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ぬらりひょんの孫 第20話「幕は闇より開く」

2010年11月16日 | ぬらりひょんの孫
憎しみでいっぱいの奴に正面から「お前の考え方は間違ってる!!」なんて言って納得して引き下がってくれるわけがない。
この時点でリクオの方が(対応を)間違ってる。
それから人の価値観は人それぞれ、人間と妖怪に上下が無いというのも、妖怪の方が上位と考えるのも人の勝手だと思う。
それだと共存は難しいから衝突するんじゃないのか。
互いに妥協点を見つけて行くんじゃないのか。
そうして武力衝突するのは、力で捻じ伏せるしかないからじゃないのか。
リクオも最後まで衝突を避けたいと思っているのは、それが最終手段だからじゃないのか。

ということを踏まえて見てみると、夜リクオになった途端に気が大きくなってるリクオにちょっと笑ってしまう。
夜リクオも上下は関係ないって言ってるけど、犬神の言い分を「器の小さい奴」と一笑に付してるところがスッキリするね。
まぁ油に火を注いでるとも言うけど。
それにしても、これが夕方から夜にかけての戦いじゃなかったら、どうなってたことか…。
…相手も夜でないと本領発揮出来ないから一緒じゃね?というのは有りだけど、犬神はかなり強い、強いと描写されてるからね。
で、すでに捕まってる時点で夜リクオになっても捕まったままなんじゃないかと思うんですが…リクオの“畏”って霧になることじゃなくて認識をずらすじゃなかったっけ?
つまり夜リクオになっても犬神の手から逃げられないんじゃないかと思うんだけど…それはともかく実際にリクオは逃げ出してるから、まぁ逃げられるんだよね。
そしていつも疑問なんだけど祢々切丸はどこから出すんだろうね?

ところで人間でも妖怪でもない犬神を実力を引き出され、妖怪として仲間に迎え入れた玉章。
そんな彼を居場所をもらったとして崇拝する犬神。
前回の段階では分からないといった彼らの関係とりわけ犬神から玉章に寄せる思いはやっぱり分からなかった。
実力を見せろって言って縛られて痛めつけられて俺に力なんて…と言いかけたら、なら死ぬかって見捨てるような発言もしてるのに…。
最初に認めてくれたからっていうのが一番大きい理由なんだろうけど…皆から冷遇されたことがないと理解出来るはずもないんだろうね。

奴良組なら力は無くても仲間に迎え入れてくれただろうになぁと思うけど、玉章も心から信頼出来る仲間が欲しかったという風に考えれば出会うべくして出会ったのかもしれないな。

ゆらに「うちの貪狼の方が可愛い!!」って言って欲しいな。


次回「七分三分の盃」



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