シーサイド発

海外ドラマのあらすじをネタバレでレビュー!ゲーム・オブ・スローンズ、ウォーキングデッド、アメコミなど

[終]エイリアニスト シーズン1 #9〜10

2018年06月20日 22時58分32秒 | クライム・サスペンスドラマ
Alienist
Lakeshore Records
Lakeshore Records


The Alienist Season 1 #9「レクイエム」Requiem

 メアリーの身に起きたことに責任を感じ、自分を責めるラズローは捜査を諦めようとする。コナーといたドイルはメアリーがコナーをベッドに誘ってきたと主張する。ルーズベルト総監はバーンズの責任を追及する。サラは捜査を止めるわけにはいかないとジョンを説得。ジェイフィスは両親とジョージ・ビーチャムを殺し、その名を借りてジョン・ビーチャムになった、彼を見つければ良いと言って新しい捜査本部を立ち上げる。
※以下、ネタバレあらすじです

 8日後の聖バルナバ使徒の日までに容疑者を探さなければならない。名前を変えることで被害者から加害者に成り代わったことや、1890年に退院してから1893年のツヴァイク事件までの空白期間の謎を解明しようとする。サラたちは国勢調査局へ向かいジョン・ビーチャムことジェイフィスの居場所を調べ始める。調査員こそがジョン・ビーチャムだった。ユダヤ人家族から苦情があり解雇されていたことが分かる。その頃、ラズローは深い悲しみから自分の殻に閉じこもっていた。

 サラ、ジョン、アイザックソン兄弟はジェイフィスの家を訪ねるが、去年のクリスマスに慈善団体をクビになり出て行っていた。彼の部屋の踏み板の中から切断された猫の死体が見つかる。その夜、サラはコナーから脅される。ジョンは男娼のジョセフから、アリは父親を憎んでいたと聞かされる。コナーへの報復を企てていたサイラスは息子が現れて断念する。アイザックソン兄弟はジェイフィスに言い寄られていた娘エリーを訪ねると、親をどれだけ憎んでいるかを話していた友達だったと聞く。

 そして聖バルナバ使徒の日、ジョンたちは犯人が不幸な境遇や虐待の過去、飢えを見抜いて被害者を選び、信頼を得ていたと推測。被害者の父親たちが博打好きで借金があったことが共通点だと気づく。借金の取り立て屋に容疑者の特徴と一致する男がいることを突き止め、住処を調べに行く。カレンダーには被害者の名前が記されており、戦利品の目玉や臓器が見つかる。その頃、ジョセフはマキシーに金を盗られて浴場に戻ると惨殺されているマキシーを目撃する。


The Alienist Season 1 #10「空にある城」Castle in the Sky
[シーズン1最終回]

 浴場でマキシーが遺体となって見つかり、市長は混乱を抑えるため遺体をベルビュー病院に移送させる。姿を消したジョセフを心配するジョンは、サラに胸の内をさらけだす。君を愛していると打ち明け、想いを認めて欲しいと話し、サラはキスに応じる。ラズローは父親が二面性を持っていて、腕を後ろに捻られ骨折したと打ち明ける。サラは父親がうつ状態だとは気づかずにいて、症状が悪化し自殺を図ったのを自分が発見したと打ち明ける。サラと互いの心の傷を打ち明け合ったラズローは殺人鬼との対決を決意する。

 現場を訪れたラズローは浴場とは別の場所で殺されたと見抜き、ジェイフィスの部屋の上下水道の地図から逃走路を変更したことを知る。一方のジョセフは監禁され、袋に入れられた猫を殺すのを見させられる。サラは”ルカの福音書”のヨハネの言葉「水で洗礼を授けるが、より優れた方がくる」から、水は浄化の役割を担い地図から場所を選んでいると推測。ラズローは6月24日の洗礼者ヨハネの日にジョンをオペラに誘う。

 ついに殺人鬼との対決の日、ラズローとジョンはオペラ鑑賞へ出かける。ラズローの動向を追うバーンズもその場に来ており、サラやルーズベルトたちはブルックリン橋で待機していた。ラズローたちは舞台の盛り上がりに紛れその場を離れ、バーンズの目を欺く。犯人が前回眼球を奪わなかったのは儀式が変化していると睨み警察を出し抜く必要があった。クロトン貯水池に向かうとジョセフが助けを呼ぶ声が聞こえる。ジョンがジョセフを保護するが、ラズローはジェイフィスに襲われる。尾行してきたコナーがジェイフィスを撃ち、ラズローをも殺そうとする。

 そこへサラが駆けつけ、コナーに弾を撃ち込む。撃たれたジェイフィスは屋上によじ登っていた。ラズローは殺した理由を尋ねるが息絶えてしまう。サラは自分がコナーを撃ったとルーズベルトに報告。ジェイフィスの脳を解剖するが異常なところは見られなかった。ラズローはそんな彼を怪物ではなく傷ついた子供だと言う。

 ルーズベルトはコナーが正義のため命を落としたとして勲章を遺族に授与する。それを見てバーンズはほくそ笑む。ラズローのチームは友情に祝杯をあげ、ラズローはメアリーのために用意した指輪をジョンに託す。その後、ラズローは父親に面会し「人は自分の能力以上の存在にはなれない」と言ったのは一生続く失望と苦痛に備えさせるためだったと理解を示す。だがそれは違う、私は能力以上になれると信じていると告げる。

ジョージ・ビーチャムに犯されたジェイフィスが彼と自分の家族を殺し、彼の名を名乗っていた訳か!ややこしいw
被害者の選び方は分かったけど、何のために殺しを続けていたのかは謎のまま。それを解明する為にもラズローはジェイフィスを生かしたかった訳なのに、またしても手柄を横取りしようとしたコナーに邪魔されてしまった。コナーはラズローたちも殺そうとしていたからサラが迷わずに仕留めてくれて良かった。メアリーを殺した張本人だし天罰は下ったかな。でも勲章を与えられたのは納得いかない!
犯人を突き止められたのもラズローにサラやジョン、アイザックソン兄弟という仲間がいたからこそ。ルーズベルト総監はこの後は政界に進出して行くので市警本部はどうなるやら?
犯人との対決〜コナー登場のあたりが、結構ハラハラさせられて手に汗を握る展開だった。犯人像を作り上げるまでの地道な捜査も見応えあったし面白いドラマだった。
他の難解な事件にも挑んで欲しいからイベント的に制作すれば良いのになぁ〜でも主演の3人が多忙だからどうかな?

↓応援ポチッ!とお願いします
にほんブログ村 テレビブログ 海外ドラマへにほんブログ村

<エピソード>
#1〜2 #3〜4 #5〜6 #7〜8 #9〜10

The Alienist: Book 1 (Laszlo Kreizler & John Schuyler Moore) (English Edition)
Caleb Carr
Mulholland Books

エイリアニスト―精神科医 (上) (ハヤカワ文庫 NV (925))
中村 保男
早川書房


視聴環境:Netflix

©︎2009 シーサイド発


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。