2024.5.25
大和には群山あれどとりよろふ天の香具山登り立ち国見をすれば国原は煙立ち立つ海原はかまめ立ち立つうまし国そ蜻蛉島大和の国は 巻1-2
歌人:舒明天皇
天皇の、香具山に登りて望国したまひし時の御製歌
訓み:やまとにはむらやまあれどとりよろふあまのかぐやまのぼりたちくにみをすればくにはらはけぶりたちたつうなはらはかまめたちたつうましくにそあきづしまやまとのくには
現代語訳:大和には多くの山があるが、とりわけてりっぱに装っている天の香具山、その頂に登り立って国見をすると、国土には炊煙がさかんに立ち、海上には鴎がしきりに飛び立っている。美しい国よ。蜻蛉(あきづ)島大和の国は。
天皇が山に登って俯瞰するのは天皇の仕事のひとつ。
天の香具山は空から降ってきた山と言われ、天皇がそこに登ることが大切。
橿原の香具山からは海は実際には見えないけれど、海には鴎が飛び交っているということは、魚も豊富で
稲作が行われているということは食べ物も豊かであると天皇が言うことが大事だったんだなぁ~
あぁ・・・大和は素晴らしい
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