WoodSound~日綴記

山のこと、川のこと、森のこと、その他自然に関することをはじめ、森の音が日々の思いを綴ってみたいと思います

エルネスト もう一人のゲバラ

2017-10-09 | Movie
今日はゲバラ没後50年という新聞の記事が出ていた。
それでというわけではないが、
三連休の最終日、エルネストという映画を観に行った。

映画としては、正攻法すぎて、
ちょっと面白みにかけるかなぁ。
オダギリ・ジョーがものすごく減量して
スペイン語を堪能に話していたのが印象的。

フレディ前村ウルタード。
日本人の父とボリビア人の母との混血。
医者を目指して奨学金がもらえるキューバに留学。
医者になる平穏な道を捨てて、
ゲバラとともに、ゲリラ部隊に参加。
故郷、ボリビアにて軍に拿捕され25歳の若さで処刑。

映画は主に彼が学生時代だった頃の青春の頃を描いている。
こんな日系人がいたんだ。

我々はこんなブログやツイッターなんかで
やれ平和を守れとか、北朝鮮がどうだこうだとか、
好きなことを言っている。

でもこんなふうに祖国の危機に自分の意志を捨ててまで、
戦闘に赴く勇気があるのだろうか?
いや、そもそも彼をそこまで駆り立てたものはなんだったろうか?

それはゲバラやカストロのカリスマ性だったのだろうか?
それとも純粋な愛国心だけだったのだろうか?

恐らくその両方だったのだろう。
彼の遺体はいまゲバラの霊廟に一緒に葬られている。
短い生涯は一瞬で激しく燃え尽きたが、
決して不満足なものではなかっただろうと思いたい。



ゲバラに関しては私のブログでも取り上げている。
自分でも驚いたが、さかのぼってみたら、
三つも記事にしていた。

チェ・ゲバラという生き方
チェの最期
CHE

気が向いたら読んでやってください。
特に、チェの最期は忘れていて
自分でもこんな記事を書いていたんだと
ちょっとびっくりした。

ゲバラを描いた映画としては、
何回も繰り返すようだが、
やっぱり若き日の時代を描いた
「モーターサイクル・ダイアリーズ」が好きだ。


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