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せんべえ空間

淋しがりやの一人好き。
あまのじゃくなせんべえの矛盾に満ち溢れた日々。

心に風を。

【イン・ザ・プール】

2006-01-18 06:43:18 | 映画・DVD
【イン・ザ・プール】
伊良部総合病院の地下にある神経科の精神科医伊良部。
彼のところに今回やってきた患者は
持続勃起症の営業マン(オダギリ・ジョー)、
強迫神経症のルポライター(市川美和子)
水泳中毒の会社員(田辺誠一)。
そんな患者たちも引きまくる変人の伊良部。
伊良部のとんでもない発言や行動によって彼らの悩みは解決するのか。
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テレビで阿部寛だったから、松尾スズキバージョンが見たくて仕方なかった
阿部ちゃんも好きなんだけどね。ちょっと男前すぎるでしょ。
おもしろいっちゃおもしろいんだけど、
もっとおバカで下品な部分をだしていいと思う。
そして、ほろっとするような温かさがイマイチ出てないんだよなー。
人間ドラマな部分が足りない。
ぎゅっと押し込めて何とか作りました!みたいな。
松尾スズキ大好きなのにー。
オダギリジョーのパンツ脱いだ姿はおもしろかったけど
脚本演出は『時効警察』の監督の三木聡。
時効警察はすっごくハマったんだけど、これはちょっとな。
やっぱり原作読んだやつは見ちゃいけないなー
悪くないけどね。期待しすぎたせいですね。

【Bridge~この橋の向こうに~】

2006-01-18 06:18:14 | 映画・DVD
【Bridge~この橋の向こうに~】
マンちゃんこと満作(市瀬秀和)の恋人が書き置きを残して消えた。
慌てた満作は雛子(川端真裕子)の元へ駆け込む。
雛子の同居人のOLひかり(藤真美穂)も巻き込んで
3人は満作の恋人が兼ねがね話していた、とある海を目指して出発する。
途中で営業マンの哲平(松田賢二)や女子高生の珠美や
自転車で日本を横断中の2人組をも巻き込んで一行は旅を続けていく。
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ザンキさん!じゃなかった、松田賢二さんが出ていたことにとりあえず驚いた。
響鬼のときとちがってダメな人だもの
まぁキメるとこキメるけどね
最初は酔っ払いかと思ったよ。
途中は、えーっって思うとこ一つがあったんだけど、
最終的にはあーあ、やっぱりかー、ありきたりだぁ。ってがっかりかなぁ。
悪くはないんだけど、
映画とかの勉強してる大学生の卒業制作みたいな映画だなぁーと感じた。
93分だから短いんだけどそれでも長く感じるな。
んー、ちょいとイマイチ

【Laundry】

2006-01-15 20:09:20 | 映画・DVD
【Laundry】
テル(窪塚洋介)は、祖母の経営するコインランドリーで、
洗濯物泥棒を監視する“仕事”をしていた。
そこに現れるのは負け続けるボクサーや
息子の嫁に洗濯物を洗ってもらえないおじいさんや
花の写真を撮るのが好きなおばさんなど。
ある日、水絵(小雪)が
乾燥機の中にワンピースを置き忘れたまま田舎に帰ってしまった。
テルは水絵を追いかける旅に出る。
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とても優しくて狂おしい物語。
やはり窪塚くんの演技はすごい
窪塚くんだからこそテルの純粋さや素直さが出せたんじゃないかなぁ。
水絵は純粋だからこそ歪んでしまって、
とてもとても哀しい人に見えた。
自分の話す言葉をそのまま受け止めてくれて、信じてくれて、
真っ直ぐ、何の裏も無い言葉をくれる存在はとても大きな財産。
“こういうの、愛って言うんだよ、地球上では。
 宇宙じゃ何ていうか知らないけどね”
って。あのセリフを言うシーンとても好きだなぁ。
やばいなぁ。すごく好きだこの映画。
テルがおばあさんから聞いた口笛の上手い若者の話と同じく、
幸せな話か悲しい話なのかよくわからないけど、
この先の二人の未来が全く見えなくて幸せになれる保障がどこにもなくて
むしろ不安がいっぱいな気がしたけど、
でもラストシーンはきれいだったから、
なんか、あれでいいんじゃないかと思った。
きっとうまくいくから。
テルは水絵を絶対裏切らないから。
うん。これは“愛”の物語だ。
宇宙ではどうかわからないけど。

【深呼吸の必要】

2006-01-09 22:08:05 | 映画・DVD
【深呼吸の必要】
舞台は沖縄のとある離島の広大なさとうきび畑。
きびを刈り取る“きび刈り隊募集”の告知に応募してきた5人の若者。
東京で派遣の事務をやっているひなみ(香里奈)、
人付き合いが悪く無愛想な大学生の大輔(成宮寛貴)、
着飾るのが好きで若く見えると思っている悦子(金子さやか)、
一言も口を聞こうとしない加奈子(長澤まさみ)、
他のメンバーよりも年長の修一(谷原章介)。
おじいとおばあが迎える平良家のきび狩り隊常連の豊(大森南朋)と、
かつて平良家の隣に住んでいた美鈴(久遠さやか)が助っ人として加わる。
平良家の唯一の決まりは“言いたくないことは言わなくていい”。
彼らにはそれぞれトラウマや過去の傷などの
“言いたくないこと”があったが、
広大なさとうきび畑で働くうちに何かが変わっていく。
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という、地味な青春映画
題名にすぅーっと惹かれて見てみた。
黙々とさとうきびを刈る音がとても印象的で心地よい。
展開が簡単に読めてしまうので、
ストーリー性のある作品が好きな人にはオススメできないが、
あたしは何度でも見れると思った。
おばあが加奈子の髪を拭いてあげるシーンがとても好き
おじいがよく言う“なんくるないさ”は魔法の呪文のよう。
(なんてことない。どうにかなるさ。の意味)
そう言われたら本当に大丈夫な気がしてくるから不思議だ

谷原章介の役がとてもぴったりだった
あの優しい声と大人っぽい雰囲気が役にぴったりハマっている。
谷原章介と香里奈の話してるシーンってあたたかでやわらかくていい

一つ残念なのは、公式ページでのJALのロゴの存在感がありすぎること。
この映画を見たら多くの人が沖縄に行きたくなるだろう。
あたしもその一人で、今すぐ沖縄に飛んで行きたくなった。
だけど、JALが全面に出すぎていて
あー、JALのキャンペーン映画かぁ~
って感じがして軽く興醒めする
沖縄には何の罪も無いが

でも好きな映画です。
心が疲れたときはまた見ようと思う。
表紙に書かれてるとおり“あたしで、いいんだ”って思うために。

【FLY, DADDY FLY】

2006-01-06 22:23:36 | 映画・DVD
【FLY, DADDY FLY】
金城一紀原作。
おっさん・鈴木一(堤真一)は
娘・遥(星井七瀬)を傷つけた石原勇輔(須藤元気)に復讐しようと
石原のいる高校に包丁を持って乗り込んだ。
しかし、現れたスンシン(岡田准一)に一発で殴り倒される。
目が覚めたおっさんは、高校を間違えたことを知る。
スンシンの仲間であるゾンビーズは事情を聞いて、
夏休みにおっさんを特訓することにする。
おっさんと石原を対決させるために。
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最初は白黒で、どんよりと暗い感じで
何だか陰湿な雰囲気だったので、えっ?想像と違うなぁって思ったけど、
色がついた画面になってからは絵が明るくて
空の青さがすがすがしく、透明感たっぷりで、小物もステキで
若々しさが溢れていてとても楽しかった
須藤元気大好きなんだけど、
この映画の中ではとってもとっても気持ち悪かった
堤真一をあそこまでダサいおっさんにさせるのは大変だよなぁ。
ジャージ姿のとき、お尻プリンとしてかわいいし(笑)
そして、岡田君の筋肉の美しさ
この作品のために体をつくったらしいが、ほんとにキレイ
本を読む姿がとても絵になる。
本を読む美少年って目にいいですなぁ

バスと対決するおっさんを見守るバスの乗客たちがとてもコミカルで、
少し哀愁が漂っていてとてもおもしろい
ゾンビーズの一人一人のキャラも楽しいし、
全体的にテンポがいいのであっさり見れる

そんなサクセスストーリーはありえないだろって思うけど、
これはこれでいいんじゃないでしょうか
すかっとするのでかなりオススメ

【オペレッタ狸御殿】

2005-12-09 19:21:15 | 映画・DVD
【オペレッタ狸御殿】
がらさ城の城主である安土桃山(平幹二郎)は、
予言者びるぜん婆々(由紀さおり)に毎日同じ質問を投げかける。
『生きとして生けるもので一番美しいものはだれじゃ?』
いつも通り『安土桃山様でございます』と答えた後に予言が変更。
がらさ城城主の世継ぎ雨千代(オダギリ・ジョー)が
まもなく父の美しさを越えるという。
何もかも一番でなくては我慢ならない安土桃山は、
かつて自分に従わない妻を
迷い込んだものが誰一人として帰ってこないという快羅須山へ追放した。
そして今度は実の息子までもを快羅須山に棄てると決めた。
その頃、雨千代は美しい娘に出会う。
その娘は狸御殿の狸姫(チャン・ツィー)だった。
二人はたちまち恋に落ちるがその行く手は難題が待ち受けている。
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おもしろかったというよりも楽しかった
ミュージカル調で、歌やダンスが盛りだくさん
セットは舞台装置のような感じでわざと安っぽく作ってある感じ
チャン・ツィーとオダギリ・ジョーの美しさもすてきだけど、
由紀さおりの存在感が特にすごい
由紀さおりのラップシーンは必見
そしてCGで復活の美空ひばりの神々しさ
お釈迦様か何かみたいでした
薬師丸ひろ子やパパイヤ鈴木もいい味出してます
独特のテンポ感とか絢爛豪華な衣装が見てて楽しい
途中少しテンポダウン って感じだけど。

ミュージカルシーンだけを見れるようになってて、
そのシーンを見てるだけでも十分楽しめる
『恋する炭酸水』や『びるぜん婆々のマイウエイ』がいつまでも頭に残る

チャン・ツィーはやはり可愛い
たどたどしい日本語が特に愛らしい
そして脚線美!すごいキレイ
『SAYURI』が更に見たくなった

【アイデン&ティティ】

2005-11-29 10:15:23 | 映画・DVD
【アイデン&ティティ】
みうらじゅん原作、宮藤官九郎脚本、田口トモロヲ演出。
ロックバンド“SPEED WAY”は人気バンドだった。
しかしギターの中島(峯田和伸)は
自分の世界を貫くことと売れることの間で苦しみ悩んでいた。
そんな彼のの前にボブ・ディランにソックリの男が現れる。
中島は彼に見つめられ、自分の後ろめたさや恥じらいを感じるが、
それをきっかけに自分を取り戻していく。
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みうらじゅんのイカ天時代とか知らないけれど、
本人自身が実際に悩んだ部分なんだろうなぁ。

何だか全てが青臭い感じでイイ
心が熱くなる。
最後に流れるボブディランの“LIKE A ROLING STONE”がまたいい
峯田の中島くん役がすごくハマってた
“不幸なことに、不幸なことが何もなかった”ってセリフがぐっときた。


男の子はこういうの好きな人多いんじゃないかなぁ。

【月夜の恋占い】

2005-11-26 07:15:08 | 映画・DVD
【月夜の恋占い】
イレーヌは通勤途中の地下鉄で同席した女性から、
今日は運命の人と出会う日だと告げられる。
友人にはその占いを信じていないような態度を取ったイレーヌだったが
実は期待に胸を膨らませて出勤。
しかし思わぬ出来事が…。
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『アメリ』のオドレイ・トトゥ主演。
でもそれほどオドレイが主役として目立ってはいない。
様々な人たちの生活が交差しながら物語が進む。
日本での売上を伸ばすために
オドレイが主演であることを全面に押し出したのかも。
オドレイを目当てに見た人はがっかりだろう。

ほんの些細な出来事で人の人生が大きくかわることもある。
というようなメッセージは伝わったが、
いまいち夢中にはなれなかった。
のめりこめなかった。
クスリと笑ってしまうところはあるんだけど。

うーん。いまいちかなぁ。。。

【マッハ!!!!!!!!】

2005-11-21 20:41:16 | 映画・DVD
【マッハ!!!!!!!!】
タイの小さな村で大切にしている仏像の首が盗まれ、
その首を取り戻すために、
村で一番のムエタイの使い手がバンコクへ向かう。
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お盆に会った従兄におもしろいよと勧められていたのに見てなくて、
sattyさんの記事で、あっそーいえばーと思い出して、
やっと見ました
ストーリーだけ聞くと、
“えっ?おもしろいのそれ?”
って感じだけど、
CGもワイヤーも早回しも使わない
っていうからちょっと気になる感じで。
いや、でも昔はそれが当たり前だったんだよねぇ

とにかくストーリーは実際どーでもいいです。
ただただアクションがスゴい
最初の30分くらいはそれほど派手なアクションがなくて
うーん、退屈かもーって思ってたんだけど、
38分ぐらいからおもしろくなってくる
これほんとにCGとかワイヤー使ってないの?
と驚いてしまいます。
すごく痛そうに見えるし、刃物とか出されると怖いし。
足が火に包まれてるとことかどんな風になってるんだろー

前に見た“カンフーハッスル”の方がストーリー的にはおもしろいけど、
あっちはカンフーでこっちはムエタイなので、
アクションを見比べるのも楽しいかも
あと、格闘シーンだけじゃなく、カーチェイスシーンも結構見もの
CG使ってないって思うと迫力が増します



【THE3名様 秋は恋っしょ!】

2005-11-19 20:23:22 | 映画・DVD
【THE3名様 秋は恋っしょ!】
石原まこちんのマンガ“THE3名様”の実写化第2段。
ジャンボ(佐藤隆太)、ミッキー(塚本高史)、まっつん(岡田義徳)の3人が
就職もせず、毎日12時間睡眠してファミレスで今日もぐだぐだ。
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前作の感想はコチラ

たった59分なのですぐ見れます
第一弾がおもしろいと思った人は今回も満足できるはず
前作で出てきた“パフェおやじ”も再登場。
あいかわらずのミッキーの変な服もレベルアップだし。
どこで売ってんだあれ。しまむらとか?
ミッキーとまっつんが変すぎて、ジャンボが普通の人にすら見えた
いつか隣町のファミレス行けるのかなー

今回一番ツボにはまったのは(ネタバレ注意)
コエンザイムの話をしてるときのまっつんの
“コエンザイマーF”に対する
“弱っ!普通ZとかXとかもっと後の方のやつじゃねぇ?”
ってジャンボのセリフ。
あたしには一生浮かばない発想だなぁ
あと、教習所に通う毎日の話をしてるときの
“10時間睡眠はキツいなぁ”
“正に寝る間を惜しんでだな”
“確かに身体は悲鳴を上げてるよー”
って会話。
ねぇ誰かこいつらのことちゃんと叱ってあげてよ?
そして、本編とは別の特典映像“ミッキーまじ泣き”の
こよりゲームをやってる3人の顔にはめちゃくちゃ笑った

よし、もう一回見てから返しに行こう