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中華麺家まんまる

2005-05-07 10:24:11 | ラーメン店調査 (51~55点)
東京東部エリアの店には、地味で一見したところこれといった特徴やウリがないように見えるのにもk拘らず、非常に完成度の高いラーメンを食べさせてくれるところがいくつかある。「めんやもも@一之江」「夢うさぎ@西葛西」などが代表格であるが、ここ「中華麺家まんまる」もその内のひとつ。

奇抜さや新奇性こそないが、ジンワリと心に響く旨いラーメンを食べさせてくれる。「まんまる」は四ツ木駅から商店街を北上すること5、6分。お世辞にも活気があるとは言えないような商店街の外れに店舗を構え(付近に住む人たちには失礼ではあるが)本当にこんな場所にあるラーメン屋が旨いのだろうかと心配になってくるほどだ。

しかし、店内に入ってきびきびとラーメンを作るスタッフの姿を見ればその心配が杞憂であったことがすぐに判るだろう。ラーメンを作るスタッフの姿は活気に満ちあふれ、目に映るまんまるオリジナルTシャツもどことなく誇らしげだ。

カウンター10席程度に半個室になっている4人掛けテーブルが2卓。結構収容数は少なめなのだが、スペースをゆったりと広めにとっているので窮屈さは微塵も感じさせない。

ワンタンメンを味付け卵入りで注文。

これは旨い。ラーメン系Webサイトの情報どおり、ワンタンの中に具は殆ど入っていないのだが、おそらく単独でワンタンを味わうことよりも、スープが絡んだワンタンを味わうことに主眼が置かれているのだろう。文句なしに美味い。具が入っていないことにも不満はない。

穏やかではあるが香ばしさが五臓六腑に染み渡るような醤油スープには心持ち硬茹での中太麺が組み合わされており、「醤油らーめん」という作品の持ち味を、それこそ頭の先から足のつま先まで存分に堪能することができる。食べ進めている内にいつの間にかスープの最後の一滴まで飲み干さずにはいられない魔性の魅力を持った傑作だ。

麺:13点、スープ:17点、具:5点、バランス:9点、将来性:8点の計52点。

葛飾区ナンバーワンの店であると同時に東京東部エリア屈指の名店でもある。実力は間違いなく超一線級だ。「麺・粥けんけん@立石」が対立候補筆頭に挙がるが、こちらの方がやや上だと私は思う。


所在地:四ツ木
実食日:2004年1月

採点方法について
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