2024.5.25
水伝ふ磯の浦廻の石つつじ茂く咲く道をまた見なむかも 巻2-185
歌人:舎人(草壁皇子)
訓み:みなつたふいそのうらみのいはつつじもくさくみちをまたみなむかも
現代語訳:水ぎわの磯のめぐりの岩つつじが茂く咲く道を、再び見るだろうかなあ。
草壁皇子が亡くなってお葬式の場面で柿本人麻呂に続き舎人達も歌を詠む
草壁皇子が住まいにはきっと水が川のように流れそこに鮮やかなつつじが咲いていたのだろう
主人が亡くなってもう解雇される舎人は、その庭の美しいつつじを思い出し
また見ることはあるのだろうか・・・と思って詠んだ歌
その美しいつつじに草壁皇子を重ねて、また会いたいなと思っているのかもしれない
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