万葉歌碑めぐり

-つらつら寧楽をつらつらに-

ぬばたまの夜のふけぬれば久木生ふる

2024-06-11 09:20:14 | 橿原

2024.5.25

ぬばたまの夜のふけぬれば久木生ふる清き川原に千鳥しば鳴く 巻6-925

歌人:山部宿禰赤人

訓み:ぬばたまのよのふけぬればひさきおふるきよきかはらにちどりしばなく

現代語訳:ぬばたまのような夜が更けると、久木が生える清らかな川原に千鳥が頻りに鳴くことだ。

ぬばたまは花の後、真っ黒な実をつけることから黒いものの前につけられる

万葉の時代、夜は真っ暗だったんだろう。今のように明かりもないし。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 我が園に梅の花散るひさかたの | トップ | ほととぎす鳴く声聞くや卯の花の »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

橿原」カテゴリの最新記事