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[新]エイリアニスト シーズン1 #1〜2

2018年05月22日 22時11分35秒 | クライム・サスペンスドラマ
The Alienist (Original Series Soundtrack)
ルパート・グレッグソン=ウィリアムズ
Lakeshore Records


The Alienist Season 1 #1「橋の上の少年」The Boy on the Bridge

 1896年ニューヨーク市。少年の切断遺体が橋の上で発見され、エイリアニストと呼ばれる精神鑑定医のラズロー・クライズラー(ダニエル・ブリュール)は、ニューヨーク市警のセオドア・ルーズベルト本部長の命を受け、ニューヨークタイムズのイラストレーター、ジョン・ムーア(ルーク・エヴァンス)を現場に向かわせる。殺されたのは女装した男娼ジョルジオ・サントレリーだった。
※以下、ネタバレあらすじです

 切り取られた内臓が足元に置かれ、性器も切り取られていて目玉は鳥に抉られていたと詳細を聞いたラズローは容疑者に面会する。ウォルフと話し彼が犯人ではないと判断する。そしてラズローは自分の患者が殺された未解決事件との類似性に気づき、ツヴァイク事件の遺体の検証をルーズベルト警察本部長に要求する。検視報告書の閲覧を却下されたためジョンは幼馴染で本部長秘書のサラに依頼する。

 殺された双子のベンジャミンとソフィアは3年前貯水槽で発見されていた。母親は女の子の服を着たがるベンジャミンの行為を正当化したクラズローのせいだと恨んでいた。ラズローは本部長より派遣されたアイザックソン兄弟の協力を得て検視を始める。そんな中、ラズローは馬車に切り取った舌を放り込んだ怪しい男を追う。冷酷な殺人犯は次の標的に近づいていた。

The Alienist Season 1 #2「特捜班発足」A Fruitful Partnership

 貧困層の少年を狙う連続殺人事件だと睨んだラズローは、検視局に舌を切り取られた死体がないか調べる。サラはジョンとサントレリー家を訪ね、ジョルジオの父が警察から受けた仕打ちを知る。警察2人と司祭は「ジョルジオの死は自業自得で、殺された他の少年と同様にクズ同然で誰も気にかけない」と言っていたことが分かる。そしてサラはコナー警部が隠していた未成年の殺人事件のファイルを見つける。黒人の少年と、アーロン・モートンも男娼でジョルジオと同じ手口で殺され、遺体は橋に置かれていたと判明。

 ベンジャミンの頬と目の上の骨に刃の跡があったのはナイフで目をくり抜かれたと判明。ラズローはジョルジオの骨にも同じ跡がある、他に貧困層の2人の少年の被害者がいると言ってルーズベルト本部長に独自の捜査班結成を認めさせる。アイザックソン兄弟は凶器を特定し、指紋鑑定を提案する。彼らはベンジャミンの懐中時計の裏に残された血の指紋を見つけていた。ラズローは残された証拠から犯人像を作り、パターンが浮かび上がると捜査手法を提示する。

 ジョンは捜査のため売春宿であるパレシス会館へ向かう。そこを仕切るのはビフ・エリッソンという男で、ジョルジオの客は彼に罵られるのが好きだったという。サリーという男娼からジョルジオには裕福な常連客がいて、シルバースマイルの話ばかりしていたと知る。ジョンに薬を盛ったビフは男娼たちを差し向ける。そこにはコナー警部もいた。

<登場人物>
◆ラズロー・クライズラー(ダニエル・ブリュール)/エイリアニストと呼ばれる精神鑑定医で変わり者扱いされている
◆ジョン・ムーア(ルーク・エヴァンス)/ニューヨークタイムズのイラストレーター。ラズローとはハーバードの頃からの旧友
◆セオドア・ルーズベルト(ブライアン・ジェラティ)/ニューヨーク市警の本部長。市警内を一掃しようと奮闘
◇サラ・ハワード(ダコタ・ファニング)/ニューヨーク市警初の女性職員。ジョンとは幼なじみ
◆マーカス・アイザックソン(ダグラス・スミス)/ルーカスとは二卵性双生児。部長刑事で分析が得意
◆ルシアス・アイザックソン(マシュー・シアー)/マーカスの双子の兄で部長刑事。メガネ
◆ビフ・エリソン(フォーク・ヘンチェル)/パレシス会館を経営する実業家で警察を買収している
◆コナー警部(デヴィッド・ウィルモット)/汚職警官
◆サイラス(ロバート・ウィズダム)/ラズローの下男
◇メアリー/ラズローのメイド。口がきけない

ダニエル・ブリュール&ルーク・エヴァンス&ダコタ・ファニング共演ということで楽しみでした。Netflixで4月から配信は始まってましたが、じっくり見たかったので今頃になりました。
舞台は19世紀のニューヨークで、まだ犯罪心理学や行動心理学がまがい物扱いされていた時代。女性が市警で働いているのも大変珍しく、事件現場は写真撮影ではなく写生。指紋ですら警察は認めてなかったなんてさぞかし捜査は大変だったろうなぁ。
少年の男娼を殺して目や性器まで切り取っていたなんて、ゲイに対するヘイトクライムか?それとも犯人自身がゲイで憎悪されてきた矛先を被害者に向けている?…こんな風に様々なクライムドラマを見ていると予測していますね。ラズローもチームを組んで共通点などから犯人像を作って行くわけですが、それぞれに得意分野があるので良いチームを結成したと思う。
警察も腐敗しきっているので、金持ちが売春宿の客だとバレたらまずいとかの理由で事件を葬ってたんでしょうね。それがまた捜査を邪魔してて迷惑。
最後はジョンが犯されそうな感じで終わったので大変!何もされてなくてもそう見えれば評判を貶められるので狙い通りなのかな。
サラも指示されてなくても自ら行動する女性なのも好感が持てますね!男女差別に負けず頑張って欲しいと応援したくなります。

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<エピソード>
#1〜2 #3〜4 #5〜6 #7〜8 #9〜10

The Alienist: Book 1 (Laszlo Kreizler & John Schuyler Moore) (English Edition)
Caleb Carr
Mulholland Books

エイリアニスト―精神科医 (上) (ハヤカワ文庫 NV (925))
中村 保男
早川書房


視聴環境:Netflix

©︎2009 シーサイド発


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