好きなことを書くブログ

by けいぷ
映画、旅行、舞台、いろいろ好きです。
でも、たまに酷評。(笑)
ネタバレ注意!!!

マイ・バック・ページ

2011-06-14 23:55:58 | 映画
「マイ・バック・ページ」を観てきました。



原作:川本三郎
監督:山下敦弘
キャスト:妻夫木聡、松山ケンイチ、忽那汐里、石橋杏奈、中村蒼、長塚圭史、山内圭哉、三浦友和 他
あらすじ:
全共闘運動が最も激しかった1960年代後半、週刊誌編集部で働く記者・沢田(妻夫木 聡)は、理想に燃えながら日々活動家たちの取材を続けていた。ある日、梅山と名乗る男(松山ケンイチ)から接触を受けた沢田は、武装決起するという梅山の言葉を疑いながらも、不思議な親近感と同時代感を覚えてしまう。(シネマトゥデイ)

映画館に行く前、ヤフーの映画情報の評価を見ることが多いんですが、観ようと思っていた「プリンセス トヨトミ」、「パラダイス・キス」、「もしドラ」・・・どれも評価がイマイチのよう。
結局、キャストに長塚圭史&山内圭哉の名前を見て、「マイ・バック・ページ」にしました。

この作品、どんでもなく面白かったです。

とにかく想像していた内容とはかなり違いました。
ビターというかずっしり重く、心にしみるラストでした。
(現在は成功している)若いジャーナリストが過去の失敗を想い出し、ちくちくするようなノスタルジックな作品・・・なんてのを凡人のアタシは想像してました。

社会的な背景、「本物」になりたかった二人の若者がそれぞれ落ちる穴。
その先にあるものは、ほろ苦い想い出とはほど遠いもの。

マツケンの演技もさることながら、妻夫木くんのラストシーンがとにかく印象的でした。
「悪人」でもなかなかの演技してたし、いい雰囲気を持っているな、彼。
中村蒼くんのことも最近、こっそり注目しているのですが、「イノセント」が似合いますね。表情が好きだな~

そして、長塚圭史(東大全共闘議長役)&山内圭哉(京大全共闘議長役)。
それぞれカリスマ的学生運動家。なんて、ナイスなキャスティング。
この二人に限らず、回りを固める脇役たちもとってもよくて、この作品を支えている印象がありました。

企画/制作がWOWOW Filmsってことなので、早々にオンエアされそう。楽しみ楽しみ。

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