日本史大戦略 ~日本各地の古代・中世史探訪~

列島各地の遺跡に突如出現する「現地講師」稲用章のブログです。

新原・奴山古墳群|福岡県福津市 ~古墳として初めて世界遺産に登録~

2021-04-20 14:36:17 | 歴史探訪


新原・奴山古墳群は国指定史跡・津屋崎古墳群の中の支群的扱いですが、津屋崎古墳群全部ではなく、新原・奴山古墳群のみ世界遺産に入っています。

登頂可能の古墳あり
説明板多数あり
ガイドほぼ常駐
駐車場あり
トイレあり(駐車場)

お勧め度:

1.基本情報                           


所在地


福岡県福津市新原・奴山



現況



史跡指定


世界遺産
国指定史跡

出土遺物が見られる場所



 

2.諸元                             


築造時期



墳丘


形状:
墳丘長:
段築:
葺石:
埴輪:

主体部



出土遺物



周堀




 

3.探訪レポート                         


2017年8月21日(月) 宗像ツアーの下見⑦



この日の探訪箇所
宮地嶽神社および宮地嶽古墳 → 在自剣塚古墳 → 須多田下ノ口古墳および須多田ミソ塚古墳 → 須多田天降神社古墳 → カメリアステージ歴史資料館 → 生家大塚古墳 → 新原・奴山古墳群 → 田熊石畑遺跡 → 東郷高塚古墳 → 久原澤田古墳群 → 朝町竹重遺跡 → 光正寺古墳

 ⇒前回の記事はこちら

 生家大塚古墳では一気にテンションが下がりましたが、気分を切り替えてお仕事をしましょう。

 すなわち、新原・奴山古墳群の下見です。

 最近整備されたらしい駐車場に到着しました。

 おー、ここから古墳群が見渡せますね。

 でも、写真をどうしようかという問題があります。

 デジイチ、コンデジ、ガラケー、スマホ、すべてもう使えません。

 こうなったら最終手段で、神武號(ノートPC)のカメラを使ってみます。

 凄い使いづらい・・・



 なかなか撮りたいようには撮れませんが、本番の時に歩くルートを調べる方が大事なので写真はとりあえず諦めるとして、古墳群を歩いてみます。

 フラフラと古墳を見ながら21号墳の前まで来ました。



 21号墳には中世の板碑が多数建立されています。



 でも、私にとってお馴染みの武蔵型板碑とは形状が異なり、自然石に近い感じですね。

 もう少し古墳を見てみます。







 おや、可愛いワンちゃんがいますよ。

 人懐っこくて撫でてあげても嫌がりません。

 飼い主の方に断らないで勝手に写真を撮ると怒られるかもしれませんが、ツーショットが撮りたい。

 でも神武號だとなかなかうまく撮れない・・・



 何枚か挑戦。



 ようやく撮れたかな?



 最後はワンちゃんと遊んで新原・奴山古墳群の下見は終了です。

 これで今度のツアーの下見のノルマはすべて達成しましたが、福岡空港へ戻る道すがら、他にも気になる遺跡があるため寄って行こうと思います。

 (つづく)

 ※後日註(2021年4月20日)

 いまでこそクラツーで新原・奴山古墳群を案内するときは自分の家の庭のように案内していますが、初めて訪れた時は上記のようなグダグダな状態でした。

 この時の下見以来、もう十数回訪れているため、古墳にいらっしゃるボランティアの方から「ここがよっぽど好きなんですね」と言われたことがあります。

 はい、好きです!

 ちなみに、上記のワンちゃんですが、このあと2回くらいは会っているのですが、その後はもうあのお宅の庭では見かけなくなってしまいました。

 とても可愛かったので残念です。

 ところで、新原・奴山古墳群の詳しい解説はまた後日追記しようと思いますが、いつもクラツーで喋っている遺跡って、どういうわけかあまり文章化する気がしないんですよね。

 

4.補足                             



 

5.参考資料                           


・『宗像地域の古墳』 宗像考古学研究会/編 2017年


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