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せんべえ空間

淋しがりやの一人好き。
あまのじゃくなせんべえの矛盾に満ち溢れた日々。

心に風を。

【陽気なギャングが地球を回す】

2006-05-22 06:56:43 | 映画・DVD

【陽気なギャングが地球を回す】
他人の嘘がわかってしまう男・成瀬、
コンマ1秒まで正確に時を刻む体内時計を持つ女・雪子、
いい加減な屁理屈をこねる演説の達人・響野、
動物を愛する若き天才スリ師・久遠。
4人が銀行強盗を成功させて逃げる途中、
現れた車にぶつかり、現金を奪われてしまう。
計画が漏れていたのか?
それとも裏切り者がいるのか?
現金を奪い返すために彼らはとある計画を実行に移すのだが。。。
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公式HPはコチラ
本の感想はコチラ

けっこう楽しかった♪
んでもって、爽快!
原作とかなり違う設定になっています。
原作本がかなり人気あるだけに
違和感を感じる人や、批判的な人も多いだろうけど
あたしとしては、これだけ違う感じになるともはや気持ちいいね。
テンポが良くて、1時間45分程度だし、見やすい。

キャストがいい!
結構あってると思います
大沢たかおってあんなに目下がってたっけ?って思ったけど、
やっぱりかっこいい。
最後の方の、ストライプのスーツ姿とかクラクラしちゃった!
んで、鈴木京香めっちゃスタイルいい!
そんなにスタイルいい人ってイメージなかったのになぁ。
やけに色っぽかったなぁ。
んで、佐藤浩市演じる響野の軽薄な感じとかうまいし、
なんと言っても、松田翔太!
いい!!
響野と久遠のおしゃべりのテンポとかすごく絶妙で、
かなりセンスある役者さんなんじゃないかと思った。
(偉そうに言っちゃいましたが)
んで、地道役の大倉孝二も雰囲気ピッタリ!
他も結構キャストが豪華で、古田新太だったり大杉漣だったり。
松尾スズキとか篠井英介とかの役もおもしろかったし♪
それから慎一くん役の子がかわいい!

一つ、成瀬と雪子の恋愛うんぬんはどうでもいいかなぁ。

あと、Skoop On Somebodyの曲かなり好き!
和田アキ子と一緒に歌ってるやつはそうでもないけど、
CMで使ってるほうの曲がすごく陽気な雰囲気でいい
全体的に、小物とかもポップでおしゃれで、まさに陽気な雰囲気でした!
HPもオシャレで楽しめます


あー、あと、何で駐車場のシーン、
あの人に喋らせちゃったのかな。
たけし版の座頭一と同じミス。

【サマータイムマシーン・ブルース】

2006-04-29 02:52:08 | 映画・DVD
【サマータイムマシーン・ブルース】
舞台はとある田舎の大学の名ばかりのSF研究会。
今日も野球をしたり銭湯にいったりという日々を過ごす。
ある真夏の日に部室のクーラーのリモコンが壊れてしまう。
そんなところへ偶然タイムマシーンが現れた!
昨日に行って壊れる前のリモコンを取って来ようと意気込むが。
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最初の20~30分くらいは全然意味がわからなくて、
「何だこれぇ~、全然話わかんないし。。。
 ハズレかなぁ。見んのやめよかなぁ」
なんて思ってたんだけど、
少しずつ話が繋がりはじめて、
頭の中の混乱の理由が解けてきてどんどんおもしろくなっていった
大学生って設定は、田口くん?が言うまでわからなかった
高校生みたいな雰囲気で、
夏休みらしいキラキラ感と浮つき方が眩しくて楽しい
瑛太の同級生としてホームチームの与座がいることにも驚いた。
何歳なんだろう一体。

ゆるめの笑いもおもしろいし、
普通の若者の会話って感じで馴染みやすかったなぁ。
「お前その言葉言いたいだけじゃん」
ってセリフとか普通に使うもんね。

一回見て、2回目を見たときにすごく楽しめる作品だと思う。
すべての謎が解けた上での最初の2~30分はすっごくおもしろい

佐々木蔵之介の言ってた
「決められた枠に滑り込む」
って言葉、すごく好き

【メゾン・ド・ヒミコ】

2006-04-28 18:05:27 | 映画・DVD
【メゾン・ド・ヒミコ】
塗装会社の事務員として働く沙織(柴咲コウ)。
借金を抱えており、風俗で働こうかと思い悩んでいた。
ある日、沙織のもとに
岸本春彦(オダギリ・ジョー)という美しい男が尋ねきた。
彼は、沙織が幼い頃に沙織と母親を捨てて出ていった
父の恋人だった。
沙織の父・吉田照雄(田中泯)は妻子のもとを離れた後、
ゲイバー「卑弥呼」の二代目を継ぎヒミコと呼ばれ、
今はゲイのための老人ホーム“メゾン・ド・ヒミコ”を創設し、
その館長を務めているらしい。
春彦は、その父が癌で余命僅かだと告げ、
ホームを手伝わないかと誘う。
父を嫌い、その存在さえも否定して生きてきた沙織だが、
破格の日給と遺産をちらつかされて、
老人ホームの手伝いに行くことを決意する。
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すごく楽しそうだったなぁ。
ホームの人たちの話してる様子がとても日常くさくて、やけに自然だった。
そして、オダギリ・ジョーがとても美しい。
彼じゃないとこの作品は成り立たないんじゃないかな。
あと、ルビイがすごくよかった。
とってもかわいい人だった。
受け入れられるといいね。
ピキピキピッキーを練習してるシーンがすごく好き。
優しい声の西島秀俊が少し感じの悪い雰囲気の役でちょっと戸惑ったけど、
やっぱりいい男だなぁ。すごくいい。

ヒミコは、憎しみに対して憎しみを返すのではなく、
とても大きなたっぷりの愛を与えた。
それがとても印象的で、ずしんときた。

【ピーナッツ】

2006-04-16 22:07:12 | 映画・DVD

【ピーナッツ】
商店街の仲間で結成された草野球チーム「ピーナッツ」。
10年前は地元最強チームとしてその名を轟かせていたが、
今では当時のメンバーもチームを離れ、現在のメンバーはたったの9人。
そんな現在のメンバーもやる気がなく今日の試合もグラウンドに現れたのは、
酒店の店主・相良(三村マサカズ)、レコード店の店長・宮本(ふかわりょう)、
クリーニング店の3兄弟の5人だけ。
そんなとき、
東京でスポーツライターをしている秋吉(内村光良)が地元に戻ってきた。
秋吉は「新生ピーナッツ」を立ち上げようと、
チームから遠ざかっていたメンバーと再会。
かつての4番で幼稚園の保父・赤岩(レッド吉田)、
元エースで小料理屋を営んでいる一鉄(ゴルゴ松本)、
借金の取立てから逃げその日暮しの文野(大竹一樹)。
そして、監督草野(ベンガル)の娘、みゆき(佐藤めぐみ)も
新メンバーとして加わった。
10年前とは違い、チームメイトはさまざまな事情を抱えていた。
そんな矢先、
監督の草野がメンバーたちに黙って友好試合の話を決めてきた。
しかしそれは再開発の是非を賭けた“賭け試合”だった。
ピーナッツと商店街はどうなるのか??
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とても温かい映画でした☆
見に来ている人はやっぱり内Pファンが多いのかなぁ?
レッドの“マウントフジ!”とかに笑ったり、
ふかわ夫妻に素早く反応したり、
いつもの黄色いビートルに驚いたり、
劇場全体で楽しんでる感じでした
映画の宣伝番組とかで内Pメンバーが言ってたシーンとかって
普通のシーンでも“あ~、ここだここ!”って笑っちゃう
色んなところでウッチャンたちが言ってた通り、
三村の演技が映画の中で上達してってるし(笑)
最初はちょっとハラハラしたもんね
ちょこちょことウッチャンのお気に入りの後輩とかが出てきて楽しかった
出川の出てくるところは、先に知ってなきゃ気付かないだろうなぁ
あたしはパンフレット見てたおかげで注目してたから気付いたけど、終わってから
“哲っちゃんほんとちょっとだけだったねぇ”と話していたら
前の席の人が“えっ?出川どこ出てた?”“ほら、あの○○のシーン”とか話してた(笑)

たくさん笑うところもあるけど、じんわりと心が温まる話で、
まぁ、ありきたりなストーリーだけどもよかった
ついついうるっとしてしまうんだけど、
やばい泣いちゃうーって時に笑わせてくれる感じでした
40代ぐらいの男の人とか泣いちゃいそうだなぁ
内P好きの人用の小ネタ満載だけど、
内Pをそんなに見たことないって人もしっかり楽しめる作品だと思う
宣伝番組でキャンペンボーイの品川も言ってたけど、
ウッチャンの温かさとか、
ウッチャンがそれぞれの芸人を愛してるからこそできる演出だなぁ

DVDの特典映像とかも見たいからDVD早く見たいなぁ
新しい発見もあるだろうし

【恋の門】

2006-02-23 03:08:54 | 映画・DVD
【恋の門】
蒼木門(松田龍平)は石で漫画を描く漫画芸術家。
アニメおたくのコスプレOLの証恋乃(酒井若菜)とバイト先で知り合い、
恋乃の家で飲んだ勢いでいい雰囲気になったが、
恋乃にアニメのコスプレをさせられたり、
アニメ歌手のファンの集いでいい感じになるも、
彼女の顔に吐いてしまうなど、なかなか結ばれない。
そのうち、門のバイト先の店長(松尾スズキ)が恋乃に惚れ、
彼女を取り合って勝負をする。
松尾スズキの監督デビュー作。
公式HPはコチラ
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目を凝らして画面の色んなとこ見てると、
ストーリーやセリフ以外にも結構おもしろいところがあったり
ストーリーそのものもおもしろいんだけどね
キスシーンとかやけにえっちぃ感じ。
それから、キャストがやけに豪華です!
大竹しのぶとか平泉成とか、小日向文世とか、
そんな格好しちゃうの?って驚きの連続!!
田辺誠一とか市川染五郎とかをちょい役で使ったり。
三池崇史監督がイメクラの店長で変なメガネかけてたり。
あと、元々顔わかんないから気付かなかったけど、
内田春菊とか安野モヨコとかしりあがり寿とかジョージ朝倉とか、
他にも色々と漫画家とかの人がちょこちょこ出てます
忌野清志郎が歌ってくれちゃうし。
松尾スズキが好きなら絶対楽しめる!と、思う。
爆笑ではなく、くすりくすりと笑ってしまう笑いが好きな人に

【Believer】

2006-02-03 07:07:12 | 映画・DVD
【Believer】
小さい頃、スプーン曲げにより“超能力少年”と賞賛されたのに、
たった一度の失敗で日本中から大嘘つき呼ばわりされ、
今では渋谷の詐欺師となってしまった英治(吉沢悠)。
情報屋のテル(瑛太)と共謀して
若い女や成金をカモに金を巻き上げる日々。
そんなある日、ビルの上から女が落ちてきた。
その女の名はカオル(伊藤歩)。
その日からカオルは英治にしつこくつきまとう。
最初はうざがっていた英治だが、
何ごとにもポジティブでどこまでもおひとよしで、
世間の荒波をものともしないカオルに対し、
次第に英治の今まで封印していた感情が芽生えはじめる。
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キャストが好きで借りたんだけど、
何の驚きもないストーリー展開で正直がっかり
それぞれの演技は好きなんだけどな。

テンポはまぁ悪くなくて、最後にかかるbianco neroの曲がハマってた。
でも伊藤歩だから結局見た後にMean Machineの曲を聴きたくなった

【OLDK】

2006-02-03 06:52:27 | 映画・DVD
【OLDK】
とあるアパートに住む住人たちの話。
主人公は102号室に住むケイコ(清水美那)。
社内の対人関係にも恵まれず、
密かに想いを寄せていた上司は婚約してしまった。
アパートの右隣の部屋からは
昼夜を問わず激しく男女の喘ぎ声が聞こえ、
左隣からは大音量でデスメタルが鳴り響き、
不眠に悩まされる日々。
心身ともにもはや限界だった。
103号室に住む西条(三浦誠己)はクスリの売人であるが
売り物にも手を付け始め、
メタルの轟音に身を任せる時間が唯一の開放感。
しかし、ある日アパートのドアが激しくノックされ、
クスリが引き起こす妄想で恐怖が狂気へと変わる。
101号室に住むタクヤ(一條俊)は、
派遣業をしているマキ(北川絵美)のヒモ。
性欲旺盛なマキにいつでもSEXを求められることに少し辟易しながらも、
二股相手のレナを部屋に連れ込んだりもしている。
202号室はケイコの真上の部屋。
人の気配はするが、住人の姿を見たことはない。
老朽化のせいか、住人が重いものを置いてるのか、
ケイコの天井が不気味に軋み、ケイコは不安になっている。
最悪な日々の物語。
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何かもう、見てて疲れちゃった
最後はありえなくて結局苦笑いといった感じ。
R-15指定作品ってことには気付かずに借りたので、
返しに行くのがなんかとっても恥ずかしい気持ちですよ(笑)

【花とアリス】

2006-01-29 22:21:06 | 映画・DVD
【花とアリス】
監督・脚本 岩井俊二。
あこがれの先輩に記憶喪失だと信じこませ、
つき合い始める花(鈴木杏)、
彼女の親友アリス(蒼井優)、
自分を記憶喪失だと思い込んでいる先輩(郭智博)。
3人の微妙な思いがもつれていく物語。
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岩井俊二の映画を見るのは初めて。
どんなイメージを持っていたとかはうまく言えないんだけど、
イメージと違ってたということだけは言える。
“常に音楽が流れている日常”って感じの撮り方だな、と思った。

みずみずしくてちょっと残酷な嘘もあってかわいいお話だった。
全体が伸び伸びとしていて生き生きとしていて。
鈴木杏ちゃんと蒼井優ちゃんのおしゃべりのシーンは
不自然なほど自然で、演技に見えない演技が心地よかった。
高校生のときの会話ってあんな感じだよなぁ。
“キミ”って言い方はあたしの日常語ではないから変な気持ちだったけど。
ちょっとした仲良しな二人かと思ったらちゃんとエピソードなんかもあって、
その部分は心がほろりとした。
蒼井優ちゃんと平泉成さんのシーンもすごく好きだ。
平泉さんって、ヤな感じの役が多いと思う。
現状に不満だらけのサラリーマンだったり、
無実の罪きせられた主人公をイジめる刑事さんだったり、
必死にがんばるOLの主人公にぐだぐだ絡む酔っ払いのおっさんだったり。
だけど今回のパパ役はとてもステキだった。
父親の存在感、影響力、ってのが溢れてて。

他の俳優陣も結構有名どころ。
大沢たかおだったり広末涼子だったり阿部寛だったり
相田翔子だったり木村多江だったり。
好きな女優・俳優さんばっかりだ。
落研の部長(?)、どっかで見たことあると思ったら
先日見た“FLY,DADDY FLY”で岡田君の仲間の一人だった子だ。
出演シーンがそれほど多くは無いのに抜群の存在感。
パンツ一枚で一体どんな落語してたんだろ・・・。


鈴木杏、蒼井優、っていうこの二人の女優がいたからこそ
作ることができた作品という印象。

【フィラメント】

2006-01-29 05:01:42 | 映画・DVD
【フィラメント】
“フィラメント”はすぐにキレてしまうものの象徴。
写真屋を営む澤田家。
女装癖のある父親(森村泰昌)、
失踪中の母親(銀粉蝶)、
キレやすい性格が災いして
職を転々としている長男の今日太(大沢たかお)、
ヤクザと結婚した後で出戻った妹の明日美(井川遥)。
さまざまな問題を抱えた家族の姿とその再生を描いた作品。
原案・脚本・音楽・監督、辻仁成。
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大沢たかおと井川遥が兄妹って設定って
何だか、うん、ものすごくいいじゃないかステキじゃないか、
ってそう思いながら見てたのだけど、
結局ああいう展開になっちゃって、
あー、何かがっかりだわー、てな気持ちだった。
最後の父親とのシーンがとてもとても良かっただけにすごく残念だ。
人を殺してしまった後の卓爾の横にいる女のセリフもあまりにばかばかしくて。
リアルとゲームの違いがわかってない感じを出したかったのかもしれないが、
あまりにもアホすぎる。簡単すぎる。安すぎる。

撮り方がとても美しかった
技術的な話は全くわからないが。
多くのシーンに夜明け前っぽさが漂っていて
そこがとても気に入った。

やっぱり大沢たかおはとてもかっこいい

【トニー滝谷】

2006-01-19 02:39:37 | 映画・DVD
【トニー滝谷】
村上春樹原作。音楽、坂本龍一。
主人公はトニー滝谷(イッセー尾形)。
本名もトニー滝谷。
父親はジャズミュージシャン。
自身はイラストレーターの仕事をしていて、
仕事先の編集部員、英子(宮沢りえ)と結婚する。
幸せな結婚生活で唯一の問題は、
英子が次々と新しい洋服を買うという依存症だった…。
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村上春樹の世界を映像化するのはとってもむずかしいと思う。
これはかなりよくできてるんじゃないかなぁ。
まぁ、これの原作は未読だが。
すごく慎重に丁寧に壊れやすいものを扱うかのように作った感じ。
ちょっと変わった撮り方をしてるので違和感を感じる人もいるかも。
あたしは好きだな。
西島秀俊のナレーションもとてもよかったし。
全体的に、世界の色に灰色を足したような色使いで、
その分、英子が買う洋服がとても引き立っていた。

イッセー尾形の体にとても筋肉があることや、
宮沢りえがとても細くて笑顔が美しいことが
村上春樹の世界にぴったりだと思った。
でも、トニーの大学生時代のシーンでは
あまりにもイッセー尾形が老けすぎてて、
しょうがないけど何とかならんものかなぁ
宮沢りえはあんなに美しいのに。
彼女はあたしの永遠の憧れの女性