詩集 裸心全通(らしんとおる):羅針全通:Rasin Toru  

現在、羅針全通(らしんとおる)となりました。「愛のある詩」を、「愛の詩」を創作しています。

詩:「鯖の目をした少年」、鯖の目の祝福

2018-08-26 17:26:57 | 
  「鯖の目をした少年」
           鯖の目の祝福
 鯖の目を開いた少年
 鯖の目をした少年
 そうするしかないのである
 今は そうするしか・・
 鯖の目を開いてしまった少年
 そうするしかないだろう
 通り越した 悲しみ
 通り越した 疎外感
 通り越してしまった そのもの
 いつか そんな少年たちの中に
 いつか そんな 少年たちこそが・・
 喜びの光のお土産を あたりに 
 送りはじめる
 そんなに疎外され 蔑まれても
 決して 人を恨まなかった
 鯖の目を開いてしまった少年
 どんなに疎外され続けても
 鯖の目を 開き続けていた 
 そんな ある季節
 その少年に・・・
 やっと 鯖の目の 底 が訪れる
 心の 場所へ たどり着いて・・
 少し微笑むことが できたんだ
 やっと 喜びの光りのお土産を・・・
 受け取れるんだね・・
 
 やっと だった ね
 
おめでとぅ

                
裸心全通(羅針全通:らしんとおる


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