中村航『リレキショ』
僕は“姉さん”に拾われて“半沢良”になった。
「大切なのは意志と勇気。それだけでね、大抵のことは上手くいくのよ」
ある日、
バイト先の深夜のガソリンスタンドで受け取った一通の招待状。
その招待状をきっかけに、
いつもと少しだけ違う世界が、ひっそりと動き始める。
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清々しくてのびやかで気持ちのいい小説。
あたしがこの本を読んだのは
雨のたくさん降る昼間の教室の中だったけど
キレイに月が輝く涼しい夜に読みたい一冊でした。
僕が半沢良になることとなった経緯は語られないままだし、
特に何か特別なことが起こるわけでも
何かが完結するわけでもないけど、
なんとなくすっきりした気持ちになれました。
そういう謎解きめいたことや説明のようなものは
この話の中ではすごく余計なもので、
全く必要ない感じがする。
出てくる人たちが皆とても魅力的でちょっと変わっていて、
でも誰もが登場人物の一人一人の中に自分を見てしまいそうな気がする。
姉さんがとっても好きです。
考え方にめちゃめちゃ共感してしまう。
あたしは人を拾ったりしないけどね。
離婚について語ってるシーンとか特に好き。
一人勝ちだと言ってのける様がすごくかわいかった。
それから、山崎と姉さんの作るご飯が、特にサラダとしいたけが、
本当においしそうだった。
僕は“姉さん”に拾われて“半沢良”になった。
「大切なのは意志と勇気。それだけでね、大抵のことは上手くいくのよ」
ある日、
バイト先の深夜のガソリンスタンドで受け取った一通の招待状。
その招待状をきっかけに、
いつもと少しだけ違う世界が、ひっそりと動き始める。
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清々しくてのびやかで気持ちのいい小説。
あたしがこの本を読んだのは
雨のたくさん降る昼間の教室の中だったけど
キレイに月が輝く涼しい夜に読みたい一冊でした。
僕が半沢良になることとなった経緯は語られないままだし、
特に何か特別なことが起こるわけでも
何かが完結するわけでもないけど、
なんとなくすっきりした気持ちになれました。
そういう謎解きめいたことや説明のようなものは
この話の中ではすごく余計なもので、
全く必要ない感じがする。
出てくる人たちが皆とても魅力的でちょっと変わっていて、
でも誰もが登場人物の一人一人の中に自分を見てしまいそうな気がする。
姉さんがとっても好きです。
考え方にめちゃめちゃ共感してしまう。
あたしは人を拾ったりしないけどね。
離婚について語ってるシーンとか特に好き。
一人勝ちだと言ってのける様がすごくかわいかった。
それから、山崎と姉さんの作るご飯が、特にサラダとしいたけが、
本当においしそうだった。