1月17日▽・エ・▽ワンサ君の19回目の生誕記念日♪

2014年01月22日 | ワンサ♂95年3月25日生☆

1月17日　
▽・エ・▽ワンサ君の19回目の生誕記念日

JCC-CH　リトルパンダｓ’ブルーワンサ　CD

（若かりし頃の▽・エ・▽ワンサ君　Miyuさんが写して下さいました）

（10歳を迎えた▽・エ・▽ワンサ君）

その年の前々年と前年に続けて3頭の愛犬が旅立ち
我が家は、ひっそりとしてしまいました。
とっても寂しい日々が続いていました。

それで　▼・エ・▼バンビさんに仔犬を産んでもらおうと
▼・エ・▼バンビさんの発情が来る日を楽しみに待っていました。
そして、ようやく楽しみにしていたその日がやって来ました。
事前に病院でスメア検査をしてもらって
バンビさんの交配適期が決まりました。

その日は、1995年1月17日。

あの阪神大震災が起こった日でした。

交配相手は、その当時
ブルーマールファンなら誰もが憧れる
JCC-G-CH＆JKC-CHの
バークレーｓ’ss　スタイリッシュースターCD（ヒューゴ）です。

1月17日の1時にブリーダーさん宅に行く約束をしていて
明日のメインイベントに備えて、その晩は早めに眠りました。

そして、早朝
ものすごい揺れで目が覚めました。
「地震・・・」　そのうちに治まるだろう？って思ったけど
その日の揺れは、いつもになく長くて大きい・・・
一緒に寝ていた、ワンコ達も飛び起きて大騒ぎです。
さすがに、怖くてとにかく真横にあった背の高いタンスを押さえていました。
ようやく揺れが治まりました。

今回の揺れは、今までに体験した事ないくらい豪快さだったけど
我が家には、何の被害もなかったので
まさか？あんなに大変な事になってるとは思わずに再び眠りました。

そして、朝、テレビのニュースを見て驚きました。
神戸周辺がすごい事になっていました。
何よりも驚いたのは、今日通って行くはずだった
高速道路が横倒しになってる・・・

これでは、どの道を通って交配に行けば良いのだろうか？

でも、その時点では交配を諦める気は全く無く
交配場所の西宮までの行き方ばかり考えていました。

どちらにしても、午後1時の到着は無理そうなので
ブリーダーさん宅に電話を入れましたが
当然繋がる訳も無く・・・
でも、ブリーダーさんは信頼出来る方なので
時間通りに到着出来なくても交配して下さるだろうから
予定時刻を大幅に送らせて午後12時に京都を出発して行きました。

最初は、父の運転で家族みんなで行く予定でしたが
さすがに、それは無理そうだったので
叔父さんの運転で、私と▼・エ・▼バンビさんが乗せてってもらいました。

大阪の豊中までは、普段と変わり無く車の渋滞も無く
道路もスイスイと動いていました。

ところが、豊中を越えた辺りから
急に車が動かなくなり大渋滞が起こっていました。

それでも、交配は諦めきれず
西宮へと向かいました。

ようやく兵庫県に入った時にはもう夜になっていました。
武庫川の橋を渡ったら、橋の真ん中に大きな穴が空いていました。
そして、武庫川の向こうから
今までと全く違った光景が広がっていました。
電柱があちこちに倒れてて
道路に大きな穴があいてるところが多数あり。
横を、サイレンを鳴らした消防車やパトカー。
それに自衛隊の車が何台も通って行きました。

一番驚いたのは、電車の線路の上に高架線路が倒れて乗っかってた事でした。
そんなすごい現場なのに、人ひとりいなくて真っ暗でした。
（後に、阪急宝塚線の上に東海道新幹線が落ちてた現場だった事が解りました）

西宮近くになると、あちこちで大きなビルが倒壊していました。
道路まではみ出して傾いてるマンションの横も通りました。
大きな地割れも生れて初めてこの目で見ました。

ようやく、西宮の山の上にあるブリーダーさん宅に
到着したのはもう真夜中でした。

真夜中から、交配が始まりましたが
その間、何回も余震が続いていました。

京都に戻った時にはもう夜が明けていました。
実に、京都から西宮まで往復15時間。

それでも、どうしてもどうしても仔犬が生れて来て欲しかった・・・

そんな苦労の元に生れて来てくれた　
一人っ子の　▽・エ・▽ワンサ君...

（仔犬の頃は、こんなに可愛かった・・・）

もう今は、虹の橋の住犬になっちゃったけど
毎年、1月17日が来るたびに
今でも、あの日の事を思い出します。

我が家に・・・私の元に
生れて来てくれてありがとう。

今は、あなたが残してってくれた
私へと大きな　▼・エ・▼プレゼント達と供に楽しく暮らしてるから安心して
再び会える日まで待っててね・・・