詩集 裸心全通(らしんとおる):羅針全通:Rasin Toru  

現在、羅針全通(らしんとおる)となりました。「愛のある詩」を、「愛の詩」を創作しています。

詩: もの悲しい時  The Rasin Poems My Load 抜粋  裸心全通(RasinToru)

2012-10-02 20:58:07 | 
『田舎の散歩:牛舎のフェンスごし』:もの悲しい時の詩:物悲しい時の詩


曇り の この やわらか 坂
砂利道 くぼみ   気にならない
隣の  牛舎  から
見えて  いる

板 を  張った フェンス

時間 が  たって

少し だけ  ほんの ちょっと
よじれて る

趣きの 風景 を   ・・ 遠くに 目くばせ

また フェンス へ  と

目を 向けながら   進んで  く

この 塀 の 影 ひんやり  と
曇り ながら に 感じて た

農婦 が 見ている この 景色
干し草 積み積み 横 向いて   ・・

フェンス ごしに 置かれてる ・・

子どもが 置いた 道端 の

三輪車

赤とんぼ  ハンドルに とまって る の
見 つけた

もの悲し そう に  まわり の 景色
何か 悲しい 疎外感

と ん ぼ に どんどん 近づくよ

とんぼ が  どんどん 大きく 見える
とんぼ の 目玉 に 近づいて  ・・
首を かしげる とんぼ と 一緒
小さな 景色 が 回った  よ

景色 が 小さく 見えてきて  ・・
どんぼ が 大きく 見えて きた

曇り 空 から  日 が射して
今 の 命 を まのあたり

不安や 刹那さ 怖さなど
すべて 消え失せ て ゆく

あかり の 希望
大空 から 力の呼吸が 降りた

               裸心全通(らしんとおる)



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