れんげきのグダグダとー

パロロワに関係したりしなかったり。適当にダラダラと。

実家帰省中

2009-08-20 03:03:12 | その他
祖父の初盆ということもあり、少しばかり慌ただしかったお盆でした。
長崎に居を構えてはいるものの、親戚の意向で精霊船は流さないことになっていたので他所の家よりは余裕があったのかな?
そういえば、盆にお墓で花火をするのは長崎だけらしいですね。
さすがに今は違いますけど、まだ小さかった頃にはお墓は花火をする場所だと思っていました。
そういう認識が出来るほどに、長崎の盆と花火というのは切っても切れない関係なのです。
爆竹やロケット花火が咲き乱れるお墓ってーのは、現地の人じゃないと想像しにくいかもしれないですねw
久しぶりに高校時代の友人と遊んだり、まーそれなりに充実した毎日を送っています。

誤算といえばPSPの充電器を忘れてきたこと。帰省中にAIR終わらせて友達に貸す約束をしていたのだよねぇ……
AIRやるならやっぱり夏だよねぇということで、昨冬に買ってから眠らせてたのです。
今年の夏を逃したらまた来年まで眠ることになりそうだし、どうにか充電器を調達したいもんですが……w

で、予期せず空いた時間を埋めるために地元の図書館に行ってきました。
この図書館、品揃えはあまり良いほうではありません。
図書館側が仕入れてるのは本当にメジャーどころだけ、後は町民がリクエストしたものが脇を固めるという構図になっており中堅、新人どころがごっそり抜けているんです。
故に利用者数もそこそこで、返却待ちの予約などしなくても話題の本がスムーズに借りられるというある意味ナイスな図書館に。
というわけで、普段利用してる図書館では予約待ちが月単位であろう本を借りてきました。

厭な小説/京極夏彦
きのうの世界/恩田陸
六月の夜と昼のあわいに/〃

帰省中にゆっくりと読もうと思っていたら意外と読みふけってしまい、結局一日で全部読んでしまうという……w
飛びぬけて面白いというわけではないけれど読んで満足出来る本たちでしたねー

厭な小説は、本当に厭になる話ばかり入っていましたw
実はこの本に収められてる厭な子供という短編が、自分の初京極作品だったりします。
「厭な小説」に収録される以前にホラーアンソロジー本の中の一編として文庫化されており、そこで出会ったわけです。
京極夏彦という小説家そのものに注目するところまではいきませんでしたが、こんなに怖くて厭な話があるのだと、えらく感心していました。
それから数年後にようやく姑獲鳥の夏を読むことになるんですが……前述の図書館、妖怪シリーズ全然置いてなかったから高校に入るまで存在自体を知らなかったんですよねぇw
ちなみに今でも妖怪シリーズは分冊文庫版姑獲鳥の夏しか置いてません。なのにどすこいとか厭な小説は置いているという不思議。
厭な小説。生理的に厭な話が盛り沢山でした。
一番厭だったのは、小指の話でしょうか……小指を箪笥の角にしこたま打ちつけてしまった、あの感覚。ああ、おぞけが走る。

きのうの世界と六月~。
恩田陸はテレビドラマ版六番目の小夜子を見てからずっと追っかけてる作者です。
しかしまぁ、ここまで話を畳むのが下手な小説家もいないんじゃないでしょうかw
毎回毎回期待しては悪い意味で裏切られる、でも切ることが出来ない作家です。
そしてきのうの世界。恩田さんの良いところばかりが現れていた物語でした。
少しずつ積まれていく謎と、少しずつ明かされていく独特の価値観を持った世界の在り様。
どこか懐かしさを感じさせる文章が、心の琴線に触れる。
恩田作品で最後まで楽しめて読めたのは久しぶりだなぁ……w
とはいえ、それでもなお人に薦めることが出来ないのが恩田作品。
ラストまで楽しめるといっても、訓練された恩田信者の評価ですしねぇ。
一般的にはつまらない小説と評価されてもなんらおかしくない。
そもそも恩田信者は、面白いか面白くないかではなくて恩田か恩田でないかで評価しているフシがあるしw
六月~なんかは完全に信者向けの内容でした。過去の短編を読んでいて、それでようやく楽しめる感じ。
少なくともこれが初読だったりしたら、恩田作品を読み続ける人のほうが少ないであろう、そんな短編集。

恩田作品を読んだことがない人にどれか一冊薦めるとしたら、何がいいのかねぇ。
候補としては「六番目の小夜子」「夜のピクニック」「麦の海に沈む果実」「ドミノ」「光の帝国」あたりになるのかしら。
……初期の作品ばかりなのは、正直どうかと思うw

三冊借りて、読んで、返して、また三冊借りてきました。

狐火の家/貴志祐介
指し手の顔 脳男Ⅱ上・下/首藤 瓜於

どちらも前作が良かったので期待して借りてきた本。
さっさと読み終えて、アウトプットに回りたいわー

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