Four Season Colors

現代詩とスポーツ、エンタメ、時事など雑文を掲載
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第5回WBC予選ラウンド終了

2023-03-13 | 雑文
野球の国際大会である「ワールド・ベースボ
ール・クラシック」の第5回大会が開催され
ている。

日本プロ野球のいちファンとして、第一ラウ
ンドから十分に楽しんでいる日々。

報道や盛り上がりという点でいえば、サッカ
ーワールドカップと同様に十分なものである
が、やはり性質は異なる。

以下は、全く批判の意図はなく、自分から見
える印象と思考。

どの競技でも、国や地域で普段の競技人口や
盛り上がりに差はある。

が、国際大会がある程度の広さで認識(報道)
される競技がメジャーだとすれば、それはそ
れほど多くはない。

サッカーほど広くはなくても、ラグビーや野
球は、確かに偏りが強いが、その他よりは普
遍的だろう。

サッカーの国際大会とは違い、多分に普及啓
発の意図もあるWBCは、そういった意味で
も、継続開催に価値が見え始めている。

弊害というほどではないが、それ故にサッカ
ーよりもエンジョイ感も強いことは否めない
が、それこそまだ第5回大会。

これからも根気よく続けることで、各(とい
うかアメリカ)リーグからの制約も弱まり、
本当の意味で国際大会になっていけば。

話は変わり、日本は先ほどの定義でのメジャ
ーな競技では、自国が世界レベルで強い、比
較的に優位な競技というのは少ない。

だから、実力通りでいけば、可能性としては
勝つという状況にあまり慣れていない。

それこそサッカーW杯のように、予選から全
力全開みたいなものに慣れていると、ちょっ
と落ち着かなささえあったりする。

オリンピックにおけるアメリカのバスケット
ボールなども、こんな感じなのだろうかとよ
く知らないくせに想像したりして。

そうしてチーム競技における強豪国のファン
のあり方のようなことも、今回の大会では考
えさせられている。

とはいえ日本は第3回、第4回とベスト4で
敗退しているから、強豪ではあっても絶対王
者ではない。

ここから先は、ヒリヒリ度も増していくのだ
ろうが、決勝は平日のAM8時開始らしい。

決勝まで勝ち上がれば、「日本」はどうなる。

お気に入り

2023-03-09 | 
お気に入りの運動靴を履き

駅前に裏通りに看板を探し

お気に入りの飲料水を飲み

濃さに爽快さに充足を感じ

お気に入りの遊び場を回り

緊張に安らぎに声音を上げ

お気に入りの魅せ方を選び

新規に上書きに記録を残す

お気に入りの数だけ思い出

思い出の数だけお気に入り

最近のスポグラNumber

2023-03-06 | 雑文
ここのところ継続して雑文することがないの
で、久々に雑誌「スポーツ・グラフィック 
Number」についてを少し(愚痴を)。

自分はわりと長く定期購読している雑誌であ
るため、とりあえず感想を述べる権利がある。

写真と(大半)専門ライターによる文章を号
ごとのテーマにより集めた、スポーツ総合系
雑誌のナンバー。

どちらかといえば、スポーツカジュアル層に
向けた雑誌で、テーマとライターの力量によ
り号ごとの価値が変わる。

そんなナンバーであるが、ちょっと前から今
(1067号)の時点の編集方針が、自分の
好みと合わない。

大きな国際大会があると、しばらくその競技
の専門雑誌になるのは、売り上げもあるし、
もう受け入れてはいる。

それよりも、その中でどの記事、コラムも平
凡で代り映えもなく、印象に残るものがとて
も少ないことに不満がある。

スポーツの地位が上がり、メディアの種類を
問わず一般向けの情報が増えていることは承
知している。

そこに総合誌ならではの難しさがあることも
理解をしたうえで。

ここで言っているのは、知識として知ってい
るか知らないかではなく、雑誌としての個性
やカラーの話である。

究極のところ、単純な選手紹介レベルはより
大衆向けのもので、数字や戦術はより専門向
けのものでことが足りる。

今のナンバーは、その両方の上の方を薄くカ
バーして、キャッチーに、見た目だけ良い雑
誌になってしまっているように思える。

わりと面白かったアクセントとしての色物系、
ネタ系の記事も中途半端で初手の興味も沸か
ない。

1064号のお笑い「M-1」特集に至って
は、表紙を見て、今号は読まなくてもいいか
とさえ思った。

1066号の「超一流の筋肉」特集は、明ら
かにテーマ負けした内容しかなかった。

結局、お笑い特集も読んで予想通りの無難さ
であったし、どちらの号にしろ、やるからに
は別冊でやるべきだっただろう。

お笑いはスポーツではないとか、筋肉はテー
マとしてどうだとか、そんなことはどうでも
いいし、興味もない。

テーマについて、写真とともに対象の本質の
断片のようなものに触れ、知り、その対象へ
の興味が深まる。

自分がNumberに求めているものは、昔
も今も変わってはいない。

テーマと(編集の)やりたいこと在りきで中
身がなく、なんやかんや書いてきたが、簡単
に言えば、最近のナンバーはとにかく面白く
ない。

河川敷にて

2023-03-02 | 
明日の自分を見たくて

途方に暮れ歩く河川敷

陳腐な留ラズを蹴って

滑り落ちる湿った斜面

陳腐な戻ラズを蹴って

つま先から跳ねる水玉

未来の自分を垣間見て

途方も無く広く河川敷