野中柊『ダリア』
<女の子>である前に<自分>なのか、
それとも<自分>である前に<女の子>なのか。
そんな問いを勢いよく蹴飛ばすがごとく、
時代遅れでお頭の陽気な女の子と思われるチアガールをする主人公ハナコ。
そんなハナコに対し、<子供の主体性>を頑なに重んじ、
口には出さずに非難する両親―――通訳として働く母と家庭を守る父。
プレイボーイよりプレイガールを読みたがる幼なじみの太郎。
既存のジェンダーにゆれる10代の二人が
生と性について悩みながら生きていく。
--------------------------------------------
題名は、ハナコが友人から貰った「ダリア」というポルノ小説から。
んで、感想。
正直よくわからなかった。
作者の思いとか構想が広がりすぎて、
収集つかないまま話を終わらせてしまったという印象を持ってしまうのは、
あたしの理解力が足りないからかもしれない。
ハナコたちが悩み考えてる内容は理解できる。
男と女だけでは分けられない性。
そこでもがく人間たち。
そして、悩まずにはいられない10代。
んで、結局ハナコたちは自分の気持ちにどういう風に向き合ったの?
ぬくもりを求めて、それを感じたからオッケーみたいなこと?
よくわからない。
もやもやしたままだ。
最後の方でパパが作ったバナナクリームパイが
全体的な象徴となってるように思う。
ポルノ小説の主人公ダリア自身がバナナクリームパイっぽいとも思うし、
この本全体がバナナクリームパイっぽいとも思う。
結局ハナコはダリアのことをどう思ってたんだろう?
自分に重ねていた?
ハナコがダリアを読んで抱いた印象をもっと描いてほしかった。
一番好きなシーンは、
ハナコが「私がアメリカの女の子だったらよかったのに」って思うシーン。
そこだけはすごく共感した。
<女の子>である前に<自分>なのか、
それとも<自分>である前に<女の子>なのか。
そんな問いを勢いよく蹴飛ばすがごとく、
時代遅れでお頭の陽気な女の子と思われるチアガールをする主人公ハナコ。
そんなハナコに対し、<子供の主体性>を頑なに重んじ、
口には出さずに非難する両親―――通訳として働く母と家庭を守る父。
プレイボーイよりプレイガールを読みたがる幼なじみの太郎。
既存のジェンダーにゆれる10代の二人が
生と性について悩みながら生きていく。
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題名は、ハナコが友人から貰った「ダリア」というポルノ小説から。
んで、感想。
正直よくわからなかった。
作者の思いとか構想が広がりすぎて、
収集つかないまま話を終わらせてしまったという印象を持ってしまうのは、
あたしの理解力が足りないからかもしれない。
ハナコたちが悩み考えてる内容は理解できる。
男と女だけでは分けられない性。
そこでもがく人間たち。
そして、悩まずにはいられない10代。
んで、結局ハナコたちは自分の気持ちにどういう風に向き合ったの?
ぬくもりを求めて、それを感じたからオッケーみたいなこと?
よくわからない。
もやもやしたままだ。
最後の方でパパが作ったバナナクリームパイが
全体的な象徴となってるように思う。
ポルノ小説の主人公ダリア自身がバナナクリームパイっぽいとも思うし、
この本全体がバナナクリームパイっぽいとも思う。
結局ハナコはダリアのことをどう思ってたんだろう?
自分に重ねていた?
ハナコがダリアを読んで抱いた印象をもっと描いてほしかった。
一番好きなシーンは、
ハナコが「私がアメリカの女の子だったらよかったのに」って思うシーン。
そこだけはすごく共感した。