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ハイツ黒猫

怪異画家として
妖怪画を好んで描いています。
そんな女性作家の日常と非日常。
日本画/妖怪画/妖怪画女性作家

黒猫の招き猫

2014-01-11 01:49:46 | 制作
黒猫の招き猫の作品(一部分)で、お店屋さん用に描いた注文作品です。



黒猫の招き猫は、黒字。
右手上げは、商売繁盛。
高く上げた手は、遠くからもお客様を呼び込む。

こういった意味があります。

そして、金泥や水晶末を使っているのでキラキラ。

嫁ぎ先で、この黒猫がちゃんと福を招いてくれますように。

魚にも非ず 人にも非ず、名けむ所を知らず

2013-12-26 23:55:36 | 制作


海に対する畏敬の念は世界共通ですが、人魚に関しては西洋がアレゴリックで日本はシンボリック(そしてメランコリー)な印象を受けます。

ギリシアのセイレーンの系譜を持つ西洋の人魚は流麗でその伝説は多くの人の想像や創作意欲を掻き立ててきたことでしょう。

対し、日本の人魚。
江戸時代より前に残る絵画はどう見ても醜く描かれている。

前世が漁師であり、殺生を業としていたため、人魚に生まれ変わり苦しんでいた。

という話や、ヨナイタマ、八百比丘尼など哀しみ怨みがつきもの。

おぞましい姿になってしまうのも納得してしまいます。

荒波の中に現れるおぞましい姿。

魚にも非ず 人にも非ず、名けむ所を知らず



人魚は来月、展示予定となります。

ところで…崖の上のポニョのポニョってなんなんでしょうか?
最近気になります。

年賀状製作/コシュタ・バワー へ

2013-12-13 02:03:53 | 制作
年賀状用に引き続き馬を描いているのですが…

普通に馬を描いているのに飽きてしまいました。

馬は好きなんです。
ただ、自分が描いてるとなるとちょっと違うようで。

妖怪好きの私らしく、首のないコシュタ・バワー(バンシーの乗る馬)にしてみようか…と。

というわけで、次の層で首を落とす事に決めました。