アンティークジュエリーにおいて、
モチーフや色は時に特別な意味を持ちます。
「緑」「紫」「白」その三色を組み合わせる事によって意味が生まれる。
サフラジェットジュエリーについてです。
あまり、聞きなれない言葉
サフラジェット(suffragette)とは19世紀末起こった女性参政権の運動メンバー(女性も男性も)を指す言葉です。
「Give Woman Vote」
「女性に投票権を」
という意味の単語の頭文字
Green→ 緑・ペリドット(希望)
White→白・ダイヤモンドやパール(純粋)
Violet→紫・アメジストやピンクトルマリン (尊厳)
からこの色味にになったと言われています。
活動メンバーがこの組み合わせのジュエリーを着けていた事で
この3色が入った19世紀末のジュエリーをサフラジェットジュエリーと呼びますが…
それより前に、この3色はジュエリーとして好まれて使われていたとも言われているため真相は定かではありません。
しかし、当時はこの色の組み合わせに特別な思いを持っていた人達が生きていたというのは大変興味深いですね。
特にペリドットは屈折率の高さから、やや暗めのところでも美しく光り、アメジストも発色がしっかりしてるので夜な夜な薄明かりの下で持ち主が幾度も眺めたのでは…
と想像してしまいます。
この3色の石を使ったアンティークジュエリーに特別な意味を持っていた時代があると知っているだけでも
骨董市散策が楽しくなりますよ。
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