これまで、報道は、インターネットリテラシーなどと、インターネットの利用する人たちに理解する能力と活用を求めるような言い方をしてきました。つまり、報道から見ると、大体はインターネットでは嘘が多いから、見極める能力を持つべきだというのでしょう。しかし、実態は報道の方が信用ならないことが多いと思います。メディアリテラシーを持つべきだと訴えたいですよ。
そのいい事例が毎年のように行われるジェンダーギャップ調査です。まあ、朝日新聞デジタルの記事ですから、何を書いているかは、すぐに想像が付きますよね。
6月21日付けの「男女平等、日本は世界125位で過去最低、ジェンダーギャップ報告書」という記事です。前回も書いたかもしれませんが、また、同じ事を感じたのかもしれません。
記事の内容は、「世界経済フォーラム(WEF)という国際機関が21日、世界各国の男女格差の状況をまとめた2023年版「ジェンダーギャップ報告書」を発表した。日本は男女の達成度合いで146カ国中125位。経済と政治分野の遅れが響き2006年の発表開始以来、順位は最低だった。」というのです。
日本人は過去にも温泉ランキングがあったように、本当にランキング付けすることが好きなのですよね。それを知った報道は、何でもランキングにしてしまうのです。そして、中に韓国や中国をぶち込んで来るのですよね。
世界経済フォーラムというのは朝日新聞は国際機関(朝日新聞が、こう書いたのは、世界の人が構成員として参加しているからだと推測しました。)と書いて、いかにも権威があるような書き方です。しかし、実態は、スイスの非営利財団の形を取っている民間団体ですよ。何も公式に認められたような団体ではなく、勝手にランキングなのですよ。
国連の機関なんかもSDG’sを作ったいい加減な機関もありますからね。ましてや民間の非営利団体など、信用できるものではないでしょう。日本でもツッコミどころがある民間団体が多いでしょう。本当に旧民主党の負の遺産ですよね。
ニュースでもこの記事を引用していて、やはり反日左翼認定のTBSのニュース番組で女性の弁護士が批判いつ買っていました。自民党だかが女性の政治家を3割にするとかいうことを取り上げていて、遅いとか批判していましたよ。
かねて私が言っているように、女性の登用は本人次第ですよ。そのために障害となることがあればできる限りの配慮は必要でしょうが、結局、利益を上げなければ会社は成り立ちませんから、どれだけ貢献できる能力があるかが必要なのですよ。(中には本当に老害でしかない意識の方もいますが。)
男性社会という日本の社会構造と、出産・育児というハンデが女性にはあるという自覚が大切と思います。それを踏まえて努力すればいいのですよね。時々、男と同じように休みもなく働き、飲み会も付き合うとかいうことが出世のこつのように思っている女性がいるようですが、間違ってますよ。
そして、一番重要なのは、世界経済の中で日本が一番安定しているでしょう。何だかんだ言っても安定感抜群ですよ。世界に向けて、日本を真似ろよと言えばいいのではないでしょうか。
環境問題でも、これだけ分別をしている国なんかないでしょう。それをするのは効率が悪いことを外国は知っているのではないのですか。日本は自己満足なのではないのですか。まあ、資源がないから、宝の山があるから活用しようというのは理解できますが、費用対効果を検証してほしいですよ。
このように、社会のいろいろなシステムも異なるのにそんな要素を含んだようなランキングなど必要ないでしょう。そういえば、北欧の国では移民でしたか安い賃金で家政婦にしていて女性の社会進出を可能にしているようなことを聞いたことがあるのですが、どうなっているのでしょうか。そこまでしてポイントを上げるのかとも思います。
さらには、少子化とか言いますが、女性が家庭を守っていれば子供を多く産めるのでは何でしょうか。人口が減少するから女性も働かせて埋めようとした政策は、少子化を招いているように思いますが、もう、戻れないでしょうね。私の頭が古いのでしょうが、言いたいことは、日本のシステムが何でも古くてダメだという意識はいけないということですよ。いろいろな問題意識を持って、自分の頭で考えながら、結論を自分で探せばいいのですよね。
今日の結論です。報道は、いつでも日本は遅れているとか、最低だとかばかりでしょう。最低なのは報道なのにと思います。