福祉整理人見習い奮闘記

福祉整理と遺品整理専門会社に入社して見習い期間中!一人前になるまでの記録を、日々綴っていきます。

ホワイトバレンタイン。

2014年02月14日 | 福祉整理
先日、NHKで都知事選の資料映像のような形で私が担当した福祉整理の現場映像が使われました。内容を大雑把に言うと単身の高齢者がすぐに入所できる施設がなく介護難民が増えている。その問題をどのように考えているか。という感じのことでした。
今回の都知事選は私自身も高齢者福祉の問題に重点を置いて選んでいたので自分でいろいろ調べていたのですが、「いいね。」と素直に言えるような案や選挙公約を打ち出している候補者はほとんどおらず、まだまだ現状を理解していないところ(高齢者)が多いなと感じました。
話は戻りますが、私が担当して撮影を行った福祉整理の現場の詳細を書きたいと思います。
現場は都内のアパートで80代の女性が1DKに一人暮らし、認知症と精神疾患があり、部屋には新聞・雑誌・弁当クズ・衣類などが山積みになって一番高いところで1.5m以上ある状態でした。床が見える場所がなく畳なのかフローリングなのかもわかりませんでした。
ゴミ部屋状態の女性宅がどのような経緯で私たちに依頼が来たかというと、昨年末に寒くなってきたからと山積みのゴミの上でストーブに火を点けたら当然のようにゴミに引火~ボヤ騒ぎになり周辺の人たちに知られる~その地区の地域包括支援センターに相談が行く~地域包括支援センターから弊社へ依頼という流れでした。
原因が火事というのは少ないのですが、福祉整理ではこのような流れが多いです。
作業自体は紙・新聞などリサイクルできるものは分別しながらの通常作業と、女性に伺いながら必要なものを残していく福祉整理を人数をかけて行い、通常2日作業のところを1日で終わらせる事ができました。
その後の事をNHKの映像で知ったのですが、一週間後にNHKの記者が女性宅に伺ったところ新聞などが散乱して元の状態に戻るのも時間の問題だなと感じ悲しい気持ちになりました。
今回にようなケースは珍しいものではなく、このままの状況だと間違いなく増えていく事が予想されます。
介護の経験がある新都知事にはこの状況の改善に期待しています。




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