サン・シュルピス教会にどこから入っていいのか躊躇していたら、不思議な老人が現れ、ドラクロアの壁画を見たいという私たちを、案内してくれました。すこし洋服がヨレヨレなので、話かけるのが・・・しかし、ムッシュは、ドラクロアのコーナーに案内して、絵の説明を熱心に語ってくれました。この時ほど、フランス語の単語力のなさを、反省。歴史や絵に詳しい方でした。彼は、説明が終わると、教会の薄暗がりの中にいつのまにかきえていました。あとで、私はもしかして、彼はドラクロアさんだったのではと思いました。そんな不思議な静寂に包まれた教会でした。