【東北にもキリシタン殉教があったーその2ー】
【宮城県:仙台市の殉教地を訪ねて】
①伊達政宗とルイス・ソテロ
フランス人レオン・パジェスが1869年に印行した「日本切支丹宗門史」の1613年の章に、将軍秀忠によるキリシタン迫害で捕らわれ火刑の宣告を受けていた宣教師ソテロが、伊達政宗の助命嘆願で救い出され仙台に渡り遣欧使節として派遣された経緯が記されている。
「8月、江戸で迫害が始まった。16 . . . 本文を読む
【東北にもキリシタン殉教があったーその1ー】
慶長元年の秀吉による長崎の二十六聖人殉教と江戸幕府による京都・長崎・江戸の元和大殉教は有名だが、東北に殉教があったとは知らなかった。
14年前に伊達政宗の長女五郎八姫が嫁いだ家康六男松平忠輝の居城である新潟県上越市の高田城下を走るマラソン大会に参加した際に、五郎八姫を描いたステンドグラスがあるというカトリック高田教会を訪ねて、外人神父さんに忠輝と五 . . . 本文を読む
【岩手県:平泉に奥州藤原氏を訪ねて】
岩手県平泉に黄金の仏国土を開いた奥州藤原氏のルーツを訪ねて、宮城県と福島県のマラソン大会に参加しながら角田市の高蔵寺といわき市の白水阿弥陀堂を訪れた歴史紀行を前号(163号)に投稿してきた。
本号では、陸奥守源頼義の蝦夷征討戦「前九年の役」で陸奥蝦夷の酋長安倍氏と命運を供にした藤原経清の子清衡が、出羽俘囚長清原氏の内紛に乗じた「後三年の役」で奥羽を制覇し . . . 本文を読む
私の本州マラソン歴史紀行(東北編② ー宮城県、福島県ー)
【宮城県:奥州藤原氏のルーツを訪ねて】
昭和40年代に社員旅行で観光して以来、奥州藤原氏初代清衡が開いた岩手県平泉の黄金仏国土をこれまで幾度も訪ねてきたが、12年前にそのルーツが私の郷里近くの宮城県南部の亘理地方にあることを偶然に知った。
定年退職を機に帰省して独居の父とままごとのような日を過ごしながら、郷里の自然を愛でる自主トレラン . . . 本文を読む
私の本州マラソン歴史紀行(東北編①ー青森県、秋田県ー)
還暦を過ぎた2007年に健康管理の一環で自宅近くの見沼代用水ロードを走り始め、憧れの皇居ランナーに仲間入り、地元埼玉のマラソン大会に挑戦した。
走る距離を5キロから10キロに延ばし、更にハーフマラソンそしてフルマラソンへ、参加する大会も埼玉県内から関東、東北、中部、近畿、中国地方へ広げて、2015年12月の山口県萩市マラソン大会で、本州全 . . . 本文を読む