Rezzoの心

本音で語ります。

~ やっぱり鉄は錆びる、、、? ~

2012-11-29 | 
 TV 料理の鉄人

復活しましたね。


実はボクが料理人を志すきっかけになったTV番組なんです。

いやいや、、、


色々考えることがあって、その道には進みませんでしたが、

ボクの人生にとって「きっかけ」となった番組であることは確かです。




この辺りでは夜23時からの一時間番組だったはず。


当時中学生だったボク。

たまたま見た「料理の鉄人」に衝撃を受けたわけです。


「料理人が表舞台に出る時代が来たんだ!

 この仕事が世の中の人にもっと認められる時代が来る!」


と、中学生ながらに感じたのを今でもはっきりと覚えています。

(中学生がそんな事考えるか?て?

 いや、これホントの話でして、

 あの時ホントにそう感じていたのをはっきり覚えているんですよね)



もともと小さい頃から料理することが好きで、

食事の手伝いをよくしていました(ちょっかい、とも言う)


そんな経緯もあってか、いつしか「料理人になりたい」と思うようになったのです。


だからか、あの番組を見た時、正に、「キター!!」だったんです。

「将来の道は決まったー!

 いつか鉄人と対決できるようなシェフになるんだ!」てね。。。









「アイアンシェフ」


先日初めて見たのですが、

色々と期待し過ぎていたからか、

それともやはり「鉄人」は小山薫堂氏の力が大きかったのか、

あまりビビっと刺さってこなかったのは事実です。



ミシュランの格付けだったり、食べログやFB、ブログなど、ネットが進化した現在。

お店の特徴、料理の内容や味、そしてシェフの経歴などの情報は

そのお店に行かなくても簡単に手に入ります。


初めて「料理の鉄人」を見た時に感じた、

「料理人も表舞台へ」

というのが当たり前の時代になったわけです。


あの時代の頃にボクが受けたインパクトは

「鉄人時代」を知らない世代、

ましてや、あの頃を知っている世代に「今」受けるかというと、?ですよね・・・




純粋に料理を扱う番組は好きなので

これからもタイミングが合えば見たいと思います。

タイミングが合えば・・・





特に地方にいると、

いくらネットの力があるとはいえ、

「料理界の今」に出会う、体験するという機会が極端に少なくなってしまうのは事実です。


料理評論家でも美食家でもないですが、

「純粋に食が好きだから」知っておきたいとはいつも考えています。


やっぱり外に眼を向けなくちゃです。




そんなこと考えているのであります。





~ 引き算は難しい ~

2012-11-25 | 
色々な事情で実は半年ほど茶道の稽古をお休みしています。


「期間を決めないお休み」

なんていうわがままを受け入れてくださった先生に本当に感謝です。

ありがとうございます。




何でもそうですが、

「離れて見てみると気が付くこと」があります。



サロンワークもそうです。

今対峙しているスタイルから、一度心をフッと離します。

眼じゃなくて、心を。

そうして改まった心でもう一度スタイルを見てみると

色々なことが見えるんです。





ボクは足し算より引き算の方向性が好きです。


シンプルなデザイン

と言えばそれまでですが、そうでもなくて、

なんて言えばいいのかな、

「これは絶対に必要なんだけど、あえて外してみよう」

みたいな・・・





茶道では、あえてその動きを取り入れることで他のことが際立つ、

ということもあります。

一見、足し算かな?とも思うのですが、

ボクは勝手にそれも実は引き算なんじゃないかと思っています。


その動作を足しているわけじゃなくて
 
実はその動作は最終的には引かれているんです。




日々のサロンワークもそうです。

ボクは色々な意味で引き算の考えでいるつもりです。




今興味のある建築にもそれを求めているので、

そんな思考が見える建築に惹かれます。




何だかうまく書けないけど、


そんなこと考えているのであります。








~ 前に前に、前に ~ 

2012-11-22 | 
こんなに長い間コラムを書かなかったのは初めてだろうか、、、


書かなかったというより、「書けなかった」のか。




一つが動き出したら連動して色々なことが動き出す。

色々なことが重なる。


肉体的にはまだ問題ないレベルの「動き」だけど、

こんなボクでも精神的にはキツイと思う程、色々なことが重なる。


様々な思考回路がオーバーヒート寸前。。。



「そんなものだ」と言い聞かせるものの、慣れない加速感に戸惑う。


でもたまにはこんな状態を経験するのも良い刺激になるものです。。。





その加速した流れの中で見えてきたことは、

あまりにマイナスな自分ばかりで情けなくなる。

急な変化に対応しきれない脳みそ、無知な自分、器の小さな自分、、、


でもそれらが見えたことは今後の人生においての収穫となるのは間違いないし、

そうやって経験を積みながら成長していくのだという実感もある。


そうでなければいけないし、止まっちゃいけない。

前に進んでいかないといけないから。







興味のあること

 建築

とは言ってもボクが興味のあるのは、ソレ(建築物)を創った人や施主の脳みそ。


「どういう人がどういう想いでなぜこんな風に建築したのかな」

なんて妄想するのが楽しくて面白い。





実はまた気になる建築家がいる。

氏を知ったのはごく最近。


ここ数年建築雑誌を読むのが好きで買いあさっていた。

そんな時、とある雑誌に、

見た瞬間「面白い!」とグサッと刺さってきた住宅があって

誰が創ったのか調べてみると、氏だったというわけです。



そんなミーハーな感じでの「出会い」でしたが、

人との出会いは、自分が「引いて」くるもの。

その「刺さった」感覚を信じて、お話しを聞きに行ってきました。
(建築ライターか?)





価値観を共有できる人と出会えるのは本当に嬉しいし、刺激になる。

しかし、人は自分じゃないということも忘れないでいたい。

でも、だからこそ生まれる新しい価値観があるはず。



人と人は化学反応を起こせる。

適応したり、混ざりあったり、時にはバチっときたり、、、

そうして出てきた価値観は、きっと双方に新しいものを与える。



今回、また新しい価値観を生み出せる予感がしています。


化学反応から出てきた新しい自分としっかりと向き合ってみよう。



そんなこと考えているのであります。





~ 原点に帰ろう ~

2012-11-07 | 
予想外に加速を始めた突然の流れにとまどう日が続いています。


「運命」らしき流れは、正に激流でした。


だからでしょうか。

常に心を整えることを心掛けないと

自分でも珍しいなとおもう程、戸惑いと不安に潰されそうになります。






チャンスをチャンスと捉える「勘」には長けている方だと思っていましたが

都会のジャングルで過ごしていた時よりも

ソレは少し退化したのかもしれません。





あの頃よりも背負う責任が大きい今、

リスクを考えることは当たり前なのかもしれない、と言い聞かせる反面、

退化したかもしれない感覚があることに憤りも感じます。


第六感的なものが人より鋭いという自信はありました。

チャンスは絶対に逃がさないし、チャンスを見極めることができていたからこそ、

これまでもやってこれたのだと思いますが、

最近どうも鈍いんです・・・


「色々な面で自分に甘えていた」ということでしょう。







歯車が回り始めた今、

原点に帰って自分をもう一度見つめ直す時がきたのだと思っています。



「良い意味で丸くなったのかな」、とも勝手に解釈していましたが、

帰郷した頃のように研ぎ澄まされたような感覚というのでしょうか、

ボクはやっぱりそういう生き方でしか成長を続けられないのかもしれません。



イチをニに変えるのではなく、ゼロをイチに変えてやるような、

そんな強い自分を、もう一度取り戻さないといけない。



激流だろうが何だろうが、それを楽しめていたあの頃は、

リスクの先にあるものがちゃんと見えていたようにも思います。


色々な意味で原点に戻らなきゃいけないんだろうな。




きっとボクは甘えていたんです。

自分自身に。




変わることも大切だけど、

変わらないことも大切なんですね。




激流の中で必死に息継ぎをした時、

見えた空に少しだけ何かを悟れた気がします。



そんなこと考えているのであります。