ロングマン英英辞書を読む

ロングマン米語辞書(LONGMAN Dictionary of American English)をひたすらに読んでいく記録のブログです。

アダムのりんご

2006-03-18 14:26:46 | 今日の単語
Adam's apple[アダムザップル] 喉仏

 あっ、これは知らなかった
というような単語や句がときどきでてきます。

 本当にこれは盲点でした。知らないと、
Adam's appleと言われても、葉っぱで大事なところを
隠した男がリンゴを持っている絵しか浮かびません。
普通の日本人なら、「のど仏」と聞いても頭には
仏像が浮かぶことはありません。のどのふくらみを
連想します。英語でもこれと同じ。今度からは
Adam's appleと聞いたら、喉仏を思い浮かべるように
しましょう。


9・11特集 パート1

2006-03-18 14:02:29 | 今日の単語
activity [アクティヴィティ] 活動

 ロングマン米語辞典を丹念に読んでいて気づいたのですが、
なんとなく「9・11以降」を匂わせる例が多いです。いくつか、
そうした例を紹介しますが、その第一弾。activityの項には
それ関係の例文が2つ連続して登場します。

an increase in terrorist activity.

訳:テロ活動の増加。

anti-government political activity.

訳:反政府の政治活動。

 たしかに言葉が世相を反映するように、その言葉を扱う辞書にも世相が
反映されてしかるべきなのですが、妙に偏っている感じもしないでもない・・・

お酒と辞書

2006-03-17 23:17:34 | 今日の単語
an acquired taste [アナクワイアド テイスト]

 『リーダーズ英和』によれば、この語句の意味として、
「習いおぼえて好きになるもの 《特に飲食物》」とあります。
でも、こうした表現って実際の例文がないとどうもつかみようが
ありません。ロングマン米語辞典には、「ピンとくる」例文が
載っています。

Whiskey is often an acquired taste.

訳:はじめっからウィスキーがうまいと思う人はそんなにいない。

 蛇足でしょうが、訳文を解説。

直訳:ウィスキーは多くの場合(often)習いおぼえて好きになるものである。

逆に言えば:わずかの場合のみ、ウィスキーを最初から旨いと思う。

意訳:はじめっからウィスキーが旨いと思う人はそんなにいない。

 辞書読みもそうです。学習の初期段階(中学・高校)では、辞書を読むなんて
勉強法に目覚めて、かつ実行するのは一握りです。ブログ主が学生のころも
そうでした。高校のとき学校内で1,2番目に英語がよくできる同期生が
「単語を覚えるのは辞書だよ」と言っていたのが信じられませんでした。
辞書は引くもので、読むものではないとかたくなに信じていたからです。
今では、「どうせ後で引くくらいなら先に読んでしまえ」と思っています。
このブログの立ち上げは、自分を鼓舞する意図が50%、それから閲覧して
下さる方への多少なりの情報提供のつもりが50%です。

TOEIC700程度以上、大学入試経験済みを想定内

2006-03-17 22:59:25 | このブログについて
 このブログは、どなたでも英英辞書を読むことに関心のある
方を対象にと思って始めましたが、ある程度のお勧めのレベルを
想定しておこうと思います。(もちろん、ブログを見てくださっている
方々を制限するつもりはまったくございません。)

 まず学生ならば、中・高校生よりもむしろ大学生以上向け。
社会人で英語を継続勉強してある方でしたらTOEIC700くらいか
それ以上。というのも、ある程度の基礎語彙(2~3000語)に
ついては、あまり説明していませんし、参考のために添えている
訳も、学校英語の直訳ではなく、いわゆる意訳です。

 ちなみにブログ主は社会人の英語学習者です。

酸性雨より身近な「口害」

2006-03-17 19:01:49 | 今日の単語
acid [アシッド] 酸性の

 大学受験英語の単語を一通り暗記した人ならば
この単語を知らない人はいないでしょう。ところが、
では「酸性の」以外の意味で自由に使えるかというと
話は別です。日本語で言う「毒舌」は、英語では「酸性舌」に
なります。

Everyone fears her acid tongue.

訳:みんな彼女の毒舌を恐れている。

 環境問題に人々の関心が集まり、最近の高校生、大学生であれば
acid rain(酸性雨)はほぼ100%みんな知っているようですが、意外と
acid tongue(毒舌)は知られていないようです。