高槻しろあと歴史館
永井直清関連資料市指定記念特別展 「神になった殿さま-永井神社の名宝と高槻藩-」
期間:3月17日(土)~5月13日(日)
「江戸時代の半ば、この直清は神として祀られ、野見神社の一角に永井神社が創建されています。神社は高槻藩士たちの崇敬を集め、藩祖ゆかりの武具や甲冑、什物などが神宝として納められました。これからの神宝は大切に守り伝えられ、このたび「永井神社伝来 永井直清関連資料」と一括して高槻市指定文化財となりました。本展では、これらの文化財をはじめ、ゆかりの資料を一堂に展示します。」(公式より)
永井直清所用 伊予札黒糸威胴丸具足
前立に金箔押の輪貫文。頭立は欠損している頭形兜。胴は朱・金・黒と色鮮やか。
直清が大坂の陣で初陣を飾った際に着用した。
直清霊神像
上記具足を着用した騎馬像。直清を神として描いている。
永井直清所用 太刀 銘 景秀
附 金梨子地菊紋蒔絵散糸巻太刀拵
焼失した御所の再建に尽力した直清に対し後西天皇より下賜された。太刀拵には金蒔絵で菊紋が表されている。
永井神社
博物館の近くにあります。初代藩主・永井直清を祀る為1793年に当時の藩主であった永井直進が創建したそう。
永井直清は小牧・長久手の戦いで池田恒興を討ち取った永井直勝の次男。徳川秀忠の小姓となり後に書院番頭となる。1633年山城長岡藩主となり最初勝龍寺城に入ったが後に隣接した神足館に移っている。同時期に兄である尚政は淀城に入っており兄弟で淀川両岸を固めることになった。
当時の畿内支配はこの永井兄弟や京都所司代・板倉重宗に小堀政一(茶人の遠州)等「八人衆」の合議体制をとっていた。1649年高槻藩主となる。
今回の展示会にいくまでこの人物については知らなかったのですが、中々興味深い人物ですね。徳川譜代の大名は数が多すぎるのと鉢植えが酷いので追っかけるのが大変ですが、また面白うそうな展示があれば行ってみたいと思います。
ちなみに今回の展示会は無料でした。
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