十六夜月に照らされて

今夜は十六夜(いざよいつき)。
いざよう、すなわちためらうように出てくるから
この名前が付けられた。

月の名前は面白い。
日によってそれぞれの月に名前がある。

特にいざよいから、
17日　立待月(たちまちづき)・・・立って待つくらいに出る
18日　居待月(いまちづき)・・・座ってまつくらいに出る
19日　寝待月(ねまちづき)・・・寝ながら待つくらいに出る
20日　更待月(ふけまちづき)・・・夜が更けてから出る
という名前が好き。

残念にして解散してしまったが
THE BOOMの
「十六夜月に照らされて」という曲が好き。

宮沢和史はフライフィッシャーでもある。
高橋幸宏にしても、伊勢正三にしても基本的にフライフィッシャーの
ミュージシャンは信じている。




十六夜月に照らされて

歌　THE BOOM
作詞　宮沢和史
作曲　宮沢和史



いつだって
ほんの些細なことに
勇気づけられた
昨日より
一つだけいいことがあれば
それでいい

一人では
何もできないことは
分かっているけれど
この歌が
あなたの町へ届くことを信じてる

心までびしょ濡れで
温もりにうえている時
日溜まりで分かち合った
歌を思い出してみたい

十六夜月に照らされて
地図を持たずに舟に乗る
愛し合いたい人がいる
町へと今日も舵を取る


いつだって
ほんの些細なことに心悩ませた
今日よりも
少しだけ強くなれたならそれでいい

心から込み上げる
喜びを伝えたい時
肩を抱き語り合った
人を思い出してみたい

十六夜月に照らされて
こぶしを胸に舟に乗る
愛が足りない人がいる
町へと今日も舵を取る

十六夜月に照らされて
地図を持たずに舟に乗る
愛し合いたい人がいる
町へと今日も舵を取る