【神奈川県④:源頼朝の夢の跡を訪ねて】
【鎌倉を巡る源平交替劇】
なぜ源頼朝の開いた幕府が鎌倉だったのか。鎌倉は、元々源氏ではなく平氏ゆかりの地だった。
898年に桓武天皇の曽孫高望王が平姓を賜り臣籍降下、長男国香、次男良兼、三男良将がそれぞれ常陸、下総、上総に土着、国香の嫡男貞盛の嫡男維将が相模介となりその孫直方が鎌倉を本拠にした。貞盛の弟繁盛が常陸平氏の祖、貞盛の四男維衡が伊勢平氏の . . . 本文を読む
【神奈川県①:サザンの湘南海岸を走る】
宮城蔵王の麓に育ち、青く広い海に子供の頃から憧れてきたが、マラソンを始めて1年後の2008年1月に太平洋を望みながら千葉県南房総を走る館山若潮フルマラソンに挑戦、制限時間をオーバーしながら涙のゴールを果たした10ケ月後、神奈川県の相模湾を望みながら走る「湘南国際マラソン」にエントリーした。
湘南といえば我々世代にとって、やはりサザンオールスターズである . . . 本文を読む
【千葉県④:千葉常胤と上総広常の両雄】
千葉県の歴史に残る武将といえば、2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、岡本信人が演じた千葉常胤と佐藤浩市が演じた上総広常であろう。
二人は頼朝の平家追討の挙兵にいち早く駆け参じた御家人で、常胤の本拠は千葉市、広常の本拠は外房の上総一宮町である。ドラマ放映の翌年6月、勤務していた会社OBの会合の帰りに常胤の本拠地千葉市まで足を延ばした。
京葉線の . . . 本文を読む
【千葉県①:外房の大原・御宿・勝浦を巡る】
宮城県南部の蔵王山麓で育った私にとって広い海は子供の頃からの憧れで、マラソンを始めて宮城県の松島、千葉県の館山、神奈川県の三浦半島と湘南、静岡県の東伊豆の大海原を眺めながら走れる大会に参加してきた。
その中でマラソンを始めて二年目に走った館山若潮フルマラソンは、南房総の太平洋を望みながら菜の花ラインを走るコースで、丘陵を越える終盤に足を痛めて制限時間を . . . 本文を読む
【東京都①:マラソンのメッカ・皇居ラン】
【憧れの皇居を試走(2007年)】
マラソンを始めた動機は、マラソンのメッカといわれる「皇居ラン」への憧れだった。皇居の内堀通りに面した大手町本社の4階食堂から、朝昼夕を問わず皇居のお濠端を気持ち良さそうに走る老若男女の姿を毎日のように見下ろすうち、いつか自分も、眼下に広がるこの美しい皇居を颯爽と走ってみたいと思っていた。
皇居マラソンは、20年程 . . . 本文を読む