェイでも行けるのですが、私達は歩くことにしました。城門の付近にもお土産屋さんやレストランがいっぱいでした。

 




長城<その2>へつづく